一味違う稼げる『まとめサイト』の作り方(トム著、Kindle)は、Web掲示板やSNSから特定テーマの書き込みをまとめたサイトの作り方を解説しています。キュレーションサイトともいわれ、ジャンルも多岐にわたり多くの閲覧者が集まります。
『一味違う稼げる『まとめサイト』の作り方』は、トムさんが上梓したKindle書籍です。
ブログで月5万円稼ぐ攻略法、というシリーズの第5弾として発表されています。
つまり、まとめサイトで5万円稼ぎましょう、ということです。
まとめサイトの作り方、必要なツール、広告の見つけ方や挿入ノウハウなどが紹介・解説されています。
まとめサイトとは、ある話題やテーマについて、Web掲示板やSNSで書き込まれたものを集めたもので、キュレーションサイトなどといわれます。
たとえば、Web掲示板に、ある話題でスレッドがたったとして、そこでは最高1000まで書き込みが入ります。
しかし、1000を全部読んでいくのは時間がかかりますし、中には「スレ違い」や無意味な書き込みなども入り込みます。
そこで、意味のある書き込みだけを集めて、ひとつの話題のコメントとしてまとめるのです。
Web掲示板については、ダイジェストといえるかもしれません。
また、TwitterやFacebookなどについても、シェアやリプライなどを追跡することで、関連書き込みが集まります。
どの書き込みを集めるかは、制作者によりますから、同じスレッドのまとめサイトでも、方向性の異なるものを見ることもできます。
既存の書き込みのまとめといいながらも、そこに制作者の主義主張や価値観が反映されるのは興味深いですね。
本書によると、著者のトムさんは、私立大学卒業後、ブログ執筆、ブログコンサルタント、Twitterマーケテイングなどで生計を立てているサラリーマンだそうです。
本書は2022年10月26日現在、AmazonUnlimitedの読み放題リストに含まれます。
『2ちゃんねる』は少なくとも2系統ある
まとめサイトを作るにあたって、その対象となるWeb掲示板といえば、やはり『2ちゃんねる』がまず思い浮かぶでしょう。
ただ、その点については、そもそも『2ちゃんねる』ってどのサイトを指すの? ということから明らかにしていかなければなりません。
なぜなら、巨大掲示板として、利用したことのない人でも名前ぐらいは聞いたことがある『2ちゃんねる』は、現在2つに分かれてそれぞれ運営されているからです。
そして、まとめサイトを作るにあたって、2つの『2ちゃんねる』には大きな違いがあるのです。
その2つを枚挙します。
- 「http://5ch.net/」である「5ちゃんねる」
- 「http://2ch.sc/」である「2ちゃんねる」
もともとあった『2ちゃんねる』はこちら。
ただし、権利関係で無用な紛争を生じさせないためとして、2017年10月に『5ちゃんねる』に名称変更。
ドメイン名も「5ch.net」に変更されました。
運営会社は「Loki Technology Inc」(フィリピン法人)
まとめサイト作成は無断転載は禁止されており、事前に登録が必要。
もともとあった『2ちゃんねる』の創設者である「ひろゆき」氏が2014年に開設。
5ch.netからスレを自動的に取得して表示しています。
運営会社は「PACKET MONSTER INC,PTE.LTD」(シンガポール法人)
こちらはスレの転載は一部の板を除いて基本自由。
元祖なのに名称変更したり、創業者が新たなサイトを作ったりと、なんともややこしいですね。
真相は不明ですが、2014年2月に、2ちゃんねる(2ch.net)の実質的管理権限が、ジム・ワトキンスさんに移転されると発表されました。
西村博之さんが、サーバー代をきちんと払わなかったことが発端といわれています。
まあ、あれだけの巨大掲示板ですから、サーバー代も相当な金額だったのでしょう。
もちろん、使ったら使用料を払うのは当然ですけどね。
ところが、ひろゆきさんは、それに対して「違法な乗っ取り行為」として、新たに2ちゃんねる(2ch.sc)を開設したのです。
その結果、「2ch」「2ちゃんねる」の商標権はひろゆきさんにあり、ドメインとしての「2ch.net」の登録権限は「Race Queen Inc」が管理という、複雑な状況になりました。
さらに、2017年10月には、ジム・ワトキンスさんが「2ch.net」を「Loki Technology Inc」に譲渡。
「Loki Technology Inc」が「5ちゃんねる」に名称を変更するとともに、ドメイン名も「5ch.net」に変更して現在に至るわけです。
つまり、もとからあったほうが、名称を変えてしまったのです。
それらは完全に2本に分かれているわけではなく、「2ch.sc」は「5ch.net」からスレを自動的に取得して表示していることで、ややこしく感じますね。
ただし、今回覚えておきたいのは、「5ch.net」のスレッドをもとにまとめサイトを作る場合、きちんと登録してまとめサイトを作ることを明らかにしておかないといけないけれど、「2ch.sc」はそういう縛りはない、ということです。
その2つのほかに、もうひとつ、「open2ch.net」という、2012年に誕生した2ちゃんねる風掲示板もあります。
コンテンツエンジニアの矢野さとるさんが開設し、こちには投稿はすべて著作権を放棄されており、自由に転載できます。
つまり、著作権云々の心配がないので、こちらをもとにまとめサイトを作っても良いかもしれませんね。
2chまとめくすを使いWordPressかライブドアブログで
本書では、『まとめサイト』に適応のある人は、「記事を書くのが面倒くさい」人だといいます。
- ネタが思いつかない
- 記事を書く時間が多く取れない
- 文章を書くのが辛い
すでにある書き込みをまとめるのですから、もっともな枚挙ですね。
ブログをやってみたい。
でも、ネタが有るかどうか心配。
文章を書くのが苦手。
そういう方には、ピッタリだと思います。
目次は、章をご紹介します。
- まとめサイトの概要
- サイトの方向性を決めよう
- まとめサイトに広告を設置しよう
- まとめサイトでコンテンツを作成しよう
- まとめサイトにアクセスを集めよう
開設の仕方から更新の仕方、運営の仕方、宣伝の仕方について書かれています。
本書があれば、まとめサイトを運営するところまでできます。
すでにお馴染みですが、本書では、まとめサイトコンテンツの作成には、2chまとめくすを紹介・解説しています。
2chまとめくすは、2chのスレッドをまとめる専用ツールです。
Webアプリなので、いちいち自分のマシンにインストールしなくても、ネット環境が整っていれば無料で使えます。
これはありがたいですね。
では、どこでまとめサイトを作成するか。
通常は、サーバーを借りて、WordPressで開設するのが良いと思います。
どこかのサービスを借りると、そこの広告が入ったり、独自ルールで何らかの制約があったりします。
また、いつサービス終了するかもしれませんので、安心してサイト運営を行うなら、WordPressをおすすめするわけです。
もし、コストを掛けたくない、設定が面倒そう、といった理由から、ネット上の無料ブログサービスを使うのなら、ライブドアブログの利用者がもっとも多いと思われます。
まずは、論より証拠で、本書を教科書にしてサイトを作ってみませんか。
以上、一味違う稼げる『まとめサイト』の作り方(トム著)は、Web掲示板やSNSから特定テーマの書き込みをまとめたサイトの作り方を解説、でした。