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『犯罪者の家族の不幸人生』など収載したのは、まんが衝撃の実話悲惨な人 絶望すぎる悪の被害者たち (コアコミックス) です。

『犯罪者の家族の不幸人生』など収載したのは、まんが衝撃の実話悲惨な人 絶望すぎる悪の被害者たち (コアコミックス) です。

『犯罪者の家族の不幸人生』など収載したのは、まんが衝撃の実話悲惨な人 絶望すぎる悪の被害者たち (コアコミックス) です。事件は加害者が悪いのですが、たとえばその加害者の家族も不幸になっており、本書は加害者側も含めた悲話を特集しています。

『まんが衝撃の実話悲惨な人 絶望すぎる悪の被害者たち』は、アンソロジーがコアコミックスとして、コアマガジンから刊行しています。

「コミックス」ですから、本作は漫画が収載されています。

事件は、被害者だけでなく加害者側も含めて不幸を作り出します。

本書は、被害者だけでなく、事件におけるあらゆる悲惨な例を漫画で紹介しています。

この記事では、Kindle版をご紹介します。

本書は2022年10月18日現在、AmazonUnlimitedの読み放題リストに含まれています。

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宝くじ当選者も悲話がつきまとう

本書の目次から内容をご紹介します。

全編漫画ですから、読みやすいと思います。

とまあ、もりだくさんです。

その中で、この記事では『犯罪者の家族の不幸人生』(ミズノユキオ原作、子原こう漫画)について要約をご紹介します。

犯罪者の家族の不幸人生

『たったひとりの親族のために一族郎党が破滅する裏真実』『死刑囚の家族が自分で死刑』『犯罪者の家族の不幸人生』(ミズノユキオ原作、子原こう漫画)。

サブタイトルがたくさんついていますが、その前に、『事件発覚後 その家族はいったいどんな運命を辿ったのか』という見出しとともに、次のリードが書かれています。

更生不可能な凶暴犯であるならば、極刑をもって罪を償うのは日本では当然のこと。だが罪もない人々が世間から虐げられ、自ら死を選択する事例が存在する。親族に死刑囚がいる家族が、どのような結末を迎えるのかその人生をたどるー

ということで、犯罪を犯した死刑囚の家族・親族はどうなったか、という話です。

東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件

元死刑囚の名前があまりにも有名になってしまった宮崎勤事件。

連続幼女誘拐殺人事件とも、東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件ともいいます。

『宮崎勤事件 塗り潰されたシナリオ』(一橋文哉著、新潮社)は、日本で初めてプロファイリング導入が検討された誘拐殺人事件
『宮崎勤事件 塗り潰されたシナリオ』(一橋文哉著、新潮社)は、日本で初めてプロファイリング導入が検討された誘拐殺人事件です。宮崎勤は鬼でも蛇でもない。ただの未成熟なマザコンの若者でしかない、というのが本書の見解です。渾身のノンフィクションです。

1988年から翌1989年にかけて、東京都北西部・埼玉県南西部で、4歳から7歳の幼女4人が犠牲となる殺人事件の犯人です。

警察庁公式名称は、警察庁広域重要指定第117号事件といいます。

事件は殺害だけでなく、犯行声明を新聞社に送り付けたり、野焼きされた被害者の遺骨を遺族に送りつけたりするなど、異常な行動を取りました。

宮崎勤元死刑囚の家族は、町会議員だった祖父、優しい祖母、仕事で忙しく帰宅の遅い母、2人の妹、そして地域新聞を印刷・発行する父など、裕福で何不自由のない生活を追っていました。

ところが、事件の実名報道で、一家に対する世間の攻撃が始まり、人生は急変します

宮崎家では元死刑囚の逮捕から5年後、住み慣れた東京・秋川の自宅を売却。

父親はそのお金で賠償金を支払う段取りを付けた後、多摩川にかかる神代橋から投身自殺しました。

長女は婚約を解消、次女は看護学校を自主退学。

家族だけでなく、父親の弟の一人は5つの会社の役員を辞任。

持っていた会社の名義を妻に変更しました。

もう一人の弟は、退職して妻と離婚。

子供2人は離婚後の妻の新しい戸籍に入れて、宮崎姓を改姓しました。

母親の兄2人の息子まで、辞職を余儀なくされました。

まさに、一族郎党の壊滅です。

そして、父親が売却した土地は、更地になっても買い手がつかないままといいます。

秋葉原無差別殺傷事件

東京・秋葉原で7人が殺害された無差別殺傷事件(2008年6月8日)とは、まず2トントラック(いすゞ・エルフ)が赤信号を無視して突入。

青信号を横断中の歩行者5人をはねました(死亡3人・負傷2人)。

運転者は道路に倒れこむ被害者の救護に集まった通行人、警察官ら17人を所持していたダガー(ナイフ)で立て続けに殺傷(死亡4人・負傷8人)。

さらに、運転者は奇声を上げながら周囲の通行人を次々に刺して逃走。

警視庁万世橋警察署秋葉原交番の警察官に対しては、防護服を斬り付けるなど抵抗したものの、非番ながらたまたまその場に居合わせた蔵前警察署の警察官とともに取り押さえられ、旧サトームセン本店脇の路地で現行犯逮捕されました。

