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湯川秀樹など偉人の生き様や功績などを紹介しているのは『まんがでわかる偉人伝 日本を動かした312人』(よだひでき著、ブティック社)

湯川秀樹など偉人の生き様や功績などを紹介しているのは『まんがでわかる偉人伝 日本を動かした312人』(よだひでき著、ブティック社)

湯川秀樹など偉人の生き様や功績などを紹介しているのは『まんがでわかる偉人伝 日本を動かした312人』(よだひでき著、ブティック社)です。日本を動かした偉人たち312人を、時代の流れにそって紹介。偉人の生涯を読みながら日本の歴史をおさらいできる一冊です。(以下文中敬称略)

本書『まんがでわかる偉人伝 日本を動かした312人』は、タイトル通り、日本の歴史に大きな影響を与えた312人の偉人たちを漫画で紹介する一冊です。

各章で異なる偉人の生涯や功績がわかりやすく、楽しく描かれています。

特に若い読者にとって、歴史を学ぶのに最適な一冊と言えるでしょう。

最澄や菅原道真、二宮尊徳などをこれまでご紹介しました。

最澄など、まんがでわかる偉人伝 日本を動かした312人(よだひでき著、ブティック社)は歴史に名を残す312人の功績を漫画化
まんがでわかる偉人伝 日本を動かした312人(よだひでき著、ブティック社)は、タイトル通り歴史に名を残す312人の功績を漫画化しました。この記事では、その中で、比叡山に延暦寺を建立した天台宗の開祖である、伝教大師こと最澄の話をご紹介します。
まんがでわかる偉人伝 日本を動かした312人(よだひでき著、ブティック社)は、タイトル通り歴史に名を残す312人の功績を漫画化
まんがでわかる偉人伝 日本を動かした312人(よだひでき著、ブティック社)は、タイトル通り歴史に名を残す312人の功績を漫画化しました。この記事では、その中で、平安時代に活躍した学者、詩人、政治家で知られている菅原道真の話をご紹介します。
まんがでわかる偉人伝 日本を動かした312人(よだひでき著、ブティック社)は、タイトル通り歴史に名を残す312人の功績を漫画化
まんがでわかる偉人伝 日本を動かした312人(よだひでき著、ブティック社)は、タイトル通り歴史に名を残す312人の功績を漫画化しました。この記事では、その中で、農村復興や報徳思想で知られている二宮尊徳(金次郎)の話をご紹介します。

Copilotに、見どころを枚挙してもらいました。

1.分かりやすい漫画形式……歴史の難解な部分が、わかりやすい漫画で表現されています。
2.多彩な偉人たち……さまざまな時代や分野から選ばれた312人の偉人たちが紹介されています。
3.学びやすさ……子供から大人まで幅広い年代に読みやすい構成となっています。

歴史に興味がある方には、ぜひおすすめの一冊です。

さて、その中で今回は、湯川秀樹(ゆかわ ひでき、1907年(明治40年)1月23日 – 1981年(昭和56年)9月8日)をご紹介します。

理論物理学者で、素粒子物理学の分野で重要な貢献をした人物です。

物理学には、理論物理学と実験物理学があります。

医師でいうと、内科医と外科医のような違いでしょうか。

湯川は、素粒子の結合の理論である「湯川相互作用」を提唱しました。

この理論は、陽子内部の陽子核と中性子が、強い相互作用によって結びついていることを説明しています。

この業績により、湯川は1949年に、日本人として初めてノーベル物理学賞を受賞しました。

湯川の研究は、現代の素粒子物理学の基礎を築くものであり、その功績は今も評価されています。

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原爆投下にショックを受け平和運動に


湯川秀樹は1907年(明治40年)1月23日に、東京府東京市麻布区市兵衛町(現:東京都港区六本木)において、地質学者・小川琢治(旧姓 浅井)と小雪の三男として生まれました。

つまり、生まれは小川秀樹だったわけです。

父親が京大の教授になったので、幼少期は京都で暮らします。

そして、大学も父親のいる京都大学に。

卒業後も大学の助手として残り、25歳で、医学博士の湯川玄洋の娘・湯川スミとの婚姻で湯川秀樹と改姓しています。

父親も夫人の姓を名乗り、自分も夫人の姓を名乗る。

当時は家制度なので、二代続けて「婿養子」ということになります。

めずらしいですね。

27歳のとき、理論物理学者として、原子核の中の陽子と中性子が強い相互作用によって結びついていることを説明するために、中間子の存在を仮定しました。

この理論は、2年後に、実験物理学のカール・デイヴィッド・アンダーソン(アメリカ)によって、その存在が確かめられ、湯川は1957年にノーベル物理学賞を受賞しました。

が、物理学の発展は一方で、原子爆弾の開発に繋がりました。

1953年、京都大学の基礎物理学研究所の初代所長になり、素粒子の研究を続けましたが、48歳の時、「世界平和アピール7人委員会」(下中弥三郎・植村環・茅誠司・上代たの・平塚らいてう・前田多門・湯川秀樹)を結成し、74歳で亡くなるまで、核兵器廃絶の平和運動を行いました。

科学者も人間ですから欲得はあります


原爆投下。許せないですよね。

ところが、開発した側は、自分の研究の「正しさ」の実践になるので、必ずしもそうではないらしいのです。

特に有名なのは、マンハッタン計画を主導したロバート・オッペンハイマーです。

彼は、原爆の開発に成功した際に「私は今、死の神となった」と興奮気味に語ったものの、後に彼はその破壊力と人道的影響に深い後悔を抱くようになったといいます。

投下されてから後悔しても遅いんですけどね。

自分の分野のことは、社会的な善悪も考えられず、自分の利益に走る「弱さ」「悪さ」を人間はもっているということです。

たとえば、カジノなどギャンブル一般には反対しても、胴元の搾取率が競馬の比ではない「宝くじ」を、決して総務省の役人は否定しません。

それだけでなく、そういうところからお金(補助金)をもらっている統計学者や社会学者も、だんまりを決め込みます。

食品添加物の害については、たしかに一部消費者運動が騒ぎ過ぎの感もありますが、理系の学者は産学共同や寄付研究を行っているので、やはり「害がある」と強くはいいません。

そういった利害関係がなくても、思想信条や価値観から、憲法や法律の解釈、事件や社会現象の見方などで、高名な学者であろうがバイアスがかかることはあります。

ですから、私たちは、テレビに出ているから、本を書いているから、いい大学出てるから、〇〇博士だから、大学教授だから、という肩書や立場に惑わされずに、おかしいなと思ったら声を上げる勇気と見識をもっていたいと思うのです。

たとえば、ニュースサイトを見て、おかしいと思うことがあったら、意見をブログで書くことは、地味ですがその第一歩ではないかと思います。

時事問題の記事、書かれた経験のない方は、いかがですか。

以上、湯川秀樹など偉人の生き様や功績などを紹介しているのは『まんがでわかる偉人伝 日本を動かした312人』(よだひでき著、ブティック社)、でした。


品 まんがでわかる偉人伝 日本を動かした312人

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