昭和に活躍した偉人たちのトンデモな素顔に迫る!と標榜する『知って驚いた!昭和トンデモ偉人伝』(昭和の偉人研究会著/編集)をご紹介します。今回は、ウルトラマンやゴジラなど特撮映画の新しいジャンルを確立した円谷英二にフォーカスします。(文中敬称略)
本書『知って驚いた!昭和トンデモ偉人伝』は、Amazon販売ページにこう書かれています。
昭和に活躍した偉人たちのトンデモな素顔に迫る!
ビックリなエピソードが満載!!
田中角栄は300万円の借金の申し込みに500万円あげていた!
ヌード写真集を出していた三島由紀夫
美空ひばりは「のど自慢」で落ちていた
モハメド・アリは徴兵拒否して王座を剥奪!
昔の偉人ならではのヤンチャだったり、ユニークだったりするエピソードを集めた知的エンタ-テインメント!
この宣伝文句でもわかりますが、実際に紹介されている人々は、別に「トンデモ」というほどでもありません。
以前、松下幸之助についてご紹介しましたが、どこがトンデモかというと、たんに、「最終学歴は小学校中退だった」というだけ。
今みたいに、9年間の義務教育もなかったし、学者や官僚ではないんだから学歴関係ないし、そのような起業家はむしろめずらしくないんですが、「トンデモ」というのは「意外」ぐらいの意味なんでしょう。
ということで、今回は円谷英二(つぶらや えいじ、1901年〈明治34年〉[出典 1]7月7日 – 1970年〈昭和45年〉1月25日)についてフォーカスします。
#ウルトラセブン THE ATTRACTION
史上最速の作戦
先進映像作品に贈られるルミエール・ジャパン・アワード2024にて、VR部門特別賞を受賞しました??東京ドームシティアトラクションズにて 12月1日(日)までお楽しみいただけます。
営業終了までにぜひお立ち寄りください。▼アトラクション詳細… pic.twitter.com/c7KKgSCB0G
— 円谷プロダクション (@tsuburayaprod) November 13, 2024
13日に、先進映像作品に贈られるルミエール・ジャパン・アワード2024にて、VR部門特別賞を受賞したとのことで、キーワードがトレンド入りですね。
何がトンデモなのかと思ったら、「特撮技術にアメリカが騙された」とのことです。
発明家としてのアイデアを撮影技術に活かす
#特撮史に残したい名セリフ
セブン最終回「史上最大の侵略」は名セリフでいっぱいだ特に後編
ダン「アンヌ…僕は…僕はね、人間じゃないんだよ。M78星雲から来たウルトラセブンなんだ」アンヌ「人間であろうと宇宙人であろうと、ダンはダンに変わりはないじゃないの。例えウルトラセブンでも」 pic.twitter.com/Y5W9jTf2qB
— ほどくま(*´∀`*)? (@Aburasumashidon) July 13, 2024
円谷英二は、日本の特撮映画のパイオニアであり、映画は『ゴジラ』シリーズ、テレビドラマは「ウルトラマン」の生みの親として知られています。本名は圓谷 英一(つむらや えいいち)。
福島県岩瀬郡須賀川町(現:須賀川市)で生まれました。
15歳で上京して京橋区の月島機械製作所に見習い入社するも、一月余りで退社
操縦士を夢見て日本飛行学校に第一期生として入学するも、台風で格納庫もろとも流失し、夢破れて退学。
東京・神田の電機学校(現在の東京電機大学)の夜間部に入学。
この頃、学費の足しに玩具会社のの嘱託考案係となり、「自動スケート(スケーター)」(足踏みギアの付いた三輪車)、「玩具電話」(電池式で実際に通話が可能。インターフォンとして使用できた)など、様々な玩具を考案しました。
その特許料で、仲間と飲みに行った際、映画関係者と出会って映画界に入ったそうです。
仕事はカメラマン。発明家らしく、いろいろな撮影手法を編み出して、そこから特撮に進化していったようです。
その後、いったんは連合国軍最高司令官総司令部の公職追放の指定により、「戦時中に教材映画、戦意高揚映画に加担した」として、公的な立場での仕事が続けられなくなり、重役陣ともども当時の所属の東宝を追放されてしまいます。
しかし、当時は「戦意高揚映画」に反対していたら、逆に治安維持法で引っ張られていたわけですから、どうすればいいんだって話ですよね。
失職した円谷ですが、東京・祖師谷の自宅の庭にプレハブを建て、円谷特殊技術研究所を設立。
外部スタッフとして、各社の映画製作に関わりました。
そして、作品の実績を作り、『ゴジラ』がヒット。世界中で大成功を収め、特撮映画の新しいジャンルを確立しました。
円谷は、ミニチュア模型や合成技術を駆使して、リアルな怪獣のシーンを作り出しました。
これにより、特撮映画の技術は飛躍的に進化しました。
1962年にはテレビにも進出し、『ウルトラ』シリーズを手掛けました。
たとえば、『ウルトラマン』の光線発射は、合成ではなくフイルム傷つけただけとか。
まさに日本人の職人芸の産物でした。
ChatGPTは、
彼の生き様は、創造力と熱意に満ちていました。円谷は、自然災害や戦争の影響を受けた日本の社会に対して、希望と勇気を与えるために特撮映画を作り続けました。
円谷英二の生き様と功績は、今もなお多くの映画製作者やファンにインスピレーションを与え続けています。彼の遺産は、特撮映画の歴史において重要な位置を占めています。
と絶賛しています。
ウルトラシリーズのアンケート結果
【60代以上の男性が選ぶ】特撮技術が最高な「昭和ウルトラシリーズの作品」ランキング! 2位は「ウルトラマン」、1位は?【2024年最新投票結果】https://t.co/asPEJfFkRA #ねとらぼリサーチ #特撮技術が最高な昭和ウルトラシリーズの作品ランキング
— ねとらぼリサーチ (@itm_nlab_res) October 31, 2024
ねとらぼ編集部が、今年(2024年1月5日-1月12日)行った「「昭和ウルトラシリーズ」で「特撮技術が最高な作品」はどれ?」というアンケート調査(有効回答数950票)の結果は、
第1位:ウルトラセブン
第2位:ウルトラマン
第3位:ウルトラQ
第4位:帰ってきたウルトラマン
第5位:ウルトラマン80
第6位:ウルトラマンタロウ
…
60代なら、『ウルトラマン80』放送時はもう大学生、もしくは社会人になっているはずですが、それでもベスト5に食い込みました。
出演者が次々降板した『ウルトラマンタロウ』が6位に食い込んだのはよかったですね。
ちなみに、50代(有効回答数502票)では、
第1位:ウルトラセブン
第2位:帰ってきたウルトラマン
第3位:ウルトラマンレオ
第4位:ウルトラマン
第5位:ウルトラマンA
40代(有効回答数172票)は、ちょっとサンプルが少なくなりますが、
第1位:ウルトラマン80
第2位:ウルトラセブン
第3位:ウルトラマン
第4位:帰ってきたウルトラマン
第5位:ウルトラマンタロウ
『ウルトラマン80』の矢的猛は、ナントカ警備隊とか特捜隊員ではなく、中学校の先生なんですが、そういう親しさが世代的に受けたのかもしれませんね。
さて、みなさんはどの作品に一票投じますか。
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