安藤裕議員が、衆院内閣委員会で質問。「国債を発行すると、新しいお金が誕生し国民を豊かにできる。政府の財政赤字は国民の黒字」と述べたことが話題になっています。コロナ禍で「大胆な対策を打つ必要がある」と繰り返し強調したことをどう見ますか。
消費税に対する疑義も質する
19日の衆院内閣委員会で、安藤裕議員(京都6区)議員が国債発行を取り上げ、新型コロナウイルスが収束するまでは増発分を経済対策の財源に充てるよう訴えたことが、京都新聞で報じられています。
「国債を発行すると、新しいお金が誕生し国民を豊かにできる。政府の財政赤字は国民の黒字だ」
コロナ禍で多くの企業や雇用が失われる経済崩壊を防ぐには「大胆な対策を打つ必要がある」と繰り返し強調。
消費税については、「生きることに課税しているに等しい。税制としてあるべき姿か」と疑問を呈し、時限措置での消費税減税を西村康稔経済再生担当相に提案したと報じられています。
ただ、財政法は赤字国債の発行を原則認めておらず、発行には特例法の改正が必要になります。
本田太郎議員(京都5区)は、「緊急時には必要な額の歳出を躊躇(ちゅうちょ)なく行うべきだ。よもや財政再建を優先して経済が崩壊したり、国民が路頭に迷うようでは本末転倒だ」と指摘したというニュースです。
当該記事のOGPです。
自民議員「国債増発で景気対策を」 コロナ拡大受け、消費税減税も提案 | 京都新聞 https://t.co/sxo0beh30B
— 石川良直 (@I_yoshinao) February 21, 2021
こちらがまとめ記事です。
【MMT】安藤裕議員「国債を発行すると新しいお金が誕生し国民を豊かにできる。政府の財政赤字は国民の黒字だ」 [ボラえもん★]
https://t.co/zztoB1lKla pic.twitter.com/dN1TC4NEB8— 石川良直 (@I_yoshinao) February 21, 2021
主なコメントを引用します。
2ニューノーマルの名無しさん2021/02/21(日) 08:54:07.53ID:PC0xtoBf0
これは正しい5ニューノーマルの名無しさん2021/02/21(日) 08:54:40.14ID:ESYtTwHp0
正しいんだが、ガス抜きに過ぎないんだよなぁ6ニューノーマルの名無しさん2021/02/21(日) 08:54:53.86ID:wQVV3Z+y0>>100
金持ちが財産を減らしたくないからインフレ制御のハイパーデフレ10ニューノーマルの名無しさん2021/02/21(日) 08:56:18.58ID:l+c+Ap140
>>1
成長性のない仕事は業種ごと全部潰す必要がある。
安藤議員の議論はこれから先の時代を生き抜いていけない空虚な理想論に過ぎない。23ニューノーマルの名無しさん2021/02/21(日) 08:59:26.31ID:Ag+o9Of80
>1
安藤、おまえ2012年から自民公認を得ていて増税に反対な訳無いよなw32ニューノーマルの名無しさん2021/02/21(日) 09:01:20.11ID:oGkkV8c80
国民が金のバラマキを待っている時点で
自由主義社会は崩壊してるわ
もうさ共産主義社会でいいんじゃないか61ニューノーマルの名無しさん2021/02/21(日) 09:06:57.34ID:o1g+FuD20
こいつはいつも口だけ
本気で党上層部と戦う意欲なし
ただのガス抜き要員
どうせ責任ある立場になれば麻生みたいに豹変する
まあたしかに、MMTについては、これまでも各委員会で西田昌司議員などがさんざん訴えてきましたが、「うんそのとおりだ」と閣僚が答えたことはありません。
国民にとっては、「5」のようなコメントもやむなしかなという気がします。
MMT提唱議員は、ただ要望を述べるだけでなく、ではどうすれば社会にその理解と機運が高まり、閣僚の有意義な答弁を引き出せるかをぜひ考えていただきたいですね。
つぶれるところは仕方ない、でいいのだろうか
「10」は、よく聞く議論なのですが、典型的な新自由主義のロジックであり、私は違う意見です。
何を以て「成長」かわかりませんが、介護福祉のように、成長性なるもののあるなしに関わらず必要な分野はあります。
業種の中では、正当な競争によって技術やサービスの向上が期待されます。
しかし、コロナに乗じて業者を見殺しにすることで、その業種全体が衰退すれば、業種間事業者の競争も弱くなり、技術やサービスの発展に大いなる支障をきたします。
閉店した店舗には、たとえばラーメン屋さんなどは「ネオクラシック系」といって、一騎当千の個人店が、これからというときに、誰もその味を継続できないまま閉店してしまうことも少なくありません。
吉野家のノウハウからすき家が生まれたように、ネオクラシック系の継続がないのはもったいないですよね。
それに、失業者、廃業者がふえれば、当然ですが社会全体の経済は停滞するでしょう。
げんに、自殺者も出てるじゃないですか。
もちろん、現在も、飲食店などでは、閉店した店舗に「ピンチのときこそチャンス」と、新たに開店する同業者もあらわれてはいます。
ただ、それは例えると、かつて大相撲で大量に八百長疑惑の力士が整理され、繰り上げ昇進した力士を連想してしまいます。
もちろん、コロナ禍と八百長と契機は全く別ですし、昇進した力士や新規開店した事業者に、水を差す意図は全くありません。
従来の力士や、お店にも将来性はあったと思いますから、それらの可能性をつぶすことなく正当な競争があったほうがよかったという話です。
万年筆マネーは共産主義なのか
「32」もよく聞く話で、たぶんMMTに反対する人たちの本心は、「お金をばらまくのは共産主義で、自由な競争にもとる」という考え方があるのではないかと思います。
たしかに、MMTは政策的には左派が提唱したり、マルクス主義(マルクス経済学)者とは前向きな議論を行ったりしているようです。
ただし、MMTは貨幣論であり、計画経済は求めていません。
それに、安藤議員に限らず我が国の提唱者は、自由な競争を実現するからこそ、現在の緊縮財政に疑義を唱えているのではないでしょうか。
しかし、これは私個人が見ると、今後の日本のあり方の大きなヒントになっていると思います。
既存の社会主義国における共産党とは違い、高度に発達した資本主義国である我が国に計画経済を採用することはない、と日本共産党は標榜していたはずですが、だったらこの資本主義の枠内で、国民を活かす財政出動の理論的裏付けとなるMMTをどう捉えているのか。
「日本はギリシャのようになる」などと財務省に啓蒙され、まんまとひっかかった菅直人や野田佳彦を総理大臣にしたような民主党の再結集と「共闘」なんかするよりも、MMTという旗を掲げたら良いのではないでしょうか。
「共闘」することで、立憲民主党の陣地をカスめ取りたいなどとセコいことは考えず、自民党だろうが立憲民主党だろうが、MMTに反対する勢力と戦うという立場を旗幟鮮明にした方が、よほど国民の利益にかなう方向性です。
れいわ新選組、自民党や立憲民主党・国民民主党のMMT派も、新たな選択を迫られることになるかもしれません。
以上、安藤裕議員「国債を発行すると新しいお金が誕生し国民を豊かにできる。政府の財政赤字は国民の黒字」衆院内閣委員会で強調、でした。
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