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長生きしたけりゃ小麦は食べるな(本間良子著、アスコム)は、たった3週間の小麦断ちで体内の炎症を抑え体の不調が解決すると標榜

長生きしたけりゃ小麦は食べるな(本間良子著、アスコム)は、たった3週間の小麦断ちで体内の炎症を抑え体の不調が解決すると標榜

長生きしたけりゃ 小麦は食べるな(本間良子著、アスコム)は、たった3週間の小麦断ちで体内の炎症を抑え体の不調が解決すると標榜する現役医師の書籍です。私たちの食卓の常連である、パンやパスタやカレーやシチューには重篤な問題があるというのです。

あなたは、体の不調に悩んでいませんか。

「若い頃に比べて、毎朝起きるのが辛くなった」
「午後になると急にだるくなって眠くなる」
「食べるとすぐにお腹が張って体が重い」

こういった症状は、すべて小麦に由来し、小麦を断つことで改善する、という書籍です。

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とにかく「脱小麦」を続けてみよう

『長生きしたけりゃ 小麦は食べるな』は、現役医師の本間良子さんが、アスコムから上梓した書籍です。

タイトル通り、結論は明快です。

小麦をやめよう

それだけです。

3週間「脱小麦」の生活をすることで、「あなたの体に奇跡が起きる!」と表紙には記載されています。

そして、具体的な症状には、「しつこい疲れがとれて、よく眠れるようになった」「血圧、血糖値の数値が改善し、体調が良くなった」など書かれています。

さらに、具体的な病名として、

などが記載され、「体内の炎症を抑え、脳と内臓の健康を取り戻す」と、成果が明らかにされています。

つまり、表紙を見るだけで内容がわかってしまうわけですね。

本書の中身は、それとともになぜ小麦がいけないのかの医学的説明や、小麦断ちの食生活のアドバイス、受け持ち患者の体験談などがまとめられています。

戦後、アメリカの要望もあり、米とともに主食の座に上り詰めた感のある小麦。

しかし、肝心のアメリカでは、小麦の問題点が明らかになり、小麦離れも起こっていると書かれています。

本書は、とにかく小麦がいけないといっていてるだけですから、たとえばパンの代わりにご飯を食べればいい、小麦粉由来の食品の代わりに米粉由来を選べばいい、というアドバイスをしています。

