親ゆびを刺激すると脳がたちまち若返りだす!(長谷川嘉哉著、サンマーク出版)は、親指を動かすと認知症対策など8つの良いこと

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親ゆびを刺激すると脳がたちまち若返りだす!(長谷川嘉哉著、サンマーク出版)は、親指を動かすと認知症対策など8つの良いこと

親ゆびを刺激すると脳がたちまち若返りだす!(長谷川嘉哉著、サンマーク出版)は、親指を動かすと認知症対策など8つの良いことがあると指南する書籍です。高齢者による認知機能が原因と思われる交通事故が近年多発しており、本書は12万部を売ったそうです。

本書は、親指を刺激することで脳の血流が上がり、活性化し、若返るという驚異の方法を紹介しています。

ズバリ、本処理ターゲットは認知症対策です。

近年、池袋の「上級国民」の事故など、高齢者の事故が増えています。

ところが、岩手県立大の元田良孝名誉教授(交通工学)らが、高齢ドライバーとその家族約1千人を対象に、安全意識などについてアンケートしたところ、80代の6割が、「自分は運転大丈夫」と答えたといいます。

高齢者の運転意識と安全のギャップに関する研究

http://p-www.iwate-pu.ac.jp/~motoda/jstemotoda09.pdf

「運転に自信のない高齢者が免許を返納するため、自信のある高齢者しか残らないから数値が増えるとの説もあるが、私は違うと思う」「やはり、自らの衰えを認めたくないから、強気な回答をするということだろう。私も65歳になり、高齢者の仲間入りをしたのでその気持ちはよく分かる」

要するに、「8割」というのは、年寄りの根拠のない強がり、ということだそうです。

知らないうちに、周りに多大な心配・迷惑、さらに損害を与えるような生き方はしたくないと思っているのですが、そんなことを今は言っていても、歳をとったら、「自分は大丈夫」などと言っているかもしれないと思うと、それがちょっと怖いですね。

ということで、本書は親指を「第二の脳」として捉え、親指を刺激することで認知症の予防になる、との触れ込みで、12万部を売ったベストセラーだそうです。

著者の長谷川嘉哉さん(脳神経内科医)は、認知症予防の第一人者であり、親指と脳の密接な関係性を研究し、独自に開発した「親ゆび刺激法」を紹介しています。

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親指は「第二の脳」


本書によると、指は「第二の脳」と呼ばれ、昔から「指をよく動かす人はボケにくい」と言われています。

では、具体的にどう動かせば、脳の血流が上がり活性化していくか、それをレクチャーするという構成です。

大脳の領域の約3分の1は、持つ、つかむ、握るなど手の機能をコントロールするために使われているといいます。

そのカナメとなっているのが、もっとも自由度が高い親ゆび。

脳からの指令を受け止め、実行する役割を担うとか。

人と猿の違いは、親指の長さの違いだとも述べています。

そこで、親指の働きを高めれば脳の働きも高まる、というわけです。

脳の血流ですから、誰でも行ったほうがいい健康法で、著者は9点、効果を挙げています。

1. 認知症を予防する
2. 健康寿命が長くなる
3. 気力、やる気が湧く
4. 怒り、イライラが消える
5. 記憶力がアップする
6. 安眠できる
7. 冷え性が解消される
8. 日常生活の運動機能が上がる
9. 血圧が安定する

本書は、親指を使った簡単な運動やマッサージを行うことで、脳の血流を促進し、認知機能を向上させる親ゆび刺激法を提唱しています。1日1分の簡単な運動で効果が得られるとされています。

親ゆび刺激法を日常生活に取り入れることで、脳の若返りを図ることができます。具体的な方法や実践例は本書をご覧ください。ここでは、ネタバレにならない範囲で簡単にご紹介します。

たとえば、親指の付け根から先端に向かって、軽く押しながらマッサージ。これを片手ずつ1分間行います。

親指を他の指と反対方向に引っ張り、軽くストレッチします。これを片手ずつ10秒間行います。

親指を円を描くように回転させます。時計回りと反時計回りにそれぞれ10回ずつ行います。

こんな感じで、紹介されています。

ただ、指を動かすだけで、侵襲性もなくお金もかからない運動ですから、モノは試しで、本書に書かれている図解に沿って指運動をされてはいかがでしょうか。

さらに、脳の健康を保つために避けるべき習慣や行動についても解説されています。

ただし引き際は潔く

認知症は、ある意味、三大疾病より深刻かもしれません。

何しろ、認知症は病気ではなく、脳の障害です。

病気ではないのですから、治癒や回復といった概念はありません。

一般論ですが、高齢者というのは“目上の人”であり、批判やアドバイスをしにくい、もしくはしても通りにくい場合があります。

そして、新しい情報や価値に対して積極的に向き合おうとしたがらないことが多いので、認知症の診断は受けていなくても、正直対応が難しい。

その上、脳に障害をもち、認知や記憶機能が失われていたら、どうなるか。

重篤な病気の人の介護とは、別な意味で大変です。

冒頭の運転の話ですが、私はそもそも「自分は運転大丈夫」などと、自分を懐疑できないことが最大の問題であると思います。

ですから、私は、運転免許に限らず、世の中の仕組みには定年制が必要だと思います。

人間は弱いもので、理屈として「若い世代に任せるべき」と思っても、いつまでもしがみついてしまうことがあるものです。

若い方はピンとこないかもしれませんが、たとえば今の仕事の引き際、免許の返納など、引退についての方針はたてていらっしゃいますか。

親ゆびを刺激すると脳がたちまち若返りだす! - 長谷川嘉哉
親ゆびを刺激すると脳がたちまち若返りだす! – 長谷川嘉哉

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