もう記事構成で迷わない!ブログで収益化する『14のテンプレート』(Eureka著)は、文字通りブログ記事の雛形パターンを枚挙しています。タイトルはどうすればいいか、キーワードは何を意識したら良いかなどがひと目で分かるので記事づくりに役立ちます。
もう記事構成で迷わない!ブログで収益化する『14のテンプレート』 The Nonfiction Affiliate (アフィリエイト)は、Eurekaさんが上梓したKindle書籍です。
ブログ記事のパターンのひな型を14通りまとめたものです。
ブログは更新が大切ですが、どうしてもネタが出ないことがあります。
私も経験があります。
そんなときに、自分のちょっとした思いつきを、本書のテンプレートに当てはめると、立派なブログ記事ができることでしょう。
本書は2022年11月4日現在、AmazonUnlimitedの読み放題リストに含まれています。
ネタ枯渇や、離脱率、直帰率の改善に
テンプレートという言葉は、鋳型、雛型、定型書式などの意味に使われています。
Web掲示板でスレッドを立てる時に、テンプレなんていいますね。
つまり、書き物を作成する際の、雛型となるデータやファイルなどのことを、テンプレートと呼びます。
本書『もう記事構成で迷わない!ブログで収益化する『14のテンプレート』』は、タイトル通り、ブログの記事を成立させるための、14通りのひな型をまとめています。
ブログと言っても、いろいろなジャンル、書き方があります。
思いついたことを、不定期になんとなく書く場合はともかくとして、アフィリエイト記事だからキーワードやネタの掘り下げ方に気をつけなければいけない、毎日更新しなければいけない、なんて縛りがあると、なかなか日々の更新が大変です。
そんなとき、ブログ記事のパターンと、それぞれのパターンの書き方をまちめてあるテンプレートがあれば、スムーズな記事づくりができるでしょう。
本書は、ブログ記事にありがちな記事のパターンを14通り紹介し、それぞれのパターンの書き方を指南するテンプレート書なのです。
表紙には、『もう記事構成で迷わない!』と書かれています。
『ブロガー必見』『書き方がわからない』『ネタが尽きた』『離脱・直帰率が高い』(人にはぜひ利用してほしい)と書かれています。
『即効性◎』『実用性◎』とも。
離脱率というのは、Webサイトを訪れた閲覧者が、そのページを最後に閲覧して離脱した割合のことです。
たとえば、複数のページにわたる記事で、すべてを読み切る前に別のサイトに移ってしまう場合があると、どのページで離脱する人が多いのかを知るための数字です。
離脱率が高いというのは、そのページに何らかの理由があって読者が記事を読むことから離れてしまうわけです。
一方、直帰率というのは、離脱の一種です。
閲覧者が、あるページだけを見て、ほかのページを閲覧せずにすぐに去ってしまう割合です。
いずれにしても、ページから去ってしまうわけです。
ブログというのは、複数の記事で成り立っていますし、ひとつの記事の中に、他の記事のリンクが入る場合もあります。
面白ければ、他のページも読もうということになるでしょうが、つまらなかったら、そのページすら全部読んでもらえずに去ってしまうかもしれません。
そういう悩みのあるブロガーに、と胸を張って自薦しているのが本書です。
「Googleから高評価を得やすい」体験記事のテンプレ
Amazonの販売ページには、「レビュー・体験談記事」の「テンプレ」が書かれていると紹介しています。
本書によると、「レビュー記事・体験談記事」のテンプレートとは、実際に買ったり試した「経験」を記事にするテンプレートです。
検索結果に、「○○買ってみた」「○○試してみた」などのタイトルになっている記事がありますが、それは書き手自身の体験を書くということで、絶対に「あなたオリジナル」の記事内容になりますから、「Googleから高評価を得やすい」という特徴があるといいます。
たとえば、このブログ『市井の話題書厳選』もそのジャンルに入ります。
つまり、〇〇という本を読んでみた、という記事だからです。
もっとも、このブログの記事は、思ったままを書いていて、決まったテンプレがあるわけではありません。
確かに、テンプレ化すれば、記事作成が楽になるかもしれませんね。
参考キーワード例
本書はまず、記事で意識するキーワードの例を示しています。
