Microsoft Edgeのブラウザにおけるシェアが10%の大台に乗り、Google Chromeについで第2位に上がってきたニュースが話題です。Chromeエンジンを搭載したことが契機となっているそうですが、現在過渡期として消滅した機能の復活も期待されています。
FireFoxを抜いて第2位に
デスクトップブラウザーにおけるChromeのシェアがじわじわと減少し、急成長を続けるあるウェブブラウザーのシェアが10%の大台に乗ったことが、海外調査会社の調べで明らかになった、とのことです。
内容は、NetMarketShare社の調査によると、直近の3カ月では、
- Chromeのシェアは70.89%→69.94%→69.25%と、70%の大台を切って下がり続けている
- 2位のEdgeは8.52%→8.84%→10.22%と、先月ついに10%の大台へと到達する
- 現在3位のFirefoxが、ここ半年ほど7%台で一進一退の状況にあり、3月にはEdgeに順位を逆転されてしまっている
とのことです。
要するに、Edgeだけが数字を伸ばしているというのです。
正直なところ、Internet Explorerは使いにくかったので、あまり期待していなかったのですが、どうも今年に入ってからの急激なシェアの伸びは、Microsoft EdgeがChromiumエンジンを採用してからだそうです。
Chromeと同じ拡張機能を使えることを知ったユーザーが、Chromeから転向している可能性もありそうだ、と記事はまとめています。
こちらがまとめ記事です。
【IT】Chromeのシェアがじわじわ減少中? いま勢いを増しつつある「あの」ウェブブラウザーとは [田杉山脈★]
https://t.co/GNLHfMTXhQ pic.twitter.com/AHdd0do1H1— スケプティクス豚 (@butacorome) January 27, 2021
Microsoft Edgeは、Windows10に搭載された新しいブラウザです。
従来の Internet Explorer と比較すると、HTML5などの主流な言語規格との互換性が最適化されているので、ページの表示速度が格段に早くなっているそうです。
細かい機能については、旧来のEdgeにあったのに、新しいEdgeにはなく、だけれど復活予定の機能もいくつかあり流動的なのでご紹介が難しいのですが、たとえば、Edge向け拡張機能以外に、Chromeだけに提供されている拡張機能を、Chrome用の拡張機能提供サイト「Chromeウェブストア」からインストールできます。
Twitterを見ると、いろいろなユーザーから報告がツイートされています。
Microsoft EdgeのChromeに対する利点として、
・すべてのタブをお気に入りに追加
・すべてのタブを新しいコレクションに追加する
っていうのがある。何気にコレクションのほうは「追加する」と「する」がついているのがポイントかな。片方に「する」付きで人あたりが柔らかい感じのUIになるのかも。 pic.twitter.com/YsAxuea2tb
— 雨冷??? (@doroido2020) June 16, 2020
まあ何より人気の秘訣は、Chromeエンジンを搭載しながらChromeよりも体感として軽い、ということではないでしょうか。
さらに、数ヶ月以内には使えるようになる機能として、これらがラインアップされています。
- タブにマウスを合わせてWebサイトのプレビューを表示する機能
- ツール バーを編集して、表示する機能(お気に入り、共有、ホーム ボタンなど)を指定する機能
- Microsoft Payとオートフィルとの統合
- Windowsタイムラインでの過去のブラウザーセッションの確認
- Microsoft EdgeアドオンストアからのプログレッシブWebアプリ(PWA)のダウンロード
- WebVRサイトとアプリのサポート
- 目次、ページ レイアウト、読み上げ、テキスト メモ、蛍光ペンなどの PDF 機能
- コンテキスト検索(Webページのペイン内で項目を強調表示して検索)
- テキストオプション、ページテーマ、文法ツール、読み上げ、行フォーカスなど学習ツール機能の拡充
- Windows Hello(パスワードではなく、顔、指紋、または PIN を使用して認証できる)
- Webページに直接書き込む機能(Web ノートなど)
マウスオーバーのタブプレビューや、Webページ&PDFページへの書き込み昨日は便利だったので、これはぜひ1日もはやく復活していただきたいですね。
Microsoft Edgeベータ版のダウンロード
ということで、Google Chromeについては、以前、一足早く最新搭載機能を試せるベータ版が公開されていることをご紹介しましたが、
Microsoft Edgeもペータ版は公開されています。
こちらが、ダウンロードのサイトです。
まずは正規版を使いこなしてからではありますが、一足早く最新鋭にしたい、という気持ちはユーザーなら少なからずあると思います。
ただし、一部には、インストールすると通常版に不具合が生じるとのツイートもあります。
PCの調子が悪いです。突然Microsoft edge beta版がインストールされて通常版が使えなくなりました。仕様だとしたらMicrosoftはひいき目に言ってクソです。
参考にして下さい。
— 爆烈クリニック (@Bomber_Clinic) January 22, 2021
環境その他の事情もあるかもしれませんし、いずれにしても自己責任でお願いします。
以上、Microsoft Edgeのブラウザにおけるシェアが10%の大台に乗りGoogle Chromeについで第2位に上がってきたニュースが話題です、でした。