自己愛の強い人の特徴が分析されて話題です。自己愛者は被害者ぶり、「他人からいい人に見られたがる傾向」があるというのです。
「被害者であることを頻繁にアピールし他人の同情を得ようとする人は、他人からよく見られたがり、他人への共感能力にも乏しいナルシシスト的傾向がある可能性が高い」という、ブリティッシュコロンビア大学のEkin Ok氏らの調査です。
加えて私は、自己愛者は毒親の素地があると思います。
「いい人に見られる」ことは大切でも本当の「いい人」にはならない
道徳的に好ましくない性格特性
初出は、ニュースサイト『Gigazine』(2021年03月02日 07時00分更新)です。
それによると、ブリティッシュコロンビア大学の、Ekin Ok氏らの調査によって、こんな研究報告が示されました。
被害者であることを頻繁にアピールし他人の同情を得ようとする人は、他人からよく見られたがり、他人への共感能力にも乏しいナルシシスト的傾向がある可能性が高い
とのことです。
加えて、ペンシルバニア大学の心理学者であるコリー・クラーク氏が、こう解説しています。
被害者の精神をより顕著に周りに示す人々は、物的利益を求めてうそをつき、周りをだます手段として他人を中傷する可能性が高いことが示されています。そういった人々はナルシシズムやマキャベリズム、正直さと謙虚さの低下など、道徳的に好ましくない性格特性と関連付けられています。(中略)
またクラーク氏は、自分が被害者であると思い続ける感情が、道徳的に好ましくない性格特性を持つ人々の精神状態を安定させている可能性が高いと述べています。この性格特性は道徳的優越感を得たり、他人の苦しみに対する共感能力の欠如といった特徴も持ち合わせているとクラーク氏は指摘します。
記事では、もう一つ興味深いことも指摘していますね。
自分の苦しみを頻繁に周りにアピールする人は「いい人に見られる」ことばかりを気にかけ、「実際にいい人になる」ことにはあまり興味を示さないということを意味します。
まとめ記事です。
被害者だとアピールしがちな人は「他人からいい人に見られたがる傾向」があるという指摘 – GIGAZINEhttps://t.co/65j9nLekXL
— 畠中由宇・相互フォロー100% (@hata_follow) March 3, 2021
主なコメントです。
9ニューノーマルの名無しさん2021/03/03(水) 10:44:17.90ID:kUjBJyVe0
被害者が叩かれる理由がコレ12ニューノーマルの名無しさん2021/03/03(水) 10:44:51.37ID:t6JYL5pp0>>15>>66
ネトウヨだな
社会に抑圧されたと思い混んでいる17ニューノーマルの名無しさん2021/03/03(水) 10:45:59.22ID:4rmDapW10
民族単位でそうなってる人たちがいるらしい21ニューノーマルの名無しさん2021/03/03(水) 10:46:54.31ID:u3xAmbCJ0>>54
否定的な言葉を吐く人と付き合わないだけで、人生の質が非常に良くなる24ニューノーマルの名無しさん2021/03/03(水) 10:47:40.62ID:1njxqoh80
経験的にはそうだよなあ有名人や社会的に有名な勢力の例だと、橋下・維新、立花・N国、ネトウヨ、ツイフェミなどが
まさにその典型例26ニューノーマルの名無しさん2021/03/03(水) 10:48:30.95ID:xjgl4ad/0>>61>>90
すげぇ反日左派の行動の説明が
これでバッチリだな
29ニューノーマルの名無しさん2021/03/03(水) 10:49:27.94ID:kwHo1tej0
周囲に対して被害者アピールが過ぎる奴は疑うべきだ
そいつの正体は十中八九、周囲を煽り利用しようとしてる加害者側の人間
というわけで、イメージできる対象は、左右様々な勢力、かの国、さらに愛知問題の人たちと、いろいろな名前が出ました。
それは要するに、「被害者意識による自己正当化」というのは、政治思想やポジションの左右に関係なく、どんな人にも起こり得る人格の問題ではないか、ということだと思います。
さすれば、それは私がしばしば書いている自己愛者のことですね。
このOGPをクリックして頂けると該当記事に飛びます。
ところが、自己愛(者)と言うと、必ず誤解される方がおられるのです。
自己愛と自分に誇りを持つことは異なること
曰く、「自己愛と言うが、自分で自分を大事にして何が悪いのか」と。
自分を大切にするとか、誇りを持つといったことと、一般に使われている自己愛というのは似て非なる概念です。
「自己愛」を一言で述べますと、「自分は優れていて立派な存在でなければならない」と思い込むことです。
それの何が悪いかって?
