ちび本当にあった笑える話Vol.204人生がけっぷち！（ぶんか社）は、お先真っ暗だけど笑える読者体験談を漫画にしました。本当にあった読者のエピソードを、ぎっしり集めた4コマ誌『ちびわら』を大ボリュームでまとめています。
『ちび本当にあった笑える話 Vol.204 人生がけっぷち！』は、本当にあった読者のエピソード投稿の4コマ漫画で、ぶんか社から出ています。
執筆している漫画家（敬称略）は、桜木さゆみ、チャールズ後藤、梅宮あいこ、魔神ぐり子、& 20などです。
読者投稿ですから、次々新しい話が出てきて、ネタに困らないですね。
この記事では、その中で、思わず「はははっ」と笑ってしまったものの中からいくつかを選んでご紹介します。
本書は2023年1月13日現在、kindleUnlimitedの読み放題リストに含まれています。
傑作選
どれも、あるあるの笑える話ですが、そのなかでも笑ったものをいくつか紙上再録します。
サプリメントのキケン
おっぱいが大きくなりたくて、サプリメントをネットで注文した投稿者。
しかし、いつになっても、おっぱいに変化なし。
それどころか、ある日、高熱で病院へ。
「なにかサプリメント飲んでいませんか？」と担当医。
おっぱいを大きくするサプリ、なんて言えない投稿者は、思わず「いいえ」
「採血のデータがやばすぎるんですよ。何かの感染症かも。今すぐ二重扉の隔離部屋へ」
たぶん、CRPの数値でも上がったのでしょう。
精密検査の結果……
「あらゆる可能性の病気を調べてみましたが、原因不明です。新種のウイルスかも。採血データを国立国際医療研究センターに送ってさらに調べます」
これは偉いことになってきました。
「国内初の何かが見つかるかもしれません。同意書にサインを」
なんかオオゴトになってきたと焦る投稿者。
「このまま血液データが悪化したら、死に至るため、もっと大きな病院に搬送します」
いまさら、サプリ飲んでたから、なんて言えません。
そして、転院する日。
「あ、熱が下がってる。採血データももとに戻ってます。転院しなくて大丈夫です」と、看護師。
入院して時間が経つうち、だんだんサプリの血中濃度が下がったのです。
「今回の原因不明の病気は、僕のためにも勉強になりました。ありがとうございます」と、主治医。
もう2度と、変なサプリは飲むまいと心に誓った投稿者。
結局、胸に変化はなかったそうです。
体内に入れるサプリメントは、全身を回るので怖いですね。
サプリは気をつけてください。
人間不信
投稿者が、友達と焼肉を食べて、カラオケに行って、ショッピングして、電車で帰宅。
楽しくて気持ちよかったのは、ここまで、
化粧落とそうと、鏡を見ると、口の横に焼肉がついたまま。
友達を怨む投稿者。
いや、これはあるあるですね。
なんで教えてくれないんでしょうね。
私の経験では、鼻くそがついていたことがあります（汗）
鼻をかんだとき、間違ってついてしまったまま、時間が経って乾燥したんでしょうね。
まあ、他人なんてアテにしてはなりません。
ナルシストと思われても、こまめに鏡で自分の顔を確認することです。
ストッパー
社会人3年目の飲み会で、上司に勧められるまま飲んで、泥酔してしまった投稿者（女性）。
気がつくと、大勢の人に囲まれていました。
「ここはどこ？」
「ここは、キミの部屋のおとなりのドアの前」
と、教えてくれたのは、マンションの管理会社。
投稿者は、お隣りのドアに寄りかかって爆睡していたのです。
「お隣さんから、ドアが開かないって連絡があって……」
「まさか、人が重しになっていたとは……」
重くてごめんなさい、と投稿者。
これもありますね。
いや、泥酔ではないのですが、私なんか自転車に乗っていて、「なんか眠いな」と思い、ハンドルに顔を突っ伏したまま、軽くうたた寝したことがあります。
もちろん、道路の真ん中ではないですよ。
決め手は下半身
投稿者（女性）が夏、友人と一緒にビーチサンダル飛ばしに参加しました。
友人が、思いっきり股を広げたので、何と下の紐が解けで下半身丸出しになってしまいました。
「ばっかでー」と爆笑する投稿者。
表彰式になり、友人と投稿者が受賞することになりました。
「おめでとうございます。お二人に特別賞です」
「飛距離は出なかったのに……。まあたぶん、あんた（友人）は陰毛サービス代だよね」
すると、友人が。
「あんたは貝を見せてたじゃん」
投稿者（女性）も、思いっきり股を広げて頑張ったのです。
投稿者は総括します。
毛と貝で受賞したようです。
何が……出た？
独身で、10年以上も彼女もいない知人。
最近、健康診断を受けたそうです。
「尿蛋白が出てさー」
「腎臓に異常があったとか？」と、尋ねる投稿者。
「いや、ほかは異常なし」と、知人。
