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『野原ひろし昼メシの流儀』(臼井儀人/塚原洋一、双葉社)は、『クレヨンしんちゃん』の父ちゃん・野原ひろしの昼食を漫画化

『野原ひろし昼メシの流儀』(臼井儀人/塚原洋一、双葉社)は、『クレヨンしんちゃん』の父ちゃん・野原ひろしの昼食を漫画化

『野原ひろし昼メシの流儀』(臼井儀人/塚原洋一、双葉社)は、『クレヨンしんちゃん』の父ちゃん・野原ひろしの昼食を漫画化したスピンオフ作品です。旨いメシを求めて、限られたお小遣いをやりくりしながら、様々な昼メシを楽しむ姿を描いた作品です。

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『クレヨンしんちゃん』のスピンオフ

野原ひろしと聞いて、どこかで聞いたことのある顔と名前だな、と思われますか。

もちろん、野原ひろしとは、臼井儀人さんの漫画『クレヨンしんちゃん』に登場する、しんちゃんの父親・野原ひろしのことです。

『野原ひろし 昼メシの流儀』は、『月刊まんがタウン』2016年1月号からり連載中の、塚原洋一さんによる漫画です。

いわゆるスピンオフ作品ということになります。

トップページには、『キャラクター原作:臼井儀人/漫画:塚原洋一』と、クレジットされています。

ただし、あくまでも登場するのは野原ひろしのみで、しんちゃんやみさえは出てきません。

スマホのメールかLINEでやりとりしたり、あとはそのスマホを見るみさえの指だけ、しんちゃんの足だけなどが登場したことがあります。

スピンオフするのは、野原ひろしだけで、しんちゃんやみさえはあくまでも『クレヨンしんちゃん』本編だけのキャラクターなんですね。

それにしても、『クレヨンしんちゃん』。

作者も、さらにいえば野原ひろしの声を当てていた声優も亡くなっているわけですが、それでもスピンオフ作品ができるほど、キャラクターが確立しているとともに、作品自体が面白いということでしょうね。

内容は、営業マンの野原ひろしが、独白で昼食の店を選び、メニューを堪能する話です。

第1巻第1話の冒頭で、こんなセリフが書かれています。

オレの名は野原ひろし
愛する妻と2人の子を持つ平凡なサラリーマンだ

外回りの多い営業マンのオレは当然、昼メシも外でとることが多い
だが、この昼メシあなどれない!!

その日の体調と財布に相談して
自分が何を食べるべきか素早く判断し
初めての土地で店を見つけねばならない

いわばオレは営業のプロ
であると同時に昼メシのプロでもあるのだ!!

どこかで見たような構成?

そうですね。

『孤独のグルメ』の井之頭五郎さんが、野原ひろしに代わったようなものです

井之頭五郎さんは自営なので、自分以外に出てくるおなじみメンバーは友達の滝山ぐらいですが、野原ひろしはサラリーマンなので、オフィスのシーンや同僚も登場します。

庶民的なメニューを独白とともに楽しむ

では、どんなメニューが出てくるのか。

第1巻よりご紹介しましょう。

  1. カツ丼の流儀
  2. チェーン店のカツ丼専門店ではなく、そぱ屋のカツ丼を選ぶ。プラス100円でミニざる。

  3. カレーの流儀
  4. スマホで調べたカレーハウスでマトンの激辛カレー。

  5. 回転寿司の流儀
  6. 行列ができるファミリー向け人気店でハンバーグ、豚カルビのにぎりやラーメンなど。

  7. ステーキの流儀
  8. 立ち食いステーキ店でランチ。

  9. ハンバーガーの流儀
  10. 女子店員の制服につられてチェーン店のハンバーガーショップでランチ。

  11. ドライカレーの流儀
  12. 昭和の佇まいを感じる喫茶店でドライカレーのドリンクセット。

  13. パンケーキの流儀
  14. メディアで取り上げられたパンケーキの店で同僚にごちそうする。

  15. 焼きそばの流儀
  16. 移動販売車の横手やきそばをテイクアウトで。

  17. サバ味噌の流儀
  18. 御飯おかわり無料の定食店でサバ味噌煮定食。

まさに庶民のメニューですね。

『孤独のグルメ』は、どこそこの店とタイトルで具体的な説明がありますが、『野原ひろし 昼メシの流儀』は、とくに実在するどこか特定のお店を舞台としているわけではなく、タイトルももっぱらメニューのみとなっています。

たとえば、『サバ味噌の流儀』(第9話)とか。

タイトルは『〇〇の流儀』で統一されています。

展開は、『孤独のグルメ』と同じで、主人公の独白で進みます。

すべてが理想通りというわけではなく、思っていたことと違う展開に一瞬焦るシーンもあるのですが、最後はおいしくいただくという展開です。

『ハンバーガーの流儀』では、店の外から見えた胸の大きな店員が気になって入ってしまうのですが、『孤独のグルメ』ではそのようなシーンはなかったと思います。

収録話の後には「次巻予告」も含まれています。

コラボ商品のカップ麺も発売されていた

『野原ひろし 昼メシの流儀』は、人気作品なんですね。

カップ麺とのコラボ商品が出たこともあります。

エースコックが、『野原ひろし昼メシの流儀 クセになるもやしそば塩胡椒仕立て』と、『野原ひろし昼メシの流儀 クセになるもやしそば味噌ピリ辛仕立て』をリリースしたのです。

野原ひろし昼メシの流儀 クセになるもやしそば塩(エースコック)は、グルメ漫画『野原ひろし昼メシの流儀』のコラボ商品です
野原ひろし昼メシの流儀 クセになるもやしそば塩(エースコック)は、グルメ漫画『野原ひろし昼メシの流儀』のコラボ商品です。適度な弾力と滑らかさを併せ持った丸刃のめん、チキンをベースに胡椒・胡麻油を利かせた塩スープに中国山椒が加わっています。…

私は頂いたことがありますが、パッケージには、「野原一家の大黒柱である『野原ひろし』が旨いメシを求めて、限られたお小遣いをやりくりしながら、様々な昼メシを楽しむ姿を描いた作品」と説明されていました。

『野原ひろし昼メシの流儀 クセになるもやしそば塩胡椒仕立て』は、適度な弾力と滑らかさを併せ持った丸刃のめん。

清湯系スープに、もやしはシャキシャキとした食感で、まるでできたところにトッピングしたようです。

やや塩味が強く、ごはんと一緒にいただくとちょうどよかったと思います。

野原ひろしは、濃い味が好みなのでしょうか。

営業マンで外回りをするので、濃いほうがいいのでしょうね。

今は発売されていないようですが、またいずれリリースされるかもしれません。

『まんが王国』などで無料試し読み

『月刊まんがタウン』は、「いちばん元気な4コマまんが誌!!」というキャッチフレーズで、毎月5日発売されている雑誌です。


『新クレヨンしんちゃん』(臼井儀人&UYスタジオ)、『かりあげくん』(植田まさし)、『鎌倉ものがたり』(西岸良平)、『派遣戦士 山田のり子』(たかの宗美)、そして『野原ひろし 昼メシの流儀』(キャラクター原作:臼井儀人/漫画:塚原洋一)などの人気連載が収録されています。

『野原ひろし 昼メシの流儀』は、ネットでは『まんが王国』などで無料試し読みができます。


AmazonUnlimitedの読み放題リストにも入っています。

いかがですか。

以上、『野原ひろし昼メシの流儀』(臼井儀人/塚原洋一、双葉社)は、『クレヨンしんちゃん』の父ちゃん・野原ひろしの昼食を漫画化、でした。


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