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疲れたら動け!(小林弘幸著、クロスメディア・パブリッシング/インプレス)は、疲労パターンに合った対処法を解説する

疲れたら動け!(小林弘幸著、クロスメディア・パブリッシング/インプレス)は、疲労パターンに合った対処法を解説する

疲れたら動け!(小林弘幸著、クロスメディア・パブリッシング/インプレス)は、疲労パターンに合った対処法を解説する書籍です。じっとしていると、ストレス、不安、焦りは増す一方。疲れたらその場で15秒!!軽く動くと元気になるとしています。

『疲れたら動け!』は、順天堂大学医学部教授で、“日本一多忙な医師”を標榜する小林弘幸さんが、クロスメディア・パブリッシング/インプレスから上梓した書籍です。

Kindle版は、AmazonUnlimitedの読み放題リストに含まれています。

アマゾン販売ページでは、「動かないとどんどん溜まるキモチの疲れ。今からでもすぐにできるあなたのココロの疲れをとる方法大公開」と、本書について記載されています。

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「疲れ」は自律神経の乱れからくる

本書『疲れたら動け!』は、タイトル通り、疲れたからと言って、ごろごろ体を休めることを否定しています。

なんとなれば、疲労感が増し、抱えている疲れが慢性的なものに変化してしまうからだそうです。

さすれば、疲れたときこそ体を動かすことが求められるとしています。

「でも、疲れているなら、体を休ませれば疲れが取れるのではないのか」

と、思われますか。

「仕事や介護から感じるストレス、睡眠環境の悪化や気温や湿度の変化によって自律神経のバランスが崩れたとき、わたしたちは「なんだかだるい」「体が重い」「気持ちが晴れない」といった「精神的な疲労」による「疲れ」は、自律神経の乱れからくるものといいます。

自律神経、ご存知ですか。

自律神経は、内臓や代謝、体温といった体の機能を24時間体制でコントロールする神経のことです。

自律神経は、内臓器官のすべて、とりわけ血管をコントロールしています。

心と体を活発にする交感神経と、休ませる副交感神経がバランスを取りながら、私たちの体を支えています。

大きく分けると、人間が活動する昼間は交感神経が優位になり、体を休ませる夜間は副交感神経が優位になります。

具体的には、交感神経が優位になると、血管は収縮し、血圧は上昇し、心拍は早くなり、筋肉は緊張し、腸の蠕動運動は抑制され、発刊は促進されます。

つまり、心身を活動に導くために、臓器も緊張・興奮させるわけです。

逆に、副交感神経が優位になると、血管は拡張子、血圧は下降し、心拍はゆっくりになり、筋肉は弛緩し、腸の蠕動運動は促進され、発刊は抑制されます。

心身を休息に導き、リラックスさせるわけです。

この交感神経と副交感神経がバランスよく機能することで、人間は活動的になったり休息を取ったりするのです。

ところが、そのバランスが崩れることにより、本来休息・弛緩すべきところで、緊張・興奮してしまったらどうでしょうか。

休める時に休めなければ、それは疲れますよね。

「疲れ」はストレスによる自律神経の乱れからくる

本書では、「慢性的な疲れにまつわる3つの誤解」として、3点枚挙しています。

  1. もっと休めば疲れが取れると思っている
  2. 忙しすぎるから疲れていると思っている
  3. もう若くないから疲れが取れないと思っている

誤解ですから、その「思っている」とおりに解決しようとしても、疲れは取れない、つまり、交感神経と副交感神経のバランスの崩れは解消できないといいます。

本書によると、交感神経と副交感神経のバランスが崩れるのは、ストレスが原因だそうです。

著者の在籍する順天堂大学の研究チームで、自律神経について計測可能な装置を企業と共同開発し、あらゆる年代の方々のデータを収集しているそうです。

それによると、「疲れ」と「自律神経の乱れ」が深く関わっていることがわかったのです。

では、自律神経のバランスの乱れはどうやって治すのか。

自律神経のバランスを整える方法を知り、習慣化していくことによって、爽快な日々を手に入れることができるといいます。

ですから、本書は、疲れの解決については、じっと動かずに休むのではなく、 自ら「動く」ことにあるとしているのです。

たとえば、受けたストレスをそのままにしておくと、交感神経の働きが高まり、自律神経のバランスが乱れ、心身に「悪い疲れ」が蓄積するといいます。

ストレスを感じたと思ったら、それを自発的に逃し、リセットしていくことが「疲れ」を溜めない有効な対処法であるといいます。

本書では、そうした解説とともに、「疲れが100%消える休み方」についても紹介しています。

15秒~30秒程度のストレッチで心身の疲労改善

たとえば、「今日の仕事はちょっとしんどいな」「デスクワークで座り続けて首、肩が凝ってきた」「洗い物に集中していたら腰が張ってきた」「義母の愚痴を聞かされているうち、気分がどんよりしてきた」といったストレスと疲れを感じた時、血液の流れを改善し、自律神経のバランスを整え、疲れの原因となる疲労物質を排出しやすくする効果を得られるストレッチ体操を4つ教えてくれています。

いずれも、所要時間は15秒~30秒程度のものです。

4つのストレッチは、「顔」「肩」「胸」「腰」の各部位を対象としていますが、「顔」については、Amazonの販売ページに「顔の緊張をほぐす」ことが表示されていますね。

顔には表情を作る表情筋、噛む時に使う咀嚼筋など、たくさんの筋肉がありますが、そうした筋肉のこわばりをゆるめることで、心身の疲労改善につながるといいます。

本書から引用します。

本書では、そんなときに対策する、「眉間のシワをとるストレッチ」「顎の噛みしめをとるストレッチ」「目の疲れをとるストレッチ」などを図解しています。

さらに、「肩の力を抜いてリラックス」「乱れた呼吸を整える」「滞った血の巡りをよくする」といったストレッチについての図解も続いています。

詳しくは本書をご覧ください。

以上、疲れたら動け!(小林弘幸著、クロスメディア・パブリッシング/インプレス)は、疲労パターンに合った対処法を解説する書籍、でした。


疲れたら動け! – 小林弘幸


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