要するに、一見自分を愛しているようでいて、実は「ありのままの自分を愛することができ」(Wikiより)ないことが悪いのです。
自分自身を、現実(真実)と向き合わせることから逃げているからです。
冒頭の報告で、自分の苦しみを頻繁に周りにアピールする人は、「いい人に見られる」ことばかりを気にかけ、「実際にいい人になる」ことにはあまり興味を示さない」という件がありましたね。
本当に、自分のことを思うなら、「実際にいい人になる」べきですよね。
そういう人は、本当の「いい人」にはならないくせに、「いい人に見られる」という、うわべの自分を「大事」にするあまり、そのギャップで都合が悪くなったり辻褄が合わなくなったりしたら、他者に嘘をついたり、裏切ったり、自分の不遇をもっぱら社会や周囲の人のせいにしたりするのです。
ね、はた迷惑でしょう。
自己愛者は毒親の素地がある
私が思うに、自己愛者は、親になっても毒親の素地がありそうです。
2019年4月18日に放送された、『クローズアップ現代+』の、『毒親って!? 親子関係どうすれば・・・』という放送で、キャスターの武田真一さんが涙を流したのは有名な話です。
「あのー、私は、毒親という言葉にものすごく抵抗があって、それを耳にするたびにですね、1人の親として本当にズタズタに切り裂かれるような痛みを感じるんですね」
ところが、それに対するWeb掲示板のコメントは、おそらく毒親に苦労した子だと思いますが、かなり辛辣でした。
そうそう、こんな風に外面はいいんだよね/他所に良い親だと思わせる態度が上手い毒親って公の場で(毒)親子関係の話題になった時とりあえずまずは泣くよね/自分が!傷付いてます!てかんじで/文字だけでイラッとした
実際の毒親育ちからするとすごく迷惑な番組だった
テレビで一方的に親に泣かれる子供の気持ちも想像してみたらいいのに/想像力の欠如が色々な問題を生むんだよ
泣きたいのは毒親に当たった子供の方だよ
こうやってイイ親パフォされると反抗しづらくなってガキの方はより精神的に追い込まれるよね。
武田真一さんがそうかどうかの判定はともかくとして、コメントに限って言えば、今回の研究報告が、そのまま当てはまってしまいます。
『気づけない毒親』(高橋リエ、毎日新聞出版)によると、毒親は6つのパターンがあるといいます。
- 口が悪く、つねに攻撃的な言葉で子どもを否定し押さえつける「ジャイアンタイプ」
- 子どもが思い通りにならないと、つらそうにしたり、泣いたりして子どもに罪悪感を抱かせコントロールする「可愛そうな母タイプ」
- 子が思い通りならないと、親戚中に触れ回って自分の正当性を訴える「パフォーマンスタイプ」
- 献身的に尽くしながら、子どもが自分の敷いたレールを着実に走るよう、たくみに誘導する 「至れり尽くせりタイプ」
今回のテーマである「被害者意識が強い」ということと、重なるものがありますね。
「全ては私の責任」という「ええカッこしい」も同じ
ただ、それとは正反対に、客観的経緯を根拠とすることなく、何でもかんでも、「すべては自分の責任です」という人いますけど、あれも自己愛者ですからね。
そもそも、そういう人に限って、言葉だけで真の「責任」は取らないし。
つまり、何が原因でそうなり、今後はどう改善していくか、という自己批判や具体的な対策を明らかにしないですよね、そういう「綺麗事」を言う人は。
真実に肉薄していない。そこから逃げている、ということです。
それではだめでしょう。何の解決にもなっていない。
要は、誰の責任かという話をしている場合、客観的な根拠で道理があるか、ということが大切です。
それを守らない人は、真実よりも自分が可愛い人=自己愛者ということです。
まあ、そういう人とは私は関わらないほうが良いと思いますね。
以上、自己愛の強い人の特徴が分析されて話題。自己愛者は被害者ぶり「他人からいい人に見られたがる傾向」がある。毒親の素地も、でした。
結局、自分のことしか考えない人たち:自己愛人間への対応術 – サンディ・ホチキス, 江口 泰子
自己愛性パーソナリティ障害 [ 市橋秀夫 ] – 楽天ブックス