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報道ステーションのウェブCMが炎上⇒取り下げ。「女性蔑視があふれている」とのことですが、MMTの立場からも看過できません

報道ステーションのウェブCMが炎上しています。「女性蔑視があふれている」とのことですが、MMTの立場からも看過できません

報道ステーションのウェブCMが炎上、すぐさま取り下げを発表しました。「女性蔑視があふれている」とのことですが、MMTの立場からも看過できません。

若い女性がジェンダーや消費税についてカメラ目線で語るものですが、「女性蔑視があふれている」と炎上しています。言わんとしていることはわからなくもないのですが、やはり表現の仕方には問題もあります。

私は、それとともに消費税と「国の借金」を結びつける物言いが気になりました。

「女性蔑視があふれている」との声

報道ステーションのウェブCMは、もうご覧になりましたか、

若い女性がカメラ目線で、こう語ります。

「会社の先輩、産休あけて赤ちゃん連れてきてたんだけど、もうすっごいかわいくって。どっかの政治家が『ジェンダー平等』とかってスローガン的にかかげてる時点で、何それ、時代遅れって感じ」

「化粧水買っちゃったの。もうすっごいいいやつ。それにしても消費税高くなったよね。国の借金って減ってないよね?」

これが、「女性蔑視があふれている」「どこまで女性をばかにすれば気が済むのか」などとネット上で批判が集まっている。」(東京新聞デジタル編集部・北條香子)という話です。

どうぞ、ご覧ください。


森喜朗発言以来、いろいろ叩かれているのに、こういうCMって、随分チャレンジャーだな、と思います。

だって、叩かれるのはわかってるわけですよね。

こちらがまとめサイトです。


これが、主なコメントの引用です。

3名無しさん@恐縮です2021/03/24(水) 07:13:40.40ID:0oCHULgw0
子供かわいい→ジェンダー問題
消費税高い→国の借金
唐突すぎて、何これって感じ

6名無しさん@恐縮です2021/03/24(水) 07:16:48.14ID:Z8IZZLGX0>>12>>23
案の定フェミ虫が意図的に曲解して
因縁つけてるなw

9名無しさん@恐縮です2021/03/24(水) 07:18:47.29ID:15iTzbh70
時代遅れ、って言葉自体
進歩主義史観らしく鼻につく

11名無しさん@恐縮です2021/03/24(水) 07:19:35.32ID:LDr0V4uk0
でも実際こういう意識の人いるし、この人の人生幸せそうじゃん
こいつって富川アナや清水俊輔アナくらいのイケメンなら呼ばれたいと思ってる女性も多いはず。

48名無しさん@恐縮です2021/03/24(水) 07:30:23.57ID:iqtqcR/Y0
女性が重い荷物を運ぶ仕事増やしていこう
女性がでかいトラック運転できる環境を整備していこう
女性の深夜仕事を推奨していこう

89名無しさん@恐縮です2021/03/24(水) 07:38:18.55ID:ab1AdyC10
フェミニズムの本場、男女平等が進んでいる欧米では…

 ・女性解放前は、女性に財産権がなかった
 ・財産権の無い女性達を父または夫が保護した
 ・参政権は徴兵義務と一組

が男女平等の基本になっていて、つまり

 ・女性にも財産権を与え、その代り社会的な義務を果たすこと
 ・財産権をもった女性は自立し、男性の保護から脱出すること
 ・参政権がある女性は、徴兵を含めて社会的な義務を果たすこと

が男女平等なんです。

だから欧米の男女平等を基準にするなら

 ・デートで男だけが奢る必要はない
 ・男が女を守る必要はない
 ・力や能力はすべて「個人差」であり、できる形で社会的義務を果たすこと


です。

みなさんは、いかが思われますか。

狙いは「表現の自由」でも不適切である

私の意見は、

というところです。

要するに、「政治家の時代遅れ」と「 消費税高い、もしくは適正に使われていない」ということを言いたいわけですよね。

『報道ステーション』を見てるから、そういう意識がありますよ、ということでしょう。

たしかに「表現の自由」だと思いますから、そのような企画意図を頭から否定する気はありません。

ただ、問題は、CMを見る限り、そう感じた人はどれぐらいいたのか、ということです。

「ジェンダー問題は達成されている」という間違った前提にも受け取れるし、逆に「ジェンダー平等の達成なんて目指すべきではない。それを主張することがダサい」というネトウヨ的な主張にもとれます。

