「あなた担当の神様」のみつけかた(真壁辰郎著、飛鳥新社)は、生涯を守ってくれる産土神社とその探し方や参拝の仕方などを解説

この記事は約7分で読めます。
スポンサーリンク

「あなた担当の神様」のみつけかた(真壁辰郎著、飛鳥新社)は、生涯を守ってくれる産土神社とその探し方や参拝の仕方などを解説

「あなた担当の神様」のみつけかた(真壁辰郎著、飛鳥新社)は、生涯を守ってくれる産土神社とその探し方や参拝の仕方などを解説した書籍です。人生の重大事、何よりも産土神社へ参拝することで、「おかげ」をいただきやすくなるといいます。

『「あなた担当の神様」のみつけかた』は、真壁辰郎さんが飛鳥新社から上梓しました。

「あなた担当の神様」がいる神社は、産土神社(うぶすなじんじゃ)と言います。

産土神社鑑定士である真壁辰郎さんは、産土神社鑑定歴は16年、総鑑定人数は5000人を超えるそうです。

ご紹介しているのはKindle版です。

本書は2022年7月7日現在、AmazonUnlimitedの読み放題リストに含まれています。

スポンサーリンク

産土神社はその人担当の神様が宿る神社

あなたは、産土神社(うぶすなじんじゃ)ってご存知ですか。

実は、私は、本書『「あなた担当の神様」のみつけかた』のページを開き、初めてその言葉を知りました。

もし、本書に気づかなければ、さらにその言葉を知る機会は先だったのでしょう。

もしかしたら、生涯知らなかったかもしれません。

本書曰く、それはすなわち「産土神様からサインを受け取ってい」るということらしいです。

「産土神社」という言葉を知った時点で、本書を手に取り読み進めているあいだにも、神様との絆が少なからず強くなっているわけです。

こう書かれています。

では、改めて産土神社(うぶすなじんじゃ)とは何でしょうか。

産土の大神様がおられる神社のことです。

産土の大神様とは、簡単に述べるとその人だけを担当してくれる神様です。

お腹にいる5ヶ月目ぐらいから生涯を通して、そしてなんと死後に渡ってまでも守ってくださるそうです。

似たような名前で、氏神神社(うじがみじんじゃ)と呼ばれるものがあります。

自らが居住する地域の氏神様をお祀りする神社です。

つまり、産土神社は「人」、氏神神社は「地域」とおぼえておくといいかもしれませんね。

私は、神や神社に関する書籍を何度かご紹介しましたが、それらの概念を今まで全く知りませんでした。

産土神社(産土の大神様)は、たとえ同じ家に生まれた家族であっても、それぞれ違います。

あなたと、あなたの両親は、異なる産土神社ということです。

家族全員の性格が様々なのは、元々の魂のルーツとなる産土の大神様が違うからだそうです。

産土の大神様は「生まれた土地」に宿っておられるといいます。

産土神社は自分で見つけることが可能

産土の大神様のおられる産土神社は、数ある神社の中でも一番、その人の想いが神様に通じやすい、アクセスしやすい神社だそうです。

人生の重大事、何よりも産土神社へ参拝することで、「おかげ」をいただきやすくなるといいます。

といっても、むやみに「金持ちになりたい」とか「偉くなりたい」とお願いしてもだめです(笑)

たんなる我欲は見透かされてしまうのです。

その願いは、その人にとってどんな意味があり、いかなる成果をもたらすものかをきちんと述べられるものでなければいけません。

また、願いにも人生を左右する大きなものや、日常的な小さなことがありますが、後者なら必ずしも産土神社ではなく、鎮守神といって、特定の建造物や一定区域の土地を守護するために祀られた神様に参拝すればいいそうです。

先程の氏神神社は、鎮守神を祀る鎮守社と同じ意味で使われていますね。

生まれた土地を離れて暮らしている人にとって、産土神社には参詣するのが難しいという場合もあるでしょう。

著者の真壁辰郎さんは、産土神社鑑定士という肩書です。

具体的には、産土神社がどこであるかを鑑定してくれる方だそうです。

自分の担当の神様が宿っているのに、自分では見つけられないのでしょうか。

産土神社鑑定士は、見つけられない人の相談に応じて鑑定するそうで、自分で自分の産土神社を探すこと自体は可能といいます。

本書には、産土神社の探し方が詳細に説明されています。

世の中には、参詣者の多い有名な神社、パワースポットでおなじみの神社などがありますが、最大の効果を得たいとなら、その人の専属の神様が宿る産土神社に参詣することを本書は勧めています。

先程、我欲はだめだと書きましたが、本書によると、たとえば受験の合格祈願の場合、自分の努力が97%、残りの3%が神様の後押しだそうです。

「なんだ、たった3%かよ」

と、思われますか。

いくら神頼みしても、偏差値30の人は70にはなりませんよ。

ただし、自分の学力以外に、試験当日のコンデイションはどうか、鉛筆の芯が折れずに使えるか、交通事故にあわないか、など、ささやかではあっても明暗を分ける場合もあります。

