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なにわ遊侠伝(どおくまんプロ、eBookJapan Plus)は、大阪のとある“反社”団体の面々の生活をコメディタッチで描いた漫画

なにわ遊侠伝(どおくまんプロ、eBookJapan Plus)は、大阪のとある“反社”団体の面々の生活をコメディタッチで描いた漫画

なにわ遊侠伝(どおくまんプロ、eBookJapan Plus)は、大阪のとある“反社”団体の面々の生活をコメディタッチで描いた漫画です。どおくまんプロの作品で、みわみわ、太地大介、小池たかしなどが著者として名を連ねています。全23巻

『なにわ遊侠伝』は、どおくまんプロの作品で、eBookJapan Plusから上梓されています。

著者は、 作:みわみわ、太地大介、協力:小池たかし、となっています。

どおくまんプロは、担当するスタッフの名前が、著者としてクレジットされるんですね。

嗚呼!!花の応援団』でブレイクした、どおくまんプロが描いた仰天ギャグの世界です。

『嗚呼!!花の応援団』は、南河内大学応援団のギャグ群像劇漫画で、中でも、親衛隊隊長で3回生青田赤道の、ハチャメチャな行動に振り回される富山一美と北口良一のドタバタがストーリーの中心です。

今回の『なにわ遊侠伝』は、大阪なにわを舞台にした反社団体・金州組の話で、「青田赤道」にあたるのが若頭補佐の暴走ヤクザ・開門快道(かいもん・かいどう)です。

そして、富山一美と北口良一にあたるのが、山田英二(やまだ・えいじ)と福永誠(ふくなが・まこと)です。

若い2人がヤクザの組員になりましたが、極道といったら、車はベンツ、女はよりどりみどり、金は腐るほどあると思い描いていたわけです。

しかし、実際には本部事務所住みで、初仕事が組事務所の掃除。

給料なんてなく、シノギもままならない。

しかも、開門快道の暴走に巻きこまれて失敗することもしばしば。

でガッカリする。しかも、蜘蛛を見たら退治しとけと言われて……!?

成田若頭は蜘蛛が苦手だったのです。

ヤクザが便所のクモ退治かと……。

基本的には、『嗚呼!!花の応援団』同様、絶対的な主役のいない群像劇です。

親分の金州金太郎は、ライバルの徳間組を意識して、どうでもいいことでもマウントをとられると、メンツがあるといって子分たちに無茶振りをします。

このへん、メンツを重んじる極道を面白おかしく描いています。

大阪らしい展開です。

ヤクザ漫画なんて不謹慎と思われますか。

まあそうかもしれませんが、そうまじめに論評するのが、バカバカしくなるほどの、バカバカしく楽しめる漫画です。

『嗚呼!!花の応援団』の極道版ですが、ピカレスクなストーリーはほとんどなくて、まあたぶん、たこ焼き屋でも、ホルモン焼き屋でも、何でもよかったんだろうと思います。

一説には、組長のモデルは、ネットで伝説の人となっている、今は引退し、組も解散した元山口組直参らしいのですが、私が見るに、あくまでも風貌など外見の一部を参考にしただけで、若頭も高倉健、若頭補佐は成田三樹夫そっくりの人物が描かれているフィクションです。

ずっこけたり、びっくりしたりしたときのリアクションや表情が、どおくまんプロ独特のギャグになっています。

ほら、「げっ」とか言って、目玉が長く飛び出すアレ。

あのリアクションは笑ってしまいますよね。

週刊誌の『アサヒ芸能』に連載されていました。

コミックは累計発行部数450万部を突破したそうです。

そして今回、KindleUnlimitedで読み放題リストに入りました。

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色とカネと切った張ったと

群像劇と書きましたが、やはりいちばん目立つのは開門快道です。

若頭補佐兼攻撃隊長。

いつもアーミー服を来て、顔には目立つ傷。喧嘩と女が大好きという、武闘派ヤクザらしいキャラクターです。

父親が中小企業を経営する娘と、開門快道が交際しているので、その父親は困っています。

しかし、商売はうまくいかず、どんどん借金はかさんでいきます。

2000万円を作らないと、不渡りを出してしまうそのとき、開門快道がお金を都合してくれたと言うので、約束のホテルスイートルームに駆けつける父親。

すると、部屋では開門快道と娘が、裸で腰を動かしている最中!

ガビーンと目玉を飛び出した父親ですが、何とテーブルには2000万円の金が。

「お父ちゃん、私たちのこと許してくれる?」

「許すも許さんも、開門さんはサイコーの婿さんじゃー」

……が、札束の下には、お金を都合した手数料として、開門快道からの500万円の請求書が。

ヤクザはこのへんは、きっちりしているという話です。

アニメや映画化も

450万部を突破した人気漫画だけあり、ヤクザ漫画でありながらアニメ化、


映画化もされました。


そのどちらも、安岡力也さんが出演しています。

アニメの方、いまだったら地上波では無理でしょう(笑)

ただ、ギャグだけを連発しているのではなく、実際の話しを下にしているものもあります。

原作にもありましたが、ノミ屋の話はリアルですね。

メモは飲み込むとか、電話はすぐに取るとか。

だから「ノミ屋」というのか、というもっともなコメントも入っていますね。

ただ、今はオンラインを通信手段に使うので、また事情は違うと思いますが。

まあ、論より証拠でご覧ください。

以上、なにわ遊侠伝(どおくまんプロ、eBookJapan Plus)は、大阪のとある“反社”団体の面々の生活をコメディタッチで描いた漫画、でした。


なにわ遊侠伝 (1) – みわみわ, 太地大介, 小池たかし, どおくまんプロ

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