つまり、きちんと受け手に伝わりにくいし、少なくともそれでは「ジェンダー問題」と向き合うことを訴えていないわけです。

それと、コメントにもある通り、赤ちゃんを可愛いということを、ジェンダー問題に取り組むこととは対立するかのような描き方は炎上必至ですよね。

たしかに、フェミニズムは一枚岩ではありません。

中には、婚姻や母性保護に対してすらも「性的役割分担」として否定する、田嶋陽子さんのようなメチャクチャ論もあります。

そんなものについていけない、「女性が子供を生むのが何が悪いの」という女性はおられるでしょう。

ですからCMは、田嶋陽子さんのような人達に対する皮肉の意義はあるかもしれません。

しかし、ではジェンダー問題に取り組む人のすべてがそうかというと、もちろんそうではありません。

これではまるで、ジェンダー問題に取り組む人は、赤ちゃんを可愛いと思う心がない人たちだ、といわんばかりではないですか。

人間扱いしてないですよね。

ですから、いずれにしても受け手を誤解させる表現であることは確かだと思います。

MMTの立場からの批判

もうひとつ、「消費税」で「国家の借金は減っていない」については、MMTの観点で見ていきます。

まず、いかなる意図であっても、「国家の借金」という表現自体が、もはや問題視されるべき時期にきていると思います。

MMT(現代貨幣理論)の基本的な考え方ですが、国債発行は「借金」ではなく、市中に流通するお金、すなわちマネーストックの量を表しているに過ぎません。

赤字国債や建設国債で、国民の財布の預金が増えるのですから、誰が困るのでしょうか。

「借金」という表現は、国民に財政出動の要求を抑えさせる政治的な意図を疑います。

さすが、財務省のメガホンに成り下がっている池上彰さんの番組を放送するテレビ朝日だけのことはあります。

世良公則さんが「人々は池上彰氏が発する『国民負担説』を信じている」と「財政破綻危機」の批判を東スポWebで行い大絶賛
世良公則さんが「人々は池上彰氏が発する『国民負担説』を信じている」と、「財政破綻」論批判を東スポWebで行い、MMTをよく勉強していると大絶賛の声です。池上彰氏は不勉強と言うより、財務省の広報係を意図的に行っているのではないでしょうか。
『池上彰のニュースそうだったのか!!』では「10万円給付は前借りなので今後税金で返済しなければならない」との発言が炎上中
『池上彰のニュースそうだったのか!!』では、「10万円給付は前借りなので今後税金で返済しなければならない」との発言が炎上中です。給付金を待望する機運に間違った冷水で抵抗しているのは、財務省の命を受けたか、権力に弱いメディアに忖度したか、どちらかしかありえません。

もうひとつ、消費税で「借金」が減らないという物言いですが、税金で「借金」を返すという前提にほかなりません。

それは、これは財務省のプライマリーバランス論を観るものに刷り込んでいることになります。

一見、政治を批判しているようでいて、実は財務省のイデオロギーを刷り込んでいるのですから始末が悪い。

CMは、消費税が適正な使い方をされれば借金も減るんだ、といわんばかりですが、徴税は本来、「借金」対策ではありません

何度も書いてきましたが、徴税の役割はおおまかなところで、以下のようなことが考えられます。

  1. インフレ抑制
  2. ……MMTによる国債発行のコントロールはインフレ率による

  3. 格差の是正
  4. ……累進課税によって富裕層と中流層・貧困層との格差を広げないようにする。そもそも富裕層にとっての税は、同額であっても中流層・貧困層よりも犠牲が少ない

  5. 円の通貨としての価値を担保する
  6. ……納税義務を貨幣(円)で果たすことで、その貨幣に価値(需要)が生まれる

  7. 社会秩序を守るために利用する
  8. ……お酒やタバコに税金をかけることで、需要をコントロールすることができる

もともと、MMTは徴税の役割に当てはまらない消費税については否定的なのです。

報道ステーションが、MMTの立場に立たないからと言って今更驚きやしませんが、消費税税収の意義付や正当化を、「国家の借金」なる概念とともに刷り込もうとすることは、決して容認できません。

これは、コロナ禍における財政出動への牽制にもなります。

MMT派の方、大いに批判の声を上げましょう。

以上、報道ステーションのウェブCMが炎上しています。「女性蔑視があふれている」とのことですが、MMTの立場からも看過できません、でした。


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