本当の自由を手に入れるお金の大学(両@リベ大学長著、朝日新聞出版)は、お金を貯める・稼ぐ・増やす・守る・使うための解説書

この記事は約7分で読めます。
スポンサーリンク

本当の自由を手に入れるお金の大学(両@リベ大学長著、朝日新聞出版)は、お金を貯める・稼ぐ・増やす・守る・使うための解説書

本当の自由を手に入れるお金の大学(両@リベ大学長著、朝日新聞出版)は、お金を貯める・稼ぐ・増やす・守る・使うための解説書です。超実践型バイブルを標榜。本書実践すれば経済的な不安がなくなり、一生お金に困らない「5つの力」が身につくといいます。

『本当の自由を手に入れるお金の大学』は、両@リベ大学長さんが朝日新聞出版から上梓した書籍です。

一生お金に困らないために、貯める・稼ぐ・増やす・守る・使うという「5つの力」について解説。

本書は2022年8月11日現在、AmazonUnlimitedの読み放題リストに含まれています。

スポンサーリンク

「本当の自由を手に入れる」ためにどうしたらいいのか

本書は、「本当の自由を手に入れる」ためのお金の解説本です。

自由になるためにはどうしたらいいのか。

ただ稼げばいいわけではありません。

著者は、ロンドン・ビジネススクールの教授、リンダ・グラットンさんとアンドリュー・スコットさんの共著『LIFE SHIFT2-100年時代の行動戦略』(東洋経済新報社)から引きます。

・2007年生まれの2人に1人が、103歳まで生きる
・1998年生まれの人は、収入の25%を40年以上貯蓄し続けてようやく65歳で引退できる

コレは結局、「死ぬまで働かなければいけない」ことじゃないかと著者は嘆きます。

「働くことはきらいじゃないけど、もっと家族とのことに時間を費やしたい」
「働くことにやりがいは感じるけど、もっと金銭的に豊かになりたい」

こういった人たちも、何の戦略も持たずにいると、「お金」「自由」「やりがい」のハザマで、悶々とした不満を抱えながら、出口の見えない労働人生を過ごすことになる、と警鐘を乱打します。

著者は言います。

人生は時間そのものです。

そこで、自由な生活を手に入れるためにはどうすればいいかを、貯める・稼ぐ・増やす・守る・使うという、お金にまつわる5つの力を鍛えるべく、それぞれについての必要なことを解説しているのが本書です。

結論から述べると、

生活費を下げて、資産所得を増やすほど労働で稼ぐ必要がなくなる

と、働くor働かないの選択が自由な生活になる、ということです。

では、そのために、

どう貯めるのか
どう稼ぐのか、
どう増やすのか、
どう守るのか、
どう使うのか、

が、説明されています。

具体的には、スマホは格安SIMにしよう、電力会社を乗り換えよう、保険を見直そう、家のリセールバリューを考えよう、賃貸物件を安く借りよう、家賃を下げよう、退去費用に火災保険を利用しよう、引越し費用を安くしよう、車は買うな!買うなら中古、税金を減らせる「控除」を利用しよう、ふるさと納税を利用しよう、副業をはじめて3つの節税をしよう、SNSで情報発信力を高めよう、インデックスファンドに投資しよう、不動産に投資しよう……などなど。

このての書籍やYouTubeの動画コンテンツ、ブログなどは多々ありますが、ここまで総合的に網羅しているのは本書が初めてでしょうね。

各内容とも、詳しくは本書をご覧ください。

保険は絶対に「無駄」なのか

本書では、保険についてかなりの紙数を割いています。

結論は明確で、保険は低確率・大損失に備えて入るべきもの

とされています。

つまり、無駄金を使わない、ということです。

具体的に入ることが「必要」とされるものは

火災保険(地震保険もセットで、とはいっていない)
対人対物(無制限)の損害保険
掛け捨ての死亡保険

の3商品のみといいます。

逆に「不要な民間保険」も、具体的に挙げています。

医療保険
養老保険・貯蓄型生命保険
個人年金保険
学資保険
その他不要な保険(ペット保険、地震保険、外貨建て保険等)

私は、実は損害保険(東京海上)の仕事をしていたことがあり、また多額の保険金を支払われる不幸(火災、骨折)などを経験していることや、亡父が保険嫌いで「大損」をした経験など、保険に関してはいろいろな経験があります。

