的中手相術:手相書の決定版!Kindle版(西谷泰人著、創文)は、流年法で生命線や知能線など読み取った人気手相家の集大成書籍です。手相の線、流年の位置は、生命線1本で200回以上も書き直し、1ミリの誤差もない図で説明された最高峰の書といいます。
『的中手相術』は、西谷泰人さんが創文から上梓した手相術の書籍です。
西谷泰人さんは、Wikiによると、「2016年時点では4000人のプロ手相家を育て」「鑑定した人数は7万人を超え」「著書の国内累計は2016年時点で230万部を突破」し、「テレビ出演は2016年時点で200回を超す」といいます。
YouTubeにもご自身のチャンネルを持たれていますね。
私は毎回楽しみにしています。
手相だけでなく、人相や夢判断もされています。
若い頃は、俳優の三田村邦彦さんにどことなく似ていましたね。
志村けんさんの手相から、一昨年の新型コロナ肺炎と生命線の切断について解説していたのをご存じの方も多いかもしれません。
多くの芸能人が、西谷泰人さんに鑑定してもらっているようです。
観れば観るほど、職人で言えば熟練に磨きがかかりますから、さらに売れっ子になるのかもしれません。
その西谷泰人さんの手相家としての「集大成」と標榜する書籍が、本書『的中手相術』です。
流年法による手相占いの先駆者
本書『的中手相術』の「内容紹介」から引用しましょう。
本書に描かれている手相の線、流年の位置は厳密にチェックを重ね、生命線1本で200回以上も書き直した部分もある。
流年を学ぶ上では、1ミリの誤差もない図で説明された最高峰の書。
この1冊で手相のすべてが分かる手相書の決定版。
ここに書かれている「流年」というのが、西谷泰人さんの真骨頂です。
今では、教え子の占い師の方々だと思いますが、流年法は当たり前のように使われていますが、おそらくはその先駆者が、西谷泰人さんと思われます。
では、具体的に「流年法」とはナニかといいますと、線に年齢ごとのメモリを付けて占うことです。
手相に詳しくなくても、生命線がどこにあるかはご存知と思いますが、そのどこを見れば、いつナニがあるかがわかるそうです。
具体的には、
- 人差し指のつけ根の幅を測り
- 生命線の始点から最初の「幅」の長さの場所を「20才」とします。
- 以降は「幅」ごとに、「30才」「40才」「56才」「80才」となります。
たとえば、「56歳」の位置に生命線の乱れがあれば、56歳に気をつけろ、となります。
では、43歳や57歳など、「幅」の区切りとは違う年齢はどうかというと、それはミリ単位で計算するそうです。
それを1ミリ単位で行い、本書にしたのが西谷泰人さんというわけです。
流年法は、「生命線」のほか、「運命線」「結婚線」「知能線」「感情線」「太陽線」にも、それぞれあります。
栓の形や乱れによって、ナニがあるかを占うのはこれまでの占いと同じですが、それはもう詳細は本書をご覧いだたければと思います。
適度な距離でたまに付き合う
実は私、西谷泰人さんに観ていただいたことがあります。
27歳のときです。
見料は1万円でした。
すでに、この時点で西谷泰人さんは「年運法」が注目されて売れっ子でしたから、予約はたくさん入っていたと思いますので、観ていただけたということはラッキーだったのかもしれませんね。
そのときの見立ては、27歳と言うのは、私にとっては大変素晴らしい歳と出ているというのです。
「27歳(つまりその年)で結婚、28歳で子供が生まれる。とにかく今が人生のピーク。こんなにいいときはない」と占いました。
結婚するか、結婚していたら子供ができるとか、仕事で成功するとか、自分にとって大変良い年になるということでした。
で、あたったのかといいますと、真逆でした。
その頃の私は、体調が絶不調で、観ていただいた頃は治っていたのですが、後でわかったところでは、どうも結核だったらしいのです。
家族や友人が移った様子はないので、非結核性抗酸菌による感染症ですね、たぶん。
それ自体、体調が悪くなります。
だるいし、ラーメンの湯気でも咳が止まらなくなるしで、大変でした。
ところが、どこの病院に行っても原因がわからなかったのです。
さらに、当時は、エイズが「死に至る病」としてセンセーショナルに報じられていたときだったので、てっきり私はそうではないかと思い、人生をはかなんでいた時期でした。
あ、といっても、思い当たるようなことはナニもしていませんよ。
原因不明の体調不良に悩んていると、精神が病んでそんな心配もしてしまうわけです。
自宅療養して、ゴロゴロしていましたが、当時学士入学した大学も挫折し、就職も復学もせず、またもしかしたら不治の病かと心配もし、とてもじゃありませんが、結婚なんてことはありえませんでした。
今後の人生に見通しが立たなかったために「わらにもすがる」気持ちで占ってもらったので、「人生のピーク」というのは、もはやブラックジョークにしか聞こえません。
しかし、西谷泰人さんがそう占うには、手相としての根拠はあったのだろうと思います。
その時、西谷泰人さんは、生命線から上にぽーっと上るような線が出ていて、それが上昇運なのだと言われました。
たしかに、それはあるんです。
30年以上たった今も、消えたことはありません。
で、そういう根拠で占い、過去に多くの人にあたったのだろうと思います。
つまり、西谷泰人さんは観間違っていないのです。
つまり、お世辞ではなく、たくさんの人を診たその経験に基づいて、私を占ったのだと思います。
私自身の手相自体はいいものが出ていることはたしか。
なのに、人生はちっともよくない、つまり、全くあたってない。
では、なぜ実際の私はその時、真逆の状態だったのか。
私はそこに、人生の難しさを観ました。
たぶん、健康状態とか、「ほしのもと」による運勢とか、何らかのサインが手相には出るのかもしれません。
しかし、それがもし、本当であったとしても、人生はそれだけではない、ということです。
人生は「ほしのもと」を前提に、様々な必然と偶然が幾重にもあざなう長い体系である、というのが私の人生観です。
いくら入試の歳に幸運の線が出ていても、試験の日に交通事故にあってしまう「偶然」があるかもしれません。
しかし、交通事故にあっても、幸運線の力で、大事には至らないかもしれません。
もしかりに運命なるものがあったとしても、それを良くも悪くも自分自身がぶち壊すことは簡単なのだ、と私は思いました。
ただ、病気のサインや、感情の診断が、科学的であるかどうかは別として、自分の人生・生活を振り返る「よすが」になることはあるでしょう。
そういう意味では、当たる当たらないにかかわらず、適度な距離で、たまに付き合うのはおもしろいかもしれませんね。
本書は、AmazonUnlimitedの読み放題リストに含まれています。
みなさんは、手相に関心ありますか。
以上、的中手相術:手相書の決定版!Kindle版(西谷泰人著、創文)は、流年法で生命線や知能線など読み取った人気手相家の集大成書籍、でした。
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