3週間、脱小麦の生活をすることで成果を実感できるといいます。

断食をしろとか、一日一食にしろ、といっているわけではないので、食べ盛りのお子さんでもできない話ではありません。

「いやいや、子どもは給食でパンが出るけど、それを拒むことはできないよ」

「外食はお定まりのメニューだよ」

だからといって、諦める必要はありません。

そこで諦めたら進みません。

だったら、昼だけは仕方ない。

その代わり、朝と晩は小麦を食べない、とするだけでも、小麦摂取量は減ります。

天ぷらや揚げ物の衣や、調味料の原材料に小麦が使われていても、主たる材料でなければ「小さい小麦」は無視。

パンやパスタなど、主たる材料である「大きい小麦」だけをやめる、という緩い決め方でもいい。

平日だけ「脱小麦」にして、休日は心のリセットに例外日としても良い。

とにかく、小麦を減らす生活を長く続けてみること。

長く続けることで成果を実感できるそうです。

私たちの食生活は、それほどまでに小麦をたくさん摂取しているということです。

著者は、「あなたの食事は小麦の摂取許容量を超えている」といいます。

では、なぜそんなに小麦はよくないのでしょうか。

小麦がなぜ体の不調を起こすのか

本書は述べます。

巷間、様々な健康法が溢れていますが、大切なことは新しい何かを始めることではなく、「悪いものをやめる」ことではないでしょうかと。

小麦のタンパク質「グルテン」は、分解されにくいので腸の中にとどまり、栄養になりません。

そして粘膜に“くさび”のように入り込み、便としても排出されません。

すると、粘膜が炎症を起こし、腸内環境の悪化が様々な体の不調を起こすといいます。

実は、あらゆる体の不調は、各部位が「炎症」することが原因で起こる、と本書は指摘しています。

そして、体内に炎症を引き起こす食べ物こそが小麦だというのです。

「でも、私は小麦アレルギーがないから大丈夫」

著者は、アレルギーは少ないかもしれないけれど、「グルテン不耐症」の人はたくさんいるのではないかといいます。

牛乳不耐症は聞いたことありますけどね。

グルテン不耐症とは、小麦の消化・吸収がうまくいかず、体の中に炎症を引き起こしやすくなる症状のことだそうです。

小麦をたくさん摂り過ぎているために、グルテンに敏感になってしまう人がたくさんいるというのです。

小麦をたくさん食べていると、腸にカビの一種であるカンジダが増殖するそうです。

カンジダの養分が小麦なのです。

体の免疫機能は、いっせいに増殖したカンジダをやっつけようとします。

それによって、腸内の粘膜まで傷つけてしまうというのです。

結果的に、腸の栄養吸収を妨げてしまい、下痢や便秘の原因になるわけです。

それだけではありません。

腸の粘膜の細胞が傷ついて炎症を起こし、その細胞に隙間ができることで、腸壁にごく微細な穴が空いたような状態になります。

そこから、腸内にいる細菌や毒素、未消化の食べ物がどんどん漏れ出てしまう「リーキーガット」が起こり、それが血管にのって全身に回ってしまうのです。

全身に回ることで、全身に炎症が起こります。

本来なら、細胞と細胞の間は閉じられた「タイトジャンクション」といわれる状態ですが、細胞と細胞の間のつなぎ目をオープンにする「ゾヌリン」と呼ばれる物質が、小麦を食べたときに分泌されるのだそうです。

あらゆる体の不調の原因になる「腸もれ」は、そのようにして起こるそうです。

そして、小麦そのものがアレルギーの原因にもなっています。

そうした弊害は、前掲の様々な病気、不調だけでなく、がんになるリスクを高めることにもつながるといいます。

なぜなら、がんもまた、炎症の積み重ねで起こると考えられているからです。

炎症は万病の元、と著者は警鐘を乱打します。

人間の体は、副腎から分泌されるコルチゾールが炎症を抑えているそうです。

ところが、いくつもの炎症が重なってしまうと、コルチゾールを作る副腎が疲れ切ってしまい、有効に働かなくなってしまう「副腎疲労(アドレナル・ファティーグ)」に陥るといいます。

その副腎疲労が進むと、健康が失われるのだそうです。

著者は、「体内のひどい炎症を抑えるには、小麦をやめるしかない」と結論付けます。

3週間頑張ることで脱小麦の習慣がつく

前掲のように、本書の結論は、脱小麦生活を3週間続けて効果を実感すること。

むずかしいなと思っても、最初から諦めないで、慣らし運転のつもりで1週間続けてみてほしい、と著者は言います。

ただし、1週間では効果が出にくいので、あくまで目標は3週間だそうです。

3週間続ければ習慣になりやすく、脱小麦の良さも実感できるので、その後も脱小麦の生活を続けやすくなるそうです。

もっとも、前掲のような病気や不快な症状は、ある日突然よくなるわけではありません。

少しずつ良くなっていくものですが、それを実感するために、自分だけが感じられる変化をきちんと記録しておくことも勧めています。

「食後の眠気」「お腹のハリ」「おならの臭い」「むくみ」「アレルギー症状」などがどうなったのか。

本書には、脱小麦を続けるための記録シートとチェックリストも用意されています。

いかがですか。

3週間、がんばってみたいと思いませんか。

本書は、AmazonUnlimitedの読み放題リストに含まれています。

以上、長生きしたけりゃ小麦は食べるな(本間良子著、アスコム)は、たった3週間の小麦断ちで体内の炎症を抑え体の不調が解決すると標榜、でした。


長生きしたけりゃ 小麦は食べるな – 本間 良子


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