『肩こり・首痛は99%完治する』(酒井慎太郎著/幻冬舎)は、きちんとした治療と習慣で、首や肩を長年の苦しみから解放することができるとする書籍です。本書では、「肩がつらい」→「マッサージに行く」のくり返しは、もうやめようと述べています。
本書の内容
『肩こり・首痛は99%完治する』(酒井慎太郎著/幻冬舎)は、1日170人が訪れるといわれる治療院の酒井慎太郎さん(柔道整復師)が、痛み予防・解消のためのメソッドを開陳しています。
首や肩のこりや痛みは、ごまかしながら引きずっていると確実に悪化します。
けれど、きちんとした治療を行ない、きちんとした習慣を身につけさえすれば、首や肩を長年の苦しみから解放することができるとしています。
肩がつらいからといって、即マッサージに行くでは、何の解決にもならないとしています。
私は良く、マッサージのお世話になりますけどね。
ストレートネックが頚椎関節を圧迫
肩こりに悩む昨今、『肩こり・首痛は99%完治する』(酒井慎太郎著/幻冬舎)について書かれた記事を目にしました。
「よく眠れないのは肩こりのせい」として、いくつかのエクササイズを提案しているのはいつもの「日刊ゲンダイ」(2013年1月28日付)です。
酒井慎太郎さん(さかいクリニックグループ代表)は、肩こりについてこうとらえています。
本来は湾曲している頚椎が真っすぐになった状態、すなわちストレートネックが頚椎関節を圧迫。
肩こりの最大の原因となり、その肩こりが様々な症状を起こすというのです。
「頭痛、めまい、吐き気、耳鳴り、目のかすみ、手のしびれ……。こうした自律神経失調症状が深刻になると、うつ症状に陥ることもあります。頭の重さは体重の1割を占め、70キロあれば7キロも相当する。うつむき姿勢ではさらに負荷がかかります。頭が3センチ前に出ただけでプラス5キロ、8センチはプラス20キロの負担になる。うつむき姿勢が癖になると、肩こりの最大の原因となるストレートネックになってしまいます」
記事では、「壁を背に立ち、気をつけの姿勢をした時に後頭部が壁につかなければ要注意。ストレートネックの可能性大」と書いています。
みなさんはつきますか。
私はドキドキしながら試しましたが何とかつきました(汗)でも少し肩が張る感じがしました。
やはり私の肩こりは深刻なのかもしれません。
それを克服するために、同紙では次のようなエクササイズを紹介しています。
エクササイズの数々
あご引きエクササイズ
正しい姿勢で座り、軽くあごを引く
↓
あごに手をあて、首ごと後ろへスライドさせる感覚で水平に押す
枕なし睡眠
枕をしないであおむけに寝る。頭の両脇には低い枕を置き、頭の向きによって枕があたるようにする
1日20分ウオーキング
腕をよく振って歩く。
どうしても○○健康法というと、エビデンスは? という話になるのですが、歩いたり姿勢を正したりするエクササイズなら、誰も反対する方はおられないでしょう。
ネットの関連ページを見ていると、中には「肩こりなんて実は存在しない。なぜなら肩こりという言葉があるのは日本だけだから」なんて主張している人もいます。しかし、それは「肩こり」といわないだけで、実際には「背中(背筋)の痛み」等の表現を使っているはずです。
今回のエクササイズなら、どこの国でも誰でも簡単にできそうです。
指ヨガ
揉まない肩こり解消法として、『日刊ゲンダイ』(2013年10月21日付)に「指だけヨガ」も紹介されていたのでシェアします。
「ヨガの腹式呼吸と指の動きを合わせるだけで、全身の血液の流れがよくなり、代謝がアップします。1日3分間の実践で、1カ月に5キロせたという人もいます」
とコメントしているのは、“指だけヨガ”の考案者で、『3分で劇的に楽になる指だけヨガ』(メディアファクトリー)の著書があるヨガ・インストラクターの深堀真由美氏。
内容を引用しますが、たぶん文字だとわかりにくいですよね。
まず、背筋を伸ばし合掌した状態で、ゆっくり呼吸する。
「鼻から大きく息を吐ききったら、頭の中で1・2と数えながら鼻で大きく息を吸い、3・4・5・6と数えながら鼻で息を吐きます。この6秒で〝1呼吸(A)″とします。呼吸は丹田を意識した腹式呼吸です」(深堀氏) 次に指を開き、手のひらだけ離して指先同士だけがくっついた状態にする(写真上)。親指同士を強く押しつけ合わせながら3呼吸(Aを3回)。同様に人さし指から小指まで終えたら、最後は全ての指を強く押し合わせて1呼吸。ここまでで、基本形の1セットだ。
新聞には当然「写真上」が掲載されているので、それを再現するとこんな感じです。
マッサージで揉まれる時の刺激がイイ、という方には物足りないかもしれませんが、肩こりが解消という目標に向けて、いろいろ試みてもいいのではないかと思います。
以上、『肩こり・首痛は99%完治する』(酒井慎太郎著/幻冬舎)は、きちんとした治療と習慣で、首や肩を長年の苦しみから解放する、でした。
コメント