「それにしても、受付の看護師がめちゃくちゃかわいくて、好みだったなあ」
長年、女性と関わりがなかった彼。
尿検査のときに、精 子でも出たんじやないの？と思ったコトは秘密です、と結んでいます。
あ、これも、私は経験済みです（汗）
高校の時の身体検査でしたね。
でもまあこれは、思春期ならよくある話ということでご容赦いただきたいですね。
怪しげなスカウトにご用心
これも気をつけたい話ですね。
男性投稿者は、会社を理不尽な理由で解雇され、その怒りを世の中にぶつけるべく、路上ライブを決行。
すると、聴衆の中から、「きみ、いいねえ、気持ちが伝わってくる」と声をかける人が。
名刺を見ると、プロダクションのスカウト。
スカウトは、投稿者の歌がどれだけすごいか力説し、歌のレッスンを受けさせてくれたそうです。
でも、なかなかデビューができず。
2年たち、レッスン費用の請求書（超高額）が。
投稿者は、騙されていたことに気が付きました。
それはねえ、マスコミとか芸能プロが、所属タレントのプロフィールに、街でスカウトされたとか、路上ライブで認められたとか書くから、自分もそうなのかなって思っちゃうんですよね。
実際に、そんなに簡単にデビューはできないでしょう。
ツテやコネ、そしてそれなりの資金がない人は、普通は相手にされません。
音楽とか芝居をされている方、それは気をつけたほうがいいと思います。
もらうよ
これは、とりあえずうらやましい。
小学校時代、給食を半分ぐらい、A君に食べてもらっていた少食の少女投稿者。
「残すんならもらうよ」
「ありがとう」
それは、中学になってからも続行。
「もらうよ？」
「ありがとう！」
高校も一緒になったので続行。
「もらうよ」
「ありがち」
そして、今は籍も一緒になったので、まだ続行中です。
「もらうよ」
「おかわりあるのにー」
いや、小学校の頃、仲の良かった異性のクラスメートが、元気かな、とか、今どうしてるかな、とか思うときってありませんか。
そういう思いからすると、学校時代ずっといっしょで、今は籍も一緒というのは、もう言うことなしの幸せ者ですよね。
その一方で、上の学校や、社会に出たときに、新たしいいろいろな出会いはあったろうに、小学校のときの人一筋でもいいの？という気持ちもあります。
あなたは、どちらが良いと思いますか。
食の道
女性投稿者の先輩は、食費が何と月50万といいます。
「お金持ちなんですね」
「ないないー。貯金ゼロです」
それどころか、昔入った生命保険解約して、高級焼肉を食べてしまう先輩。
生きるために食うのではなく、食うために生きているのですね、と投稿者。
これもなんとなくわかりますね。
いったん贅沢はじめると、とまらなくなるんですよね。
でもまあ、博打とか、タチのわるい男に貢ぐのとは違い、自分の生きがいですから、破産しても悔いはないでしょう。
もやし
これは気をつけたほうがいい話ですね。
貧乏界では、もやしは安くて最強の食材。
そう信じていました……あの日までは、と述べる投稿者。
もやしを何回かに分けて食べていたのですが、最後にあたりました。
病院代が高く付きました。
投稿者いわく、「もやしは日持ちしない分、コスパ的にはマイナスかも」
もやしが日持ちしない、というのは意外と知られていないですね。
まあ、どこで買ってもそんなに変わらないと思うので、安いからと言って買いだめはしないことです。
崖っぷちの人が宝くじなんか買っちゃいけません
最後に、『夢を買う夢』という話をご紹介します。
投稿者が、宝くじがあたったら、何に使おうかな、なんていろいろ想像します。
でも、そもそも宝くじを買うお金がなかった、というのがオチです。
宝くじなんて、買わない方がいいですよ、お金がないならなおさら。
たとえばサマージャンボ宝くじ。毎年20万円ずつ宝くじを100年間買っても、10人にひとりしかあたらないものです。
払い戻し率は46％程度（みずほ宝くじトピックス）で、この数字自体は競馬や競輪よりも低くなっています。
ひとかけらの人に大きな当たりがでて射幸心を煽るものの、全体としての数字や確率を見れば、全体として買った者は金を吸い取られる仕組みなのです。
夢も結構ですが、切羽詰まったら、現実的な方がいいですね。。
さて、本書のシリーズは、以前、『ちび本当にあった笑える話 Vol.203 しくじりカミングアウト Kindle版』をご紹介したことがあります。
全編投稿の漫画化で構成されています。
みなさんも、本書を読まれて、ご自身の経験があれば投稿されてはいかがですか。
以上、ちび本当にあった笑える話Vol.204人生がけっぷち！（ぶんか社）は、お先真っ暗だけど笑える読者体験談を漫画にしました。、でした。
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