AcerCB3-111-H14Mは、液晶が11.6型、サイズが1.1kgのChromebookです。楽天に出品しているリユース(つまり中古)品から入手しました。現在市場に出ているChromebookR11(29800~49800円)の前機種で税込9980円。肉眼で目立った痛みが見えない優良品です。
Chromebookとはなんだ
Chromebookのシェアが伸びているそうです。
株式会社MM総研が取りまとめた、国内Chromebook市場の動向によると、2019年末時点で245,000台(シェア1%)だった市場が、2020年には1,571,000台(シェア13%)に急増する見込みといいます。
その理由は、文部科学省が推進するGIGAスクール構想によって、公立小中学校に1人1台の端末配備が進んでおり、その端末にChromebookを採用する自治体が増えたというのです。
WindowsでもなければMacでもない。
シェアから行けば、それらを選んだほうがいいはずなのに、どうして、Chromebookなのでしょうか。
Chromebookというのは、ChromeOSで動くパソコンです。
Chromebookというのは、Windowsでもなく、MacOSでもなく、Googleが2009年に発表した、Chrome OSを搭載したコンピュータのことです。
ChromiumOSという、Googleが開発したオープンソース(改良等行えるということ)をもとにして作られています。
特徴は、ブラウザのGoogleChromeの中でできることがすべてということです。
WindowsやMacのような、アプリケーションソフトはインストールできません。
比較的新しいマシンには、スマホを動かしているAndroidOS用のアプリ、つまりスマホアプリをインストールできますが、基本はブラウザでできることがすべてというマシンです。
ネットサーフィン、ネット上で使うWebアプリなどです。
「だったら、WindowsやMacよりも不便ではないか」
と、思われますか。
そこは、いかなる価値で使うかという考えようです。
むしろ、シンプルだからこそ、価格も安く、管理も簡単、ということもできます。
OSは、Googleが自動更新します。安全安定です。
ブラウザがプラットホームなので、パソコン初心者でも比較的ハードルが低くなっています。
むしろ余計なアプリが入らないので、余計なファイルを入れたり、大切なファイルを消したり、というトラブルが有りえません。
ですから、学校教育にはもってこいの端末なのです。
何しろ、使うだけで、保守に気を使うことがないわけですから。
しかも、モバイル用途を前提としているので、ノート型PCとタブレット型PCの両方の使い方ができるモバイル端末(2in1 PC)のモデルもあります。
そして、総じて小型軽量です。
ただし、最近は以前に比べると高機能化して、高いものになると、Windowsのトップモデルに近くなるので、すでにWindowsやMacをメインマシンとするユーザーが、セカンドマシン、もしくはモバイル用途で試験的に使うマシンとしては、ちょっとお値段が高いかな、という気がしていました。
そんなとき、ハピタスの溜まったポイントで買えるAcerCB3-111-H14MのC中古品が、リユース専門店で売り出されていたので、お試しのつもりで買いました。
AcerCB3-111-H14Mとはなんだ
AcerCB3-111-H14Mは、Intel Celeron (N2840,2.16GHz,1MB)を搭載した、11.6型(1366×768)、本体重量(概算)1.10kgのChromebookです。
2015年2月25日に発売されました。
1.10kgという軽量ですが、Chromebookとしては十分なメモリ4GBならスペック的にも十分です。
真っ白な筐体に、Chromebookのロゴがおしゃれです。
MacBookを意識しているような気がします。
ただ、中古というと、届いて使ってみなければわからない賭けのような面があります。
その昔、ニフティがインターネットではなく「パソコン通信」のサービスだった頃、ノートPCを「卒論でしか使わなかったから新品同様」というので買ったことがあります。
たしかに使い込んではいませんでしたが、ずっと押し入れに入っていたからなのか、いきなり故障で修理したことがありました。
ヤフオクで掘り出し物も落札したこともありますが、そうしたリスクを考えると、具体的に欲しい物があったらリユースの専門店もチェックしておいたほうがいいでしょう。
で、今回は楽天に出店しているwonderrexというお店の発売です。
「細かなキズやテカリ、汚れがありますが、多少の使用感のみで状態の良い中古品」とことわりがありました。
まあ、中古品販売の「お約束」のようなもので、多少の「キズやテカリ、汚れ」はあって当然と考えるべき。
が、届いたものは、肉眼では目立つ「キズやテカリ、汚れ」はなく、特定ユーザーが使い込んだというより、せいぜい店内展示品といった趣でした。
もちろん、中古品を専門に売っているお店なので、クリーニングもきっちり行っているのでしょうが、そもそも前のユーザーが大切に使っていたのでしょう。
Chromebookのユーザーは、MacBookのユーザー同様、マシンを大事に使います。
たとえば、キーボードにはカバーをかけて使うとか。
仕事の道具、と割り切ることが多いWindowsユーザーとは、そこが違いますね。
CPUはそれほど高性能でもありませんが、Chromebookは現在の新品市場でもメモリが2GBしか搭載されていないものもあるので、4GB搭載は良いと思いました。
筐体はモニターが11.6インチ、重さは1.1kgです。
CPUはCeleron N2840 2.16GHz、メモリー4GB、記憶容量16GBです。
アプリも入れないし、作成したデータはGoogleドライブに保存するので、大容量の記憶装置は採用していません。
そのシンプルさも魅力です。
起動が一瞬なのは、さすがChromebook。
それで、価格はいくらかといいますと、9,980円でした。
この20円が大きいですね。
つまり、1万円を切っているかどうかの違いがありますから。
自動更新ポリシー
とまあ、Chromebookについて、ずっとベタ褒めしてきたわけですが、ひとつだけ注意点があります。
それは、自動更新ポリシーです。
Chromebookは、GoogleがChromeOSを自動的に更新してくれます。
しかし、決められた時期でそれは打ち切られます。
マシンが動かなくなるわけではありませんが、サポートを受けられなくなるということです。
現在はその期間が8年以上になりましたが、今回のAcerCB3-111-H14Mの頃は6年ぐらいでした。
で、自動更新ポリシーは2021年9月となっています。
つまり、ほぼ2年。
購入価格で計算すると、1年あたりの償却額は5000円ということになります。
まあ、美品ですし、悪い買い物ではないでしょう。
Chromebookについては、この4ヶ月後、ヤフオクで、ASUS Chromebook C202SA-YS02を8950円で落札しました。
こちらは、Androidアプリも使えるので、そのレビューなども機会があればチャレンジしようと思っています。
以上、AcerCB3-111-H14Mは楽天に出品しているリユース(つまり中古)品を購入。液晶が11.6型でサイズが1.1kgのChromebookです、でした。