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スティーブ・ジョブズなど国内外の偉人の有名なエピソードを紹介するのは『マンガ 世界の偉人伝 未来を作った10人』(西東社)です。

スティーブ・ジョブズなど国内外の偉人の有名なエピソードを紹介するのは『マンガ 世界の偉人伝 未来を作った10人』(西東社)です。

スティーブ・ジョブズなど国内外の偉人の有名なエピソードを紹介するのは『マンガ 世界の偉人伝 未来を作った10人』(西東社)です。ひとりにつき20~30ページとしっかりページをとり、一人ひとりの詳しい解説や写真資料も掲載しています。(文中敬称略)

本書『マンガ 世界の偉人伝 未来を作った10人』(西東社)がとりあげている偉人は、

男性編には、ガリレオ、ディズニー、スティーブジョブズ、リンカーン、エジソン、坂本龍馬、ライト兄弟、手塚治虫、プスカシュ、野口英世、

女性編には、シャネル、マザーテレサ、アンネ・フランクなどを収録しています。

その10人について、日本史編、科学編、夢・平和編など、テーマで区切ってエピソードをしっかり見せています。

先日は、手塚治虫をご紹介しました。

マンガ世界の偉人伝未来を作った10人(西東社編集部)は、手塚治虫など歴史に名を残す10人の生涯と功績を漫画化しました
マンガ世界の偉人伝未来を作った10人(西東社編集部)は、タイトル通り歴史に名を残す10人の生涯と功績を漫画化しました。この記事では、その中で、「漫画の神様」ともいわれ、日本の漫画・アニメを世界に広めた功績を持つ手塚治虫の話をご紹介します。

夢を持つこと、努力をすることの大切さを、10人の偉人たちの人生を子どもにもわかりやすいマンガで紹介しています。

巻末には、一人ひとりの詳しい解説や写真資料も掲載しています。

ということで、今回はスティーブ・ジョブズ(1955年-2011年)をご紹介します。

現代のテクノロジー業界に多大な影響を与えた革新的な実業家で、Appleの共同設立者として最も知られています。

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本当にいいものは、こだわらないとできない


ジョブズは1955年2月24日に、シリア人の父アブドゥルファター・ジャンダーリと、ドイツ・スイス系アメリカ人の母ジョアン・キャロル・シーブルの間に、カリフォルニアで生まれました。

しかし、ムスリム(イスラム教信者)のジャンダーリと結婚することに反対した、シーブルの父親によって2人は破局。

ポール・ジョブズとクララ夫妻に養子に出されました。

ジョブズは、養父から、「本当にいいものは、こだわらないとできない」とおそわります。

ジョブズの学力は優れていて、飛び級で上級学校に進学しますが、「学校の授業がつまらない」と、カレッジを1ヶ月で中退してしまいました。

ジョブズはゲーム会社に就職しますが、コミュニケーションができない、身なりも構わず風呂にも入らないので同僚は嫌がり、ひとりで夜間に働くことにしました。

しかし、そこで真価を発揮して、「ブレイクアウト(Breakout)」という、当時としては革新的なブロック崩しゲームを開発。ジョブズは、新しいものを作る喜びを実感しました。

ジョブズはその後、インドで東洋思想に触れ、ヒンドゥー教の核心にある教えの「輪廻」(サンサーラ)を知ります。それは仏教で「諸行無常」という教えにつながっており、ジョブズの価値観に影響を与えます。

ジョブズは、ガレージでApple社を立ち上げ、Macintoshをリリースします。

しかし、ジョブズのこだわりと、コミュニケーション力の問題から人が離れ、創業者でありながら会社を追われます。

1985年にAppleを去った後はNeXTを設立。

CG映画会社ピクサーの買収により、1995年には『トイ・ストーリー』が大ヒットしました。

一方、ジョブズの去ったアップルは業績が悪化していました。

すると、ジョブズはNeXTをAppleに売却。1997年にAppleに復帰しました。

普通、会社を追われたら、NeXTがAppleを吸収する形で「報復」しますよね。

しかも、この頃のAppleはつぶれかけており、競合社のマイクロソフトから援助も受けましたよね。

そんな会社に、わざわざ会社ごと出戻ってあげた。

それだけ、Appleにこだわりがあったんでしょう。

ジョブズは、Appleがだめになったのは、新しいものを創るという心意気に欠けていたと分析。

他社と違うことを考えよう!

開発商品を絞り、ひとつの製品に人やお金を集中させることで、新商品は次々ヒットします。

iMac、iPod、iPodmini……。

ところが、iPodminiは人気商品だったのに2005年に生産が中止されました。

その理由は、その人気に慢心せず、すぐに後継機のiPod nanoを発売したためです。

ジョブズの「諸行無常」の精神がそこに見られます。

そして、2007年にはiPhone、2010年にはiPadを発表。

ビジョンとデザインに対するこだわりが、Appleを世界有数の企業へと成長させました。

ジョブズのビジョン、リーダーシップ、そしてデザインへの情熱は、現代のテクノロジーとエンターテイメントの世界に深く刻まれています。

その遺産は、今でも私たちの日常生活に影響を与え続けています。

過去は振り返らない

ジョブズの唯一の影の部分としては、実父のジャンダーリに生涯会おうとしませんでした。

ただ、ジャンダーリも、息子の成功に便乗していると思われるのを恐れ、親しい友人にも息子について語ることはほとんどなかったといいます。

私は、ジャンダーリが育てられなかったのは残念であると思いますが、その後のけじめのある態度は、せめてもの救いであると思います。

かつての山口百恵の実父のように、非嫡出子のまま、医師のくせに経済的な面倒もみなかった挙げ句、彼女が有名になるとしゃしゃり出てきて、事務所からお金を借りたり、彼女に無心したり、遂には親権を求める裁判を起こしたりしていた者もいます。


偏差値の高い医学部出身で、ひとさまの病気を治療する医師だから人間的にも高貴に違いない、とは限らないわけです。

ジョブズのバイタリティには、実父を見返してやりたい、という気持ちがあったのでしょうか。

Apple製品はいくつか使っていますが、やはりi-phoneはいいですね。

アップル製品、使われていますか。

以上、スティーブ・ジョブズなど国内外の偉人の有名なエピソードを紹介するのは『マンガ 世界の偉人伝 未来を作った10人』(西東社)でした。


マンガ 世界の偉人伝 未来を作った10人 – 西東社編集部

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