天才の習慣 成功の考え方と秘訣を学ぶ(ライブ、カンゼン)は、古今東西の「天才」といわれた80人の行動と考え方=習慣を紹介しています。科学者、文学者、音楽家、実業家、アーティスト、作家などの中から、今回はホーキング博士にフォーカスします。
本書は、偉大な功績を残した世界の80人。「天才」たちの知る人ぞ知る「習慣」の数々を、なぜその習慣を行っているのかという理由や効果をエピソードを織り交ぜながら紹介しています。
Amazon販売ページによれば、こう書かれています。
「天才」とはどんな人なのでしょう。
元々何かしらの才能がある人、能力を得るために努力できる人、運が良かった人、色々な考え方ができると思います。
ただ、忘れてはいけないのは、どんな天才であっても、それを世の中にしらしめ、成功を収めるために、多くの時間を要したということです。そして、そのために彼らが行っていたのが、「習慣」です。
「習慣」とは、同じことを何度も繰り返すことです。
毎日、毎週、毎月、それを続けることで、才能は花開き、「天才」と呼ばれるにいたるのです。
解説ページでは、その人の経歴や、エピソード、残した名言なども掲載しています。
80人の中で、今回はイギリスの理論物理学者、スティーヴン・ウィリアム・ホーキング(英: Stephen William Hawking CH CBE FRS FRSA、1942年1月8日 – 2018年3月14日)をご紹介します。
「ホーキング博士」のことです。
1960年代、学生の頃に筋萎縮性側索硬化症(ALS)を発症したとされています。
ALSは、進行性の神経筋疾患で、徐々に身体の機能を失う病気です。
発症から5年程度で死に至る病であると考えられていましたが、途中で進行が急に弱まり、発症から50年以上にわたり研究活動を続けました。
「24歳までの命」が76歳まで現役
天才物理学者ホーキング博士の言葉。
これ、モテでも同じモテる人は達成することにフォーカスしている
・どうやってデートに誘うか
・どうホテルまでの流れをくむかモテない人はできない理由ばかり考えている
・誘うと嫌がられないか
・断られたらツラいな何に思考を集中させるかでモテは決まる pic.twitter.com/Mw4x9Ucd4v
— 零時レイ@モテの法則 (@nanpasireiji) July 30, 2024
ホーキング博士は、オックスフォードで生まれました。
父フランク、母イゾベルは経済的には恵まれていなかったものの、父はオックスフォード大学で熱帯医学を学び、母も同大学でPPE(哲学・政治・経済の学際領域)を学びました。
不孝な難病にはなりましたが、両親が教育を受けている(つまり教育に理解がある)子弟に生まれたことは、何よりの幸運でした。
21歳で脊髄性筋萎縮症(ALS)と診断され、医師からは「24歳までしか生きられない」と言われましたが、ホーキング博士は非常に前向きな姿勢を持ち続け、車椅子での生活を余儀なくされながらも、大学院に進み、研究と教育に情熱を注ぎ続けました。
普通、死に至る病なんていわれたら、「勉強なんてやってられっか!」と思いますよね。
でも、冷静に、前向きに「生きる」ことを前提に研究と教育に情熱を注ぎ続けられたのは、
・少しだけ貧しい
・両親が教育を受けている
・両親の愛情を受けて育った(毒親ではなかった)
たぶん、「子どもが幸せになる」といわれる、この3拍子のすべてが揃っていたから、人格的にきちんと育っていたのではないかと私は思いました。
ホーキング博士の最も有名な功績は、ブラックホールの研究に関するものです。
彼は1974年に「ホーキング放射」という概念を提唱しました。
これは、ブラックホールが蒸発する際に放出される放射線のことです。
この理論は、ブラックホールの存在を間接的に証明する手段として非常に重要なものとなりました。
また、ホーキング博士は「ホーキング温度」という概念も提唱しました。
これは、ブラックホールの熱力学的な性質を記述するための温度のことです。
この概念は、ブラックホールの研究において重要な役割を果たしています。
24歳までの命は、どんどん延長され、ホーキング博士は76歳まで現役で頑張りました。
難病になった人だからこその名言
こんな奴おらんやろ~??wホーキング博士て。コレ真面目かな?東大法学部出て… pic.twitter.com/W39zOMiino
— 吉田?安伸???? (@Yy11200567) September 26, 2024
そんなホーキング博士が、いつも自分に言い聞かせていたことは、
できることに集中し、できないことは悔やまない
だったそうです。
まあこれはある意味、難病になって「できない」ことがはっきりしているから、そう割り切れたともいえます。
なまじ、五体満足で気力体力もあると、なんか何でもできそうな気がしますよね、若い頃は。
でも結局何もできない。
そうやって、いつのまにか歳を取っていきますよね(汗)
本書には、もうひとつ名言が出ています。
どれほど人生が困難だとしても、自分が成功できるものがかならずあるはずです
他の成功者も、似たような話をしますね。
でも、自分についていくら探しても、そんなもの見あたらない、ということはありませんか。
これはね、私も最近気づいたんですけど、凡夫はシぬほど努力なんてしたことないから、見当たるはずがないんです。
それは、死にものぐるいで取り組んだ人だけが、見つけることができるものなんです。
ホーキング博士を含めて、偉人たちが言ってる「誰でも何かを持っている」というのは、何でもいいから、死にものぐるいで取り組めば、きっと何かが見えてくるんじゃないかな、ということだと思います。
だから、生涯見つけられない凡夫がほとんどで、何が見つけられるかもわからないんです。
わからないけど、それに賭けてみようと思って頑張るか、面倒だからいいや、と思うかはその人次第。
生き方だから、どちらでもいいと思います。私もダラダラ生きるの好きな方だし。
ただ、成功者は誰であれ、何らかのことで、その「死にものぐるい」をくぐってきていると思うので、そこに敬意を表するのではなく、努力をシたこともない人が、「どうせ汚いこともヤッたんだろう」とか、シット心で「引かれ者の小唄」を謳うのは嫌だな、とは思います。
ホーキング博士は、一般向けにもわかりやすい啓蒙書を上梓しています。
読まれたことはありますか。
以上、天才の習慣 成功の考え方と秘訣を学ぶ(ライブ、カンゼン)は、古今東西の「天才」といわれた80人の行動と考え方=習慣を紹介、でした。