卵かけご飯。今風に言えばTKGということでしょうか。「卵かけ」といいますが、卵は「かける」のか「まぜる」のかでひところは論争にもなりました。その結果、昨今大変な話題になっているのが、はらぺこグリズリーさんの“極上の卵かけご飯”なのです。
TGK、最強の食べ方!?
コイツ、、、試作で卵50個以上消費して終盤は試食しすぎで味が分からなくなって、友達にも食べてもらってようやく完成した逸材なんで
良かったら試してやってください…【極上の卵かけご飯】
卵白にだしの素、醤油、砂糖を入れて1分30秒箸で全力で混ぜてご飯に卵黄と一緒にのせる。完成! pic.twitter.com/Lip1SujDO1
— はらぺこグリズリー@レシピ本大賞受賞 (@cheap_yummy) October 18, 2020
Twitterで見たことないぐらい話題になった、気軽に誰でも簡単に作れます。
はらぺこグリズリーさんっていう、レシピ本なども出されてる凄く人気の方が考案された方の“極上の卵かけご飯”です。
- 卵を黄身と卵白に分ける
- 卵白にだしの素、醤油、砂糖を入れる
- 箸を使って「2」を1分30秒全力で混ぜる
- ご飯に「3」と卵黄を乗せ、卵黄をくずしていただく
試した方はおられますか。
つまり、卵白と卵黄を分けて、「(卵白部分は)混ぜる」ことと「(卵黄部分は)かける」ことを両立させているわけです。
けだし、この「卵かけご飯」は、長年の論争の末に完成したものなので、多くの方の共鳴を得ているのでしょう。
卵かけご飯の食べ方については、SNSやブログなどで、熱い議論がありました。
卵かけご飯は「かける」か「まぜる」か
Facebookのあるグループで、卵かけご飯の食べ方論争が勃発していたのです。
卵をそのままごはんにのせて、崩しながら少しずつ食べるのか、生卵を一粒一粒絡むほどかき混ぜてから食べるのか、という「かける」のか「まぜる」のか論争です。
「卵かけご飯の食べ方」で検索してみると、関連コンテンツがいろいろヒットするので、興味を持っている方はたくさんおられるのですね。
カレーライスと同じですね。
混ぜて完全にご飯に絡めるか、ご飯の上にかかった状態でいただくのか、という論争です。
このサイトが火付け役だったのかも知れません。
[約55%の人が卵かけごはんを混ぜて食べている] https://t.co/d7UbW1tyAu 卵かけご飯は混ぜない派なので、混ぜる人の方が多いなんて意外です。卵かけご飯を外で食べる機会ないので、混ぜる派のビジュアルみて衝撃でした。 #DPZ pic.twitter.com/vXeJ3KPKBF
— デイリーポータルZ (@dailyportalz) December 8, 2017
デイリーポータルというサイトで、卵かけご飯(TKG)は約55%、つまり過半数の人が、卵かけごはんを混ぜて食べている、という記事のツイートです。
アンケートの対象となる人が統計学的に有意かどうか、というシビアな検証は抜きにして、要するに卵かけご飯は「まぜる」ものか「かける」ものかは2派に分かれている、ということを改めて感じさせる記事でした。
みなさんはどうされていますか。
私は、「混ぜる」と「崩す」の中間といったところでしょうか。
なるべく洗い物(食器)は出さないようにするという結婚前の習慣から、卵は直接ご飯の上に割って落とします。
つまり、いちいち割った卵をなにかするための容器は省略ということ。
ただ、そのまま崩するようにしていただくと、黄身と白身が分離したままです。
それどころか、醤油など調味料も混ざらないですよね。
ごはんにまんべんなくかかりませんから、多少ご飯の上でサカサカッとかき混ぜます。
しかし、デイリーポータルの記事の画像にある、メレンゲのような状態になるまで混ぜるほど神経質ではありません。
テキトーなところで切り上げて、ささっと口にします。
卵白は、完全に混ざった状態でないと一気にすすってしまうこともありますね。
だった、最初から生卵飲めよって感じですかね。
かけるのは卵の黄身だけ
まぜないと、卵黄と卵白が別れてしまう。
そこで、厳密な意味で卵かけご飯といえるのかどうかわかりませんが、白身はとって黄身だけをかける方もおられるようです。
OKWAVEには、こんな質問もありました。
卵かけご飯。
かけるのは卵の黄身だけ。
白身は無用の長物。
そう思わぬか?
それに対しては、こんなコメントが入っています。
>そうやって食べるのは各コンビニで売られている玉子かけご飯風おにぎりのみ。
普通に食べる時は皆言ってる通り全部かけるし、白身だけ残してもあまり使わないからね。>白身もからざも含めてかけてこその「卵かけご飯」ではござらぬか?
黄身だけかけたら、それは「黄身かけご飯」と呼ぶが相応しかろう。
「卵かけご飯」派と「黄身かけご飯」派に分かれるのは致し方なし。
とはいえ殻を含むのはご容赦願いたい。(笑)>牛丼と紅生姜には賛成だったが、こちらには賛成しかねる。
黄味だけではどんぶり飯には足りぬ!また卵2つは女房が許してくれぬ!ご免!!>白身が無いと、ご飯を口にかっ込んだ時に咽るよ。
多少「ズルズル感」が無ければ「卵かけご飯」とは言えない。>黄身だけだと味が濃厚すぎて飽きやすい。なので白身の存在は重要です。
>私は普通に夕飯を食べた後、『デザート』と称して卵かけご飯を食べるほど好きですが、
何ら不都合も何も無かったですから。
好みの問題かと。>その黄身を、卵の中で守っていると思えば、無用ではない^^
ちなみに拙者は、白身は味噌汁にブチ込むか、飲む!w>同意しますがもったいないので全部かけます。
というわけで、「黄身だけかける」に賛成派は少なくとも回答の中にはいなかったですね。
まとめ
そうやって考えていくと、やはり冒頭の、はらぺこグリズリーさんの作り方は、「極上」の名にふさわしい卵かけご飯なのかも知れません。
調味料は、混ざりにくい卵白の中に予め混ぜてしまうわけです。
ただし、卵黄の味を確認するために、卵黄と卵白はまぜない。
卵一つで、奥が深いですね。
以上、卵かけご飯(TKG)は「かける」のか「まぜる」のかでひところは論争にもなり、現在は“極上の卵かけご飯”が話題になっている、でした。
365日たまごかけごはんの本 – T.K.G.プロジェクト, T.K.G.プロジェクト