死者7名、負傷者10名。

秋葉原無差別殺傷事件(2008年、2022年7月26日刑執行)を漫画化して収載したのは『まんが凶悪死刑囚大全獄』(コアマガジン)
秋葉原無差別殺傷事件(2008年)を漫画化して収載したのは、まんが凶悪死刑囚大全獄(アンソロジー著、コアマガジン)。2022年7月26日に刑執行が報じられ、改めて事件と元死刑囚の生き様について振り返る報道により本誌も注目されています。

加藤智大元死刑囚は、教育熱心な母親によって、幼い頃から珠算、スイミングクラブ、学習塾に通わせられ、県内県内随一の進学校である青森高校に入学しました。

それが「虐待」とメディアで報じられ、母親は精神を病んで入院。

父親は勤めていた信用金庫を退職し、自宅電話も解約。

実弟は、雑誌のインタビューで「加害者の家族というのは、幸せになっちゃいけないんです。それが現実」と心境を語り、結局自ら命を絶ちました。

構造計算書偽造問題(耐震強度偽装事件)

構造計算書偽造問題は、耐震強度偽装事件、耐震強度構造計算書偽装事件ともいわれます。

2005年、一級建築士が行なった、国土交通大臣認定構造計算ソフトウエアの計算結果を改竄した形での構造計算書の偽装を、建物の建築確認・検査を実施した、行政および民間の指定確認検査機関が見抜けず、承認した。

その結果、建築基準法に定められた耐震基準を満たさないマンションやホテルが建設されました。

建築士、建設会社幹部、民間検査機関幹部など8人が逮捕されています。

この事件の捜査が進む中、もともとうつ病を患っていた建築士の妻が、マンションから飛び降り自殺しました。

佐世保女子高生殺害事件

佐世保女子高生殺害事件は、佐世保高1同級生殺害事件ともいわれています。

2014年7月26日、同級生の女子生徒後頭部を工具で複数回殴り、リードで首を絞めるなどして殺害しました。

「人を越して解体してみたかった」と供述した加害者の女子高生。

父親は、地元では名士として知られていた弁護士でしたが、事件の3ヶ月後首を吊りました。

兄は都内の有名大学に進学していたものの、事件後退学しました。

実は加害者の背景にも「毒親」という悲話があった

漫画は、こう結んでいます。

凶悪犯罪ー
それは、被害者・被害者家族とともに、自らの家族をも地獄に突き落とすことを犯罪者たちはどう考えるのだろうか。

私が思うに、加害者の全員がそうではなかったかもしれませんが、自分の家族に復讐してやりたいという思いも犯行の動機には考えられるような気がしました。

たとえば、東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件は、本人に対する両親は、毒親であったと思います。

体に障害がある身であるにもかかわらず、父親は仕事一筋で子供にかまってやらず、母親に至っては世間体ばかり気にする人で、死刑執行後もその遺体を拘置所に任せたといわれます。

そして、子育てを巡って祖母と母親はいつも対立し、裕福ではあっても決して温かい家庭ではなかったようです。

明白な復讐心でなかったとしても、顧みるほど大切な家族ではなかったのではないでしょうか。

秋葉原事件も、たしかにマスコミが加害者の家庭のプライバシーに踏み込むのは、是か非かといえば非だと思いますが、毒親であることが子供の犯行の遠因だとしたら、親が大事件の種を撒いたことになるわけで、一方的に同情すべき存在とも言い難くなりますね。

いずれにしても、人間は誰でも間違いうるものですから、加害者本人ではなくても、その親族として、いつ自分も同じような経験をするかもしれませんよ。

ご一読をおすすめします。

以上、『犯罪者の家族の不幸人生』など収載したのは、まんが衝撃の実話悲惨な人 絶望すぎる悪の被害者たち (コアコミックス) です。でした。


まんが衝撃の実話悲惨な人 絶望すぎる悪の被害者たち (コアコミックス) – アンソロジー


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