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無償版G Suite加入者は5月1日でいよいよサービス終了です。その後はGoogle Workspaceへ移行され、無料利用は2022年7月1日まで

無償版G Suite加入者は5月1日でいよいよサービス終了です。その後はGoogle Workspaceへ移行され、無料利用は2022年7月1日まで

無償版G Suite加入者は5月1日でいよいよサービス終了です。その後はGoogle Workspaceへ移行され、無料利用は2022年7月1日までです。あとは有償サービスを選択するか、サービス利用をやめるのか、追加発表の新プランか、無償ユーザーは選択を迫られています。

Google Apps⇒G Suite⇒Google Workspace

Google Workspaceは、クラウドコンピューティングサービスとして、グーグルが提供しています。

主に企業を対象としたサービスで、Gmailのメールサーバーを、自社のドメインメール(IMAP)で使えます。

加入アカウントを管理者アカウントとして、社員用のアドレスを切り出せます。

たとえば、example.co.jp という会社のドメインだった場合、

info@example.co.jp
wahaha@example.co.jp
ohno@example.co.jp
hyaahou@example.co.jp
damenanoyo@example.co.jp

など、複数のメールアドレスを、Gmailのメールサーバーで使えます。

ドメインを持てるGoogle サービスというわけです。

また、カレンダー、Chat、ドライブ、ドキュメント、スプレッドシート、プレゼンテーション、Keep、サイト、Vaultなど、社内でとりかわす情報のネットによる一元化が可能です。

それら個々のアプリケーションは、Gmailアカウントをとれば単体で無償利用されるものもありますが、Google Workspaceのパッケージなら、複数ユーザーの管理や、既存システムとの統合などが可能となっている利点があります。

一般に言うところの、グループウェアというサービスです。

大雑把に流れをご紹介すると、このGoogle Workspaceは、G Suiteという名称のサービスを名称変更させたクラウドサービスですが、さらにその前身があって、それがGoogle Appsといいます。

2006年……Google Apps Your Domain の提供開始。
2016年……G Suite へとブランド名変更。
2020年……G Suite をGoogle Workspace へとブランド名変更。

このGoogle Apps(Your Domain)時代に、グーグルは無償提供を打ち出しました。

そこで、企業だけでなく、個人ユーザーも大量にアカウントを取得しました。

だって、Gmailサーバーを使って、自分のドメインのメールを利用できるのは、個人ユーザーとしても大変なメリットです。

なぜなら、同じことをする場合、ホスティングサービスを契約して、自分で設定しなければなりません。

そういう設定が苦手な人もいるでしょうし、格安のホスティングサービスはいつダウンしてしまうかもしれません。

グーグルなら100%大丈夫と断言はできませんが、月間ユーザー数は15億人に上るといわれるGmailのサーバーなら「より安心」です。

強力な検索機能、迷惑メール、フィルタ、ウイルススキャン機能などを標準装備したWebからの利用も可能な高機能メールが無料で使えるのですから、そりゃ魅力でしょう。

ですから、私もGoogle Appsは5アカウントも取得していました。

その無償サービスは、Google AppsがG Suiteにブランド名を変更しても続きました。

が、ブランド名がGoogle Workspaceに変わった今回、2022年5月1日で終了することになりました。

その後はGoogle Workspaceへ移行され、2022年7月1日までは無料で利用できますが、その後をどうするか迷うユーザーも少なくありません。

あと2ヶ月の猶予で、お金を払ってそのままGoogle Workspaceを使うか、別のサービスを利用するか、選択を迫られているわけです。

有償の場合、一番安いプランは、Business Starterでひと月680円です。

「そんなもん、680円ぐらい払ってしまえ」

といってしまえばそれまでですが、私のようにGoogle Apps時代に複数のアカウントを取っている人は、そのx倍にもなるわけです。

昨今のクラウドサービスは、サブスクを採用していますから、他のクラウトサービスを利用しているとその月々の払いもあり、あっちこっちのサービスを利用していると、なかなか固定費としては侮れません。

私は、回線&接続に楽天ひかりを使っているのですが、IMAPメールをサポートしていないようなので、このブログを立ち上げているホスティングサービスのエックスサーバーに、IMAPメールを設定することにしました。

私のおすすめとしては、もしGoogle Workspaceではないところでの利用を考えているなら、これからの時代はIMAPメールをサポートするプロバイダ、もしくはホスティングを選ぶことをお勧めします。

新しいメールアドレスなら無料のプランも

それ加えて、2月には、こんなニュースがありました。


Google Workspaceに、無償の利用プラン「Essentials Starter Edition」を追加したことを発表しています。

今回の、G Suite無償化終了に、だいぶ反発があったようですね。

このプランも、ユーザーの持っている既存の仕事用メールアドレスを利用してサインアップできます。

クレジットカードの登録不要(要するに無料)で15GBのストレージが用意され、そのアカウントが管理者となってチームメンバーを招待して、Googleドキュメントやスライド、スプレッドシート、チャット、MeetによるWeb会議など共同作業が行なえるようになっています。

ただ、すでに無償版G Suiteで使っているメールアドレスでは、利用できないようです。

ですから、会社のドメインでメールアドレスを切り出してG Suiteを利用してきた場合は、引き続きそのアドレスを利用する、というわけにはいきませんから、選択しにくいかもしれませんね。

ただ、個人利用など、メールアドレス変更でも構わないという場合は、このプランも一興だと思います。

ということで、現在無償版G Suiteのユーザーは、この3つの選択肢から決めることになります。

  1. 有料版Google Workspaceを利用する(月々の支払いが発生するが、従来どおり利用できる)
  2. プロバイダやホスティングサービスでメールを設定する(すでに契約中のものがあればお金はかからないが、設定は自分で行う)
  3. Essentials Starter Editionのアカウントを新たに取得する(新しいメールアドレスでの利用になる)

利用されているみなさん、どのような選択をされますか。

以上、無償版G Suite加入者は5月1日でいよいよサービス終了です。その後はGoogle Workspaceへ移行され、無料利用は2022年7月1日まで、でした。


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