結果を出す技術(桜井章一著、宝島社)は、雀士で20年間無敗という稀代の勝負師が、「いい結果」を生み出す究極の方法を教示

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結果を出す技術(桜井章一著、宝島社)は、雀士で20年間無敗という稀代の勝負師が、「いい結果」を生み出す究極の方法を教示

結果を出す技術(桜井章一著、宝島社)は、雀士で20年間無敗という稀代の勝負師が、「いい結果」を生み出す究極の方法を教示した書籍です。運は非条理なもの、ツキは人運によるところが大きい、決断力が大切、といった考え方を次々開陳しています。

『結果を出す技術』は、雀士、著作家。雀荘の経営、麻雀に関わる自伝・自己啓発の分野の書籍の出版に携わっている桜井章一さんが宝島社から上梓しました。

麻雀は、自分自身が牌を選んで捨てる作業を行いますが、巡り合わせに左右されるため、「ツキ」が大切です。

そこで、雀士として活躍した桜井章一さんが、人生におけるツキについて自分の考えを述べる書籍を何冊も上梓しているわけです。

ここでいう「運」と「ツキ」は、同意語として用いられているようです。

私は、自分では運が悪人間だと思っているので、「運」についてかいてあるというだけで、その書籍は読むことにしているのです。

「運がいい人」になるための小さな習慣(サチンチョードリー著)は、成功者たちの思考と行動の共通点と「小さな習慣」を明らかにした
「運がいい人」になるための小さな習慣(サチンチョードリー著)は、成功者たちの思考と行動の共通点と「小さな習慣」を明らかにした書籍です。 『世界の成功者が実践するたった1分のルール』というサブタイトルが付いています。#運がいい人
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『幸運と不運には法則がある』(宮永博史著、講談社)は、世に名を馳せた成功者の人生から、幸運の法則を考察しています。その「法則」を本人の心がけから見ていますが、世の中は社会情勢という偶然の「交絡因子」もあり、それによって人生は変わってきます。
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『科学がつきとめた「運のいい人」』は、「運がいい人」というのはいったいどんな人なのか脳科学者の中野信子さんが述べています。しかし、「運」という偶然に対する主観を科学で解明できるのでしょうか。できたらすごいですが、そうでないならただの疑似科学本です。

本書には、これまで何となく常識として捉えてきたことを真っ向から否定する“桜井節”が展開されています。

ネットでは、桜井章一さんが「20年間無敗といわれる稀代の勝負師」といわれることに疑義を呈している人もいますが、私はその世界は全くわからないので、飽くまでも本書に書かれている「ツキの話」についてだけ書きます。

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ツキとはなんだ

麻雀において、「ツキ」というのは、運の良さや勝負運のことを指します。

ツキがある人は、手牌が良くない状況でも、幸運なドラを引いたり、相手の手牌が自分の牌に合う形になったりするなど、勝利につながるような展開が多いとされています。

しかし、ツキとは単なる運の要素だけではなく、プレイヤー自身の精神的状態や戦略的思考力、相手とのコミュニケーション能力などが影響することもあります。

たとえば、自分がリードしている状況では、相手の不利な牌を引かせるようなプレイをすることで、自分の勝利を確実なものにできる可能性があります。

また、ツキがある人は、負けても落ち込まずに次の局に前向きに取り組むことができるという特徴もあります。

そのため、ツキがある人は、長い時間をかけてプレイする麻雀では、結果的に勝率が高くなる傾向があります。

一方で、ツキがない人は、手牌が悪い状況が続いたり、相手に都合の良いドラを引かれたりするなど、不運な展開が多いとされています。

しかし、ツキがない人でも、自分の持ち牌や相手の捨て牌などに着目し、的確なプレイを行うことで、勝利につなげることができる場合もあります。

つまり、麻雀においては、ツキという要素は存在しますが、それだけで勝敗が決まるわけではありません。

プレイヤー自身の技術や判断力、そして精神的な強さが、勝利をもたらすために重要な要素となります。

運は不条理で非合理で理不尽なもの

桜井章一さんによると、「運」といわれるものは、大きく分けて「天運」「地運」「人運」があるといいます。

「天運」は、恵まれない環境であったり、事故に遭ったりすること。私がよく言う「ほしのもと」です。

「地運」は、場所につく運。この台、この雀荘だと勝てるという。私たちはジンクスと呼ぶことがあります。

「人運」は、人が自力で引き寄せるもの。プロ野球で、好機を逃すと、次のイニングで相手に流れが行ってしまうことがよくありますが、巡り合わせとか、成り行きとか、間といったもの妙がそうです。

同じようなことを、瀬戸内寂聴さんも言ってましたね。

人間には三つの運命があります。天から授かっている天運。周りの人から助けられる他運。自分で努力して切り開いていく人運。この三つがあいまって人間は生きていくのです。(https://news.1242.com/article/118096)

どうなんでしょう。

同じこと言ってるのかな。

ニュアンスは微妙に違うのかな。

それはともかくとして、桜井章一さんは、ツキがあるかないかは、人運によるところが大きいといいます。

天運や地運、そして他人の人運を感じ取り、それらがどう交錯し、どう変化していくかを読み取って、その場その場で的確に対応していくことができれば、人運が強くなり、その人を後押ししてくれるようになるはずです。

強い人運を作り出す行動様式や生き方を身につけて、毎日をしっかりと生きることで、悪い天運・地運に立ち向かうことができるようになります。良い天運・地運を逃さず、最大限に活用できるようになります。