その立場から言えば、著者とは少し意見が違います

結論から書くと、貯金や投資に向けた方がいい商品があるのはそのとおりですが、

気になる商品(傷害保険、医療保険、がん保険など)は、もし不安なら、現在の生活費の緊縮が気にならない範囲で入った方がいい

ということです。

まず、著者の言う、生命保険の貯蓄型である「養老保険・貯蓄型生命保険」「個人年金保険」「学資保険」は、要するに現在の利率が低いということであり、利回りを期待できる商品ではないというのは賛成です。

ただ、私は「養老保険・貯蓄型生命保険」「個人年金保険」などには1980年代に入っています。

その当時は今よりも利率が高く、現在ではいわゆる「逆ザヤ」と呼ばれる状態なのです。

「逆ザヤ」というのは、投資価格の変動で、購入価格より売却価格や現在の価格が安くなっている状態を指します。

つまり、現在は当時よりも金利が下がり、保険会社が当初考えていた利益が出ないような満期金として契約しているということです。

こういう商品は、もったいないので解約しないほうがいいと思いますよ。

次に、傷害保険、医療保険、がん保険等は、業界のジャンルでは新種保険ですが、私は家族傷害保険に入り、その年に私は生まれて初めて骨折しました。

舟状骨骨折という厄介な部類に果てる骨折だったため、30日ギプスを付け、15万円いただきました。

1日あたり5000円の入院保険金だったのですが、実際には自宅療養でもギプスを付けていたことと扱い代理店に力があったため、入院30日で保険金がおりました。

しかも、その年のうちに、今度は火災を経験。

とくに長男の損傷がひどく、妻子3人で保険金は合計600万円ぐらいだったんじゃないかな。

生涯保険金を払い続けてもお釣りが来る金額です。

もちろん、火災保険も満額以上いただきました。

火災の場合、臨時費用保険金等のお金が追加されるのです。

あと、台風で屋根や塀をやられて、200万円ぐらい支払われたこともあります。

それだけではありません。

妻が長男を生む時に、全前置胎盤という、これまためったにない危険な状態で、事実大量の出血があったのですが、帝王切開をしたために保険金が出ました。

出産は通常の分娩の場合自由診療なのですが、帝王切開は外科手術を行っているため、医療保険から手術保険金と入院保険金が支払われました。

「出産で保険金が出るのならウチも帝王切開にしたい」

なんて思ってはいないでしょうね。

全前置胎盤を舐めないことです。

妻とほぼ同じ時期、やはり全前置胎盤で福島の病院で帝王切開手術をした妊婦は死亡。

医師は逮捕されています。

たぶん、妻は東京の大学病院だから助かったのでしょう。

あと、私ではないのですが、私の妹の夫が、何を思ったか医療保険を増額すると、白血病で入院。

闘病の末、残念な結果になりましたが、妹にはそれなりの保険金が入りました。

逆に、私の父は保険嫌いで、家を買った時の質権設定で仕方なく生命保険に加入。

ところが、新宅に転居して半年で亡くなってしまったので、規定の死亡保険金は支払われず、支払った保険料だけが戻ってきた記憶があります。

質権用でなくても、家族のことを考えて、もっとはやいうちから保険に入っておけばよかったのに、と私は思っています。

なぜなら、私はその時、まだ中学生だったのです。

中学生で母子家庭ですよ。不幸なことです。

まあことほどさように、普通の人生の道順ではなかなか経験できない不幸を経験していると保険は有効、というわけです。

ちっとも嬉しくありませんが、保険金の支払いは、ないよりあったほうが助かるのも確かです。

もちろん本書は、そういう「レアケース」を前提としているわけではないので、内容に瑕疵はありません。

ただ、私のような「レアケース」人生だと保険は役に立つので、不幸の予感がする心配性の方、これまでの人生の幸が薄い方は、ストレスを回避するための必要経費として、家計で無理せず取れる程度の枠で保険に加入することは悪くないと私は思います。

世の中は、私以上に不幸の罰ゲーム人生のような人もいらっしゃるはずです。

いずれにしても、まずは本書をご覧ください。

以上、本当の自由を手に入れるお金の大学(両@リベ大学長著、朝日新聞出版)は、お金を貯める・稼ぐ・増やす・守る・使うための解説書、でした。

本当の自由を手に入れるお金の大学 - 両@リベ大学長
本当の自由を手に入れるお金の大学 – 両@リベ大学長

本当の自由を手に入れる お金の大学 [ 両@リベ大学長 ] - 楽天ブックス
本当の自由を手に入れる お金の大学 [ 両@リベ大学長 ] – 楽天ブックス

コメント