キーワードというのは、記事の肝になる言葉です。
その言葉を中心にした記事字作りをすると、読者が検索エンジンでその言葉で検索した時に上位に表示され、読んでもらえる、ということです。
たとえば、商品レビューですと、本書は特定の複合キーワードを意識した記事づくりを指南しています。
・商品×〇〇○
・商品名×〇〇○
・商品名×〇〇
2語ずつですが、これを複合キーワードといいます。
商品の検索をする時に、その商品名だけを入力しますか。
その評判を知りたかったら、「商品名 評判」とか、「商品名 口コミ」などと入力して検索しますよね。
すなわち、その商品の記事を書く時は、商品名とともに、その2つめのキーワードを意識せよ、ということです。
キーワードについては、以前、キーワード選定について書かれた書籍である『アフィリエイトで年3000万稼ぐ人の検索キーワードの法則』(中村貞文著、秀和システム)についてご紹介しました。
商用・アフィリエイトブログはもちろん、私的ブログであっても参考になる内容が書かれています。
こちらも、ご覧いただければ幸甚です。
記事タイトルテンプレート
タイトルのテンプレートというのは、こんなタイトルにしたらいかがですか、というタイトルの付け方の例です。
本書にはいくつか書かれています。
たとえば、タイトル文の前に【体験談】とつけることを教示しています。
タイトル文の内容については、タイトルは31文字以内にまとめる必要がありますが、その中で、読んでみたくなるような内容にするには、この商品を体験したことが、こんなことがこんなふうになった、という変化を書いてみることを勧めています。
「このシャツ〇〇は明るい模様でお気に入り」と書くよりは、「噂のシャツ〇〇を着て街を歩いたら、すれ違っていた人が振り向いてくれた」とかね。
どういうタイトルかによって、見てもらえる可能性は大きく変わりますからね。
見出しテンプレート
見出しは、500文字ぐらいでまとめることといいます。
いきなり結論を書くとか、記事の要約を書くとか、TwitterなどSNSから引用して紹介するなどを勧めています。
ブログの中には、なんとなくかき始めているものってありますよね。
でも、それって読む側からすると、とっつきにくいといいますか、なんか読み続けたくなくなってしまうんですよね。
ですから、いきなり結論を書くとか、これこれこういうことってありませんかと問題提起して、本文でその解決策として自分の体験を書くとか、買うことでわかったその商品のメリットを枚挙するとか。
とにかく、そのあとの本文を読みたくなるような展開にすることです。
よくある質問
記事作りをするに当たっての質疑応答が書かれています。
その中で、とくに興味深いものをひとつご紹介します。
悪い口コミやデメリットを紹介してもいいのか、という質問に対して、著者はそれを勧めています。
そういえば、商品・商材を検索しようとすると、「〇〇 詐欺」というサジェストワードが出てくるときがありますよね。
サジェストワードというのは、検索キーワードの後ろにスペースを入力すると、自動で表示される「検索候補」のことです。
「えー、良さそうな商品・商材だったけど、やっぱり詐欺なの?」と一瞬心配してしまいますが、そうではなく、多くの人があえてネガティブな検索をして、悪い評判がないかどうか調べているんですね。
つまり、いいことしか紹介されないと、「本当は悪いこともあるんじゃないのか」と心配するわけです。
ですから、いいことばかり書くだけでなく、デメリットがあるからきちんと書くことで、「そこまで書いてくれるんなら」と、記事を信用してもらえるわけです。
50記事ぐらい書けばマスターできる!?
本書によると、このようなテンプレートに沿って実際に記事を書くと、30記事ぐらい書いたあたりで、いちいち本書を見なくてもテンプレが頭に入り、50記事ぐらいでマスター出来、100 記事ぐらい書くと人に教えられるようになるといいます。
まあ、継続は力ですから、何にせよ続けることが大切ですね。
ブログネタに困っているみなさん、いかがですか。
以上、もう記事構成で迷わない!ブログで収益化する『14のテンプレート』(Eureka著)は、文字通りブログ記事の雛形パターンを枚挙、でした。
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