『まともな恋愛経験なしでマッチングアプリに挑戦したら事件だらけでした』は、チカポンのマッチングアプリによる出会い体験記です。吉本興業所属のお笑い芸人・まともな恋愛経験0のチカポン(チカコホンマ)原作、やたなつめ作画です。
『まともな恋愛経験なしでマッチングアプリに挑戦したら事件だらけでした』は、 よしもと芸人で、恋愛偏差値底辺の非モテぽっちゃり・チカポン(チカコホンマ)さんが、マッチングアプリを使って実際に会った男たちの観察と出来事を公開。
やたなつめさんの作画で、KADOKAWAから上梓されています。
LScomicというシリーズ名がついています。
この記事は、Kindle版をもとにご紹介しています。
私は世代的に、マッチングアプリというのがわからないのですが、チカポン(チカコホンマ)さんがマッチングアプリを使って、出会った男たちとのことを漫画にしています。
プロローグから引用します。
交際経験ほぼなし
告白された経験ゼロ
男性経験ゼロ…
まともに
化粧もできない
モテない…
なんて
嘆いているうちに…
周りは結婚ラッシュ!!
幸せそうな友達のSNS見るのが辛い…
そんなわけで…婚活始めます!
なお、チカポンは体重112kg。
NSC大阪時代、アルバイト先の居酒屋のまかないが、揚げ物のオンパレード。
先輩芸人からも飲みに連れて行ってもらい、「ぽっちゃりアラサー女子」になってしまったそうです。
本書は2023年2月6日現在、KindleUnlimitedの読み放題リストに含まれています。
放屁でチャンスを逃す!
本書は、Amazon販売ページに目次が公開されています。
【収録項目】
第1章 カオスすぎる地獄合コンにて
コラム1 地獄合コンの余談
第2章 クリスマスの夢はほのかな匂いで覚める
第3章 SEXYすぎるドライブデート
コラム2 マッチングアプリあるある
コラム3 チカポンの生い立ち
第4章 マッチングアプリは修羅場の巣くつ
コラム4 母性だけは一人前
第5章 相席屋には吸血鬼が住んでいる
コラム5 私が結婚したい理由
第6章 忘れられない人は誰にでも
コラム6 チカポンのお悩み相談
エピローグ
コラム7 チカポンの婚活で疲れたとき
第2章『クリスマスの夢はほのかな匂いで覚める』の後半からご紹介しましょう。
マッチングアプリでマッチした男性は、チャラそうなウェ◯バー系男子?
住んでる場所近いし、話ののりも合うし、メッセージリードしてくれる。
まさに、今の私が求めていた人材!!
というわけで、早めに会おうということに。
いや、還暦過ぎたから、こういうのはよくわかりませんが、会っちゃって大丈夫なんですかねえ。
会うといきなり
「チカコさん、おつかれ~」
初対面なのに友達のようなのりで、チカコさんはその気になりました。
さっそく居酒屋に。
「すごい話盛り上がるな~。てか盛り上げてくれる。普段の私は緊張して、余計なこと喋っちゃうのに、そんなことしちゃう前に話振ってくれる。楽しー」
うーん、なんかますます怪しいようなきがするんですけど。
だって、話を振って盛り上げるというのは、結局誰に対してもそうだと思うので、いくら楽しくても、人間的に合うのか、結婚相手としてどうなのか、ということとはまた別のことのようなきがするんですけどね。
「ぶっちゃけ私のことさー。写真よりも大きいって思ったでしょ?」
「……」
「あ、しまった。酔った勢いで、困らせるような発言を…」
「全然そんなことないねんな。」
「ほんとー、よかった」
「まあぶっちゃけ、ちーちゃんの首から上と付き合いたい」
「下は?ボディ余っちゃったけど」
いや、それって体を否定されているわけだから、だめだと思うんですけど(笑)
2人はカラオケへ。
「俺さ。面白い女。好きやねんな」
「(やねんな?)出身は関西なんですか?」
「ううん、さいたま」
やっぱり変なやつだと思うけど(笑)
後日、LINEで、「クリスマス、よかったおれんちでケーキ食べよ」と入ってきました。