と書かれています。

私自身の「運」に対する最大の関心は、「ほしのもと」、つまり桜井章一さんいうところの天運についてですが、たしかに、同じ天運でも、人運によって明暗を分けることはあると思います。

天運自体は、人間にとって不可抗力なものであったとしても、人運によって、悪い天運による被害を最小限に留めるということはあり得るからです。

要するに、人生は偶然と必然の糾う長い系列、というのが私の持論なんですけどね。

桜井章一さんは、その前提で、つまり運は「人運」次第だから、結果として

  1. 運は公平ではない
  2. 世の中にはツイている人もツイていない人もいる
  3. ツキは循環するものなので、使い切るということはない

という持論を持っています。

これはもう、「その通り」と膝を打ちましたよ。

いやね、よく言うのは、何かいいことがあると、運を使っちゃうと逆に嫌がる人がいます。

そのような気遣いは無用だということです。

逆に、なにか悪い目にあった人が、これだけ不運なら、そのうちいいことが起こるだろう、厄落としできただろうと、ぼんやり待っていても、そんな保証はどこにもなく、ツキは逃さずにつかめるかどうかにかかっているということです。

たしかに、人間の運が平等と言われても、それでは説明もつかないし納得もいかないですよね。

ツイている人もツイていない人もいる、という方が、たぶん誰が考えても順当な見方だと思います。

世の中は不条理で非合理で理不尽なものなのです。

あ、それと、人によって「運なんて言うものはない」「私は運を信じない」と頑張る意見もあります。

「運が悪い(良い)」という言い方に抵抗がある人がいるらしい。「運」をまるでオカルトの概念のように思いこんでいるらしい。
「運が悪い(良い)」という言い方に抵抗がある人がいるらしい。「運」をまるでオカルトの概念のように思いこんでいるらしい。しかし、この世の中、論理や主観や計画の通りにいくのか。世の中はすべて必然と偶然であり。その偶然を「運」と呼ぶのだ。

が、世の中、理屈や道理の通りに物事が進みますか?

そうじゃないから困っているんでね。

人生を含めて、万事は偶然と必然であり、「運」というのは、偶然の要素、すなわち合理的に解明できていないことを話者から見て主観的に述べた表現に過ぎないのです。

それはともかくとして、では、どうすれば「ツイている人」になれるのか。

そのためには、ツイているとはどういうこことか、という考え方から改める必要があるといいます。

気分が良い時は感覚が素直になっているからツキがある

本書によると、ツキは確率や理屈を超えた感性でとらえるものであるけれども、決して感情ではないといいます。

たとえば、出かける途中で車に泥水をはねられたり、電車が遅れたり、会社では大事な企画が通らなかったりすると、「ああ、今日はツイてない」と思いがちですが、それは「ツキ」ではなく、そう思い込んでいるだけだといいます。

うーん、これは意外でした。

私は、「ああ、今日はツイてない」と思ってましたよ。

これは「思い込み」だそうです。

なぜそう思い込んでしまうのか。

気分が悪ければ、ちょっとしたことに腹が立ちます。

気分よく過ごしていれば、気持ちに余裕がありそんなことは気にしないし、ましてや、それをもって「ツキがない」という見方はしないと桜井章一さんはいいます。

車に泥水をはねられるからツキがないのではなく、車に泥水をはねられることぐらいでツキがないと思うその感性が、すでに人運を逃す原因になっているというのです。

うーん、そういうものなのか。

ということは、私はわざわざ自分で運気を落としていたわけですね。

では、気分を良くするにはどうすけばいいのでしょうか。

それは、頭で感じる価値観(世俗的な達成感)ではなく、体で感じるものだそうです。

気分が良い時は、感覚が素直になっているので、ツキをつかみやすいのだそうです。

つまり、人間も本来持っている「野生のカン」を研ぎ澄ますことでツキを逃さないけれど、理屈や知識で頭デッカチだと、目先の損得勘定などでそれが働かない。

具体的には、どんなことで「野生のカン」を研ぎ澄ますのでしょう。

それは、一つのことに集中しないことだそうです。

既存の知識で頭でっかちになっていると、カンを働かせる妨げになるというのです。

一つのことばかり気にしていると、刻々と変化する周囲が見えなくなるからだといいます。

そして、考えすぎないこと。後回しにしないこと

麻雀は、牌をツモっては捨てることを繰り返しますが、いちいちそこで、あれが捨てられているからこうして……などと考えていては流れに乗れません。

それは麻雀だけでなく、日常の生活にもあてはまるというのです。

要するに、気付いたら即行動、ということを説いているのです。

「今」はあくまでその瞬間であり、すぐに過去になってしまいます。

「今」を前提にあれこれ考えているうちに、状況は刻一刻と変わっており、時間をかけて答えを出しても、もうそれは過去のものになっているのです。

「今」に対しては「今」対応するしかないということです。

決断力が大切というのは、成功者は必ずいいますね。

まだいろいろ書かれていますが、この先はご自身で本書を熟読してご確認ください。

以上、結果を出す技術(桜井章一著、宝島社)は、雀士で20年間無敗という稀代の勝負師が、「いい結果」を生み出す究極の方法を教示、でした。

結果を出す技術 (宝島社新書) - 桜井 章一
結果を出す技術 (宝島社新書) – 桜井 章一
【中古】結果を出す技術 /宝島社/桜井章一(新書) - VALUE BOOKS
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