『はじめての電子書籍出版でもAmazonランキング1位の著者になれるKindle出版テンプレート』でEPUB化の解説章が参考になりました。本書は、野澤宏祐さんが上梓されたKindle(電子書籍)発行の手順とノウハウで、本書自体がタイトル通り、9部門でAmazonランキング1位を獲得したそうです。
とくに、ライブドアブログを使うことで、その制作が用意で効率的になることを教えてくれています。
ライブドアブログで日々更新しているブログが、電子書籍になってAmazonで販売できたらと思われる方はいらっしゃいますか。現実にそれは可能といわれ、すでにいくつものサイトで方法が紹介されています。
私は本書を読んで、論より証拠で、実践してみようと思いました。
ランキング1位になる方法、以前の手順もわかりやすく解説
『はじめての電子書籍出版でもAmazonランキング1位の著者になれるKindle出版テンプレート』という、野澤宏祐さんが上梓されたKindle(電子書籍)をご紹介します。
本書は、Kindle出版の発行について解説しています。
Kindleについては、以前もご紹介しました。
Amazonでは、マーケットプレイス(古本)も含めて、たくさんの書籍を販売しています。
中には、既存の出版社や取次店を通さない、というよりAmazonがそれらの役割も担ってくれる電子書籍(Kindle=キンドル)があります。
一般の人が何か書いたからといって、簡単に出版社は本にしてくれません。
しかし、AmazonKindleは、誰でも自分の本を販売できます。
AmazonKindleによる出版、KDP(キンドル・ダイレクト・パブリッシング)は、
- 個人が出版費用をかけずに
- 取次店や出版社との付き合いがなくても
- Amazonで全ネットユーザーに向けて販売することができる
という電子書籍自費出版のシステムです。
本書は、そのAmazonKindleの発行と売り方について、章ごとにステップを踏んでいけばできるように構成されています。
第1章で「電子書籍を出版する魅力とメリット」、第2章では誰でも著者発行者になれること、第3章では心得や準備、第4章では企画案や目次構成の作り方、第5章は原稿を書き進め出版手続きを行う実践、第6章はAmazonランキング1位になるための方法など。
タイトルでわかるように、そのなかでもキモになるのは第6章です。
詳しくは本書を読んで頂くとして、私は、第5章が入っていることも出色だと思いました。
国際電子出版フォーラムが策定した、電子書籍の規格をEPUB(Electronic PUBlication、イーパブ)というのですが、書いた原稿をその形式にするにはどすればよいか、ということを説明している章です。
具体的には、ライブドアブログを使うことを提唱しています。
ブログ記事として書き溜めたものを、そのまま電子書籍に
ライブドアブログサービスには、記事をEPUB化してくれる機能があります。
ですから、ライブドアブログでブログを開設すれば、わずかな操作で電子書籍化が可能ということです。
電子書籍を上梓するにおいて、どのようなレイアウトで電子書籍化するか、というのは、デザイナーや出版者でない一般の人にはどうしていいか手を付けにくい問題です。
Kindleハウツーの書籍を読むと、Microsoft OfficeのWordや、LibreOfficeのWriterなどで原稿を作ることを前提としています。
が、それをそこからどのような版面にするか。
字の大きさはどうしようとか、字詰めやレイアウトなどを考えてしまいます。
で、考えても考えつかない。
そこで、せっかく書きたいことがあっても、Kindle出版の意欲はあっても、実行に移せないこともあるのではないでしょうか。
ブログ記事として書き溜めたものを、そのまま電子書籍化できるというのは、出版のプロではない一般の人にとっては、大変ありがたい機能です。
2クリックでEPUB化
論より証拠で、さっそく作ってみます。
ライブドアブログには、『京急マニア』というブログを作っています。
このブログをEPUB化します。
まず、管理画面から、[ブログ設定]をクリックします。
そして、選択メニューの中から[EPUB書き出し]を選んでクリック。
タイトルと著者名、レイアウトなどを決めます。
そして、EPUB化が始まります。
出来上がりは、書籍の見開き状態です。
書籍っぽいレイアウトですね。
あなたが電子書籍化したいブログが、必ずしもライブドアブログでなくても構いません。
更新されているブログを、EPUBにするためにライブドアブログにいったんエクスポートして上記の操作を行えばいいのです。
書かれているとおりに実践!
いうまでもありませんが、本書もKindleです。
著者の野澤宏祐さんは、本書によると、14冊の電子書籍を出版。
全書籍でAmazonランキング1位を獲ったそうです。
そのノウハウを凝縮した書籍ということです。
本書は、9部門でAmazonランキング1位を獲得したそうです。
本書の中には、『圧倒的にAmazonランキング1位を獲りやすい方法』という項目もあります。
「圧倒的に」とついています。
タイトルが「ノウハウ」ではなく「テンプレート」となっていますが、それはすなわち、書かれているとおりに実践すればいい、という著者の自信の表れです。
全体を通してわかりやすい構成になっているので、Kindleを出版したいと切実に考えている方でなくても一読をおすすめします。
以上、『はじめての電子書籍出版でもAmazonランキング1位の著者になれるKindle出版テンプレート』でEPUB化の解説章が参考になりました、でした。