喜ぶチカポン。
「こ、これはお泊まりあるか。『やねんな』さんとなら、将来を思い描ける気がする」
1回居酒屋とカラオケ言っただけで、そこまでいうか。
クリスマス当日。
やねんなさん宅を訪問したチカポン。
「俺さあ、クリスマスっていい思い出なくて…だから今年は…。ちーちゃんと過ごせて、嬉しいやねんな」
「な、なに。その特別な女感」
しかし、その時チカポンは忘れていました。
宅飲みのときは、いつもよりはやく酔ってしまうということをー。
深夜。
すでに眠ってしまっているチカポン。
ところが、「ボォン!」という音で目がさめます。
「えっ、なんの音?」
鼻先には、ぷ~んと、馴染みのある臭い。
「あっ、私の屁だ」
チカポンは、やねんなさん宅で勝手に寝てしまった上に、放屁までしてしまったのです。
そこで、対策を考えたチカポン。
「臭いを外に漏らしちゃいけない」
緊急手当として、人様の毛布で、屁を封じ込めながらの寝たふり作戦です。
ということは、毛布をテントのようにして四辺を塞いで、自分は頭も布団の中に行けなければなりません。
ずっと、密閉された状態で、自分の屁をかぎ続けなければならないですね。
そりや、「緊急」でしか使えない手ですよ。
ですから、次の対応を考えなければなりません。
「やねんなさんは、私の屁に気がついたか。一か八かに賭けるか」
チカポンは、やねんなさんに声をかけます。
「あー、ごめーん。寝ちゃった」
残念ながら、やねんなさんは、起きていました。
チカポンを見て、しばらく間をおいて…
「おやすみ」
完全にアウトであることを知った、チカポンでした。
「首から上と付き合いたい」が、こんな形で伏線回収されるなんて…やねんなさんとは、その後、気まずくなって会っていないそうです。
こんな感じで、なかなかうまくいかない婚活の日々が綴られています。
うーん。ファンも増えてきたでしょうし、婚活芸人を標榜しているわけですから、全国の結婚したい男子が候補者なわけですし、その気になれば、そういう相手ぐらいできると思うんですけどね。
まあ、婚活芸人だからこそ、簡単に結婚なんかできない、ということでしょうね。
ジャニーズタレントが、恋愛や結婚がご法度でしたが、チカポンさんも、アイドル・タレントとは違いますが、ご法度なのかもしれません。
しかし、お笑い芸人となると、20代の女性でも放屁をネタにしなければならないというのは、なかなか大変ですね(笑)
YouTubeチャンネルも開設
チカポンさんは、YouTubeチャンネルも開設。
https://t.co/GrbcgR7HHW チカポンおもしろい。ギャハハ
— 倉持 薫 (@l4ikwgs8) January 28, 2023
チャンネル登録者数が22.3万人超え(2023年1月30日現在)となっている、恋愛偏差値底辺の非モテぽっちゃり・チカポンがおくるリアル婚活物語です。
たしかに、首から上と声、それと下半身がミスマッチですね。
このチャンネルの動画と、並行して読んでみるとさらに面白さが増すと思います。
よしもとといえば、大御所であるオール巨人さんの著書、『師弟~吉本新喜劇・岡八朗師匠と歩んだ31年~』(ヨシモトブックス、ワニブックス)もご紹介したことがあります。
C型肝炎を患い、克服したことでも有名です。
師匠は岡八郎さんです。
実家で鶏卵卸売り業を営んでいた父親や、岡八郎さんのことを思い出しながら、自分の芸人としてのスタンスを語っています。
こちらもご覧いただけると幸甚です。
以上、『まともな恋愛経験なしでマッチングアプリに挑戦したら事件だらけでした』は、チカポンのマッチングアプリによる出会い体験記、でした。
まともな恋愛経験なしでマッチングアプリに挑戦したら事件だらけでした (LScomic) – チカポン(チカコホンマ), やたなつめ
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