世の中は、必然と偶然が糾うものです。

自分がやることさえやれば大丈夫、とたかをくくっていると、偶然に足をすくわれるかもしれません。

本書は、受験生には「ぜひとも産土神社にご挨拶してから、受験に挑んで欲しい」としています。

神社では3度にわたる「祓い」がある

本書は、神社での参拝の仕方についても解説してくれています。

これは、必ずしも産土神社だけではなく、参詣する神社全てにあてはまるルールです。

神社は、穢れを禁忌とするので、私たちは参詣の際、自らを浄め祓うための約束事を大きく分けて3段階行います。

まず、鳥居より先が神域となるので、鳥居では「神域に入らせていただきます」という気持ちを持ち、一礼します

もし、二の鳥居、三の鳥居があれば、その都度一礼します。

鳥居は「祓い」の役割があるので、鳥居をくぐる都度に「祓われていく」とイメージするそうです。

随神門がある場合も同様です。

随神門。屋根がある境内の玄関口ですね。

拝殿までは参道がありますが、真ん中は神様の通り道なので、道の端を歩きます。

参道を横切るときは一揖(いちゆう)します。

一揖(いちゆう)というのは、軽くお辞儀をすることです。

心のなかで、もしくは小声で「横切らせていただきます。失礼いたします」と一言します。

二度目の祓いは手水ですが、昨今コロナ新型肺炎の影響で、手水舎は今も封鎖されている神社は少なくありません。

もし、使える場合は、まず一礼。

右手で柄杓を持ち、汲んだ水で左手を洗い清め、持ち替えて右手も洗い浄めます。

そして、再度右手に持ち替えて口をすすぎますが、それらはすべて汲んだ水でまかない、水のおかわりはなしです。

手を浄めることで体全体を浄める外清浄(げしょうじょう)、口を浄めることで心を浄める内清浄(ないしょうじょう)というふたつの禊(みそぎ)の意味があるそうです。

本書は、図解で詳細が解説されています。

手水舎が使えない場合は、その場で二礼二拍手一拝して、手のひらを合わせて目を開けたまま

とってもありがたい祓戸大神(はらえどのおおかみ)
我を 祓え給い 清め給え

と、2度ゆっくり唱えるそうです。

そして。数秒の間を置き、また二礼二拍手一拝して完了だそうです。

これは、手水舎だけでなく、たとえば旅行した時に泊まるホテルの部屋に対しても使えるそうです。

まあ、こういってはなんですが、前の利用者が誰で、何したのかわかりませんからね。

念を祓って浄めるわけです。

ただ、手水舎とは少しやり方が違うのですが、詳しくは本書をご覧ください。

そして、いよいよ参拝ですが、まず最初に鈴緒といって、カランカランと鈴を鳴らします。

あれは、神様に来たことを知らせるわけではないそうです。

来たのは、すでに鳥居をくぐった段階でわかるそうで、鳴らしたときの清らかな音は、参拝者を祓い清めるためのものだそうです。

さて、お賽銭ですが、あなたはいくらがいいと思いますか。

正解は、本書をご覧ください。

ここでは、お賽銭の役割のみ記しておきます。

神様が、「あなたがお賽銭を捧げるときの心の状態を見ておられる」そうです。

二拝二拍手一拝の「拝」は、姿勢が地面と平行になるほど深くお辞儀をすること。

「拍手」は、「おへそからみぞおちあたりの位置で、合わせた手のひらの右を少し引き、手のひらに少し丸みを持たせて打つといい音が出る」と本書は指南しています。

さっそく、実践してみましょう。

本書には、さらに、神様にアピールできる「より質の高いスペシャルな参拝にするための大切なポイント 」も書かれています。

私は、特別信仰がなかったので、初めて知ることもありました。

「信仰がないから、そんなのどうでもいいよ」

と思われますか。

でも、私たちは、お宮参りとか七五三とか、毎年の初詣とか、その進行の度合いに関係なく日常的に神社にお世話になっていますよね。

それなら、やはり知っておいた方がいいことだと私は思います。

いかがでしょうか。

以上、「あなた担当の神様」のみつけかた(真壁辰郎著、飛鳥新社)は、生涯を守ってくれる産土神社とその探し方や参拝の仕方などを解説、でした。

「あなた担当の神様」のみつけかた - 真壁辰郎
「あなた担当の神様」のみつけかた – 真壁辰郎

「あなた担当の神様」のみつけかた【電子書籍】[ 真壁辰郎 ] - 楽天Kobo電子書籍ストア
「あなた担当の神様」のみつけかた【電子書籍】[ 真壁辰郎 ] – 楽天Kobo電子書籍ストア

コメント