サイトアイコン 市井の話題書厳選

緑内障眼科の名医10人が教える最高の克服法大全(相原一著、文響社)は、緑内障の悩みや疑問121問をQ&Aにまとめています。

緑内障眼科の名医10人が教える最高の克服法大全(相原一著、文響社)は、緑内障の悩みや疑問121問をQ&Aにまとめています。

緑内障眼科の名医10人が教える最高の克服法大全(相原一著、文響社)は、緑内障の悩みや疑問121問をQ&Aにまとめています。健康診断や人間ドックで「視神経乳頭陥凹拡大」との所見を指摘された方は、本書を参考に対策を講じましょう。

『緑内障 眼科の名医10人が教える最高の克服法大全』は、相原一さんが文響社から上梓した書籍です。

「聞きたくても聞けなかった病気の悩みに名医が本音で答える大人気Q&Aシリーズ」として、目の病気の第一弾として本書がリリースされました。

緑内障について、聞きたくても聞けなかった疑問や相談ごとが、121問のQ&Aにまとめられています。

回答者は、緑内障を専門とする医師/医学者10名です。

本書は2020年7月13日現在、AmazonUnlimitedの読み放題リストに含まれています。

スポンサーリンク

緑内障とはなんだ

眼圧が高くなることで、圧迫される視神経が傷害され、視野(見える範囲)が次第に狭くなり、最後は失明してしまう病気です。

いったん傷害された神経はもとに戻らないため、「目の成人病」「目の不治の病」といわれている疾患です。

中途失明の原因第1位といわれています。

もともと目が見えていたのに何らかの原因で見えなくなる場合、その原因としてもっとも多いケースが緑内障ということです。

40歳以上の日本人成人においては、概ね5~7%が緑内障に罹患しているといわれています。

しかも、その約90%が潜在患者、つまり自分では気づかず治療をしないで、気がついたときは失明してしまう人たちです。

似たような名前で白内障という症状がありますが、白内障は目の水晶体(レンズ)の濁りで、手術によってそれを取り除いたり、また最近では近視の人のために新たな水晶体が入れられたりするようになりました。

一方、緑内障は乳頭陥没といわれる状態で、眼底にある視神経が徐々に死滅。

いったん死んだ視神経は元に戻らず、視野がだんだんと欠けていくのです。

ただ、人間は両目でものを見るので、弱いところを補うためになかなか自覚できない。

はっきりと自覚できる時はかなり病気が進んでいることが少なくないのです。

パラアスリート(柔道)で、全日本視覚障害者柔道大会90キロ級で7連覇した初瀬勇輔さんは、浪人中に右目、弁護士を目指して勉強していた大学2年生の時に左目、それぞれ緑内障で視力を失ったそうです。


ただ、初瀬勇輔さんは、「私は緑内障です」と自己申告がなければ、目に障碍があるとわかりません。

ここが、いわゆる中途障碍の悩ましいところです。

緑内障に限らないのですが、人生半ばで障碍をもった場合と、生まれたときからその障碍がある場合は、はためから見ても違いがわかります。

周囲から見て、何でもないように見えると、“見るからに”という人に比べて、周囲の配慮が十分ではなくなる、ということがあるのではないだろうかと案じてしまいます。

本書『緑内障 眼科の名医10人が教える最高の克服法大全』では、タイトル通り10名の緑内障スペシャリスト医師が、合計121問におよぶ、緑内障関連の質問について回答しています。

すでに、販売ページで公開されている質問についてもご紹介しましょう。

など121問です。

いかがですか。気になる質問はありましたか。

あなたは緑内障か?のテスト

さて、『健康365』(2013年2月号)という雑誌では、緑内障、糖尿病網膜症、加齢黄斑変性など、中途視覚障害の特集を組んでいます。それらの説明と、なりやすい人、簡易検査などが掲載されています。

いくつかのチェックシートや検査が掲載されていますが、緑内障判定の参考に、ひとつ転載させていただきましょう。これはもっとも有名なテストですね。

このマス目の使い方です。

『健康365』(2013年2月号)より

30センチ離して、片目ずつ正面から見ます。

もし、マス目が歪んだり、中心部がにじんだように黒ずんで見えたりしたら、緑内障のほか、糖尿病網膜症や加齢黄斑変性といった同じように失明につながりかねない目の病気を疑ったほうがいい、という検査です。

要するに、一点に焦点を合わせた時、視神経が損傷しているときちんと像を作れないわけです。

健康診断を受けていれば眼底の撮影をするので、異常があれば要検査といわれます。

むずかしいのは、異常がある、即それらの病気である、ということにはならないことです。

たとえば、私は強度の近視なのですが、近視は緑内障になりやすいといわれるものの、一方では緑内障のような異常があっても視野欠損は起こらないこともあります。

他の病気にもそういうことがありますが、その病気であるかないか、つまり白か黒か、というはっきりとした区別というのはなかなかこれらの場合つけにくいのです。

ただ、いずれにしても医師の治療は受けたほうがいいので、上掲の画像でお確かめになってはいかがでしょうか。

エビデンスは十分ではないが、「眼圧低下のツボ」

中には、点眼治療は行っているものの、十分に眼圧が下がらない、という場合もあります。

その点で、「鍼灸や整体院の治療が、友人には効果があったそうですが、私にも効きますか? 」という設問がありました。

東邦大学の富田剛司さんが回答されています。

結論は、「鍼灸などの東洋医学的なアプローチで眼圧を下げられないかという研究も行われています」が、「研究対象人数が少ないなど、エビデンス (科学的根拠)が十分ではありません」から、「友人に効果があったから、あなたにも絶対に効果があるとはいい切れません」ので、「西洋医学の一般的な治療を併用することをおすすめします」とのことです。

もし、それでもやってみたい、というなら、引用しましょう。

「例えば、 正常眼圧緑内障(Q6を参照)の5人(眼)に、太衝、三陰交、足三里など1カ所のツボに鍼刺激を行い、1、3、6、9カ月後に、それぞれの眼圧が有意に低下したという研究 結果が報告されています。」

太衝……足の甲の、親指と人差指の骨の交わるところから、やや指先よりの凹みが太衝(たいしょう)です。
三陰交……内くるぶしの中心から、指幅4本上がったところです。骨の後ろのふちを押すと圧痛があります。
足三里……膝のお皿のすぐ下、外側のくぼみに人差し指を置き、小指があたっているところが足三里です。

ということです。

ツボを押すだけなら、誰でもできます。

詳しくは、本書をご覧ください。

以上、緑内障眼科の名医10人が教える最高の克服法大全(相原一著、文響社)は、緑内障の悩みや疑問121問をQ&Aにまとめています。でした。


緑内障 視神経乳頭陥凹拡大 眼科の名医10人が教える最高の克服法大全 ~聞きたくても聞けなかった121問に専門医が本音で回答! (健康実用) – 相原一 ほか9名


緑内障 眼科の名医10人が教える最高の克服法大全 (健康実用) [ 相原一 ほか9名 ] – 楽天ブックス

モバイルバージョンを終了