『驚異の視力回復法ー簡単!脳刺激トレーニング』(中川和宏著、三笠書房)は、自宅でできる視力回復法を提案しています。いえ、近視だけではありません。遠視、乱視、老眼、白内障、緑内障、ドライアイまで対応する、簡単な脳刺激トレーニングでする。
切った貼ったの医療行為ではないので、自宅で簡単にできるトレーニング。
1日10分、2週間で成果がでる、眼のトラブルの予防・解決メソッドだそうです。
目のあらゆるトラブルに対応したトレーニング
『驚異の視力回復法ー簡単!脳刺激トレーニング』中川和宏著、三笠書房)は、目のあらゆるトラブルに対応したトレーニングを紹介・解説しています。
科学・医学は、近年著しい発展を遂げましたが、私たちの日常生活ではまだまだ解決できていない病気や症状に満ちています。
目の病気・症状はその代表的なひとつです。
近視、遠視、乱視、老眼、白内障、緑内障、ドライアイ……。
いずれも進行を鈍らせるだけで、改善する方向の治療がありません。
現代人は眼が正常である、といえる人の方が少数ではないのでしょうか。
私も、強度の近視であり乱視でもあります。
あ、老眼も入ってきました。
何通りかのコンタクトレンズを度数によって使い分けていますが、いちばん度の強いのをつけると、新聞のベタ記事や、写真の人物凝視がやや怪しくなります。
近視はともかく、老眼は40歳過ぎると誰でもそうなっていく老化現象……と思っていましたが、それを「間違い」とはっきり言い切る記事が『日刊ゲンダイ』(2012年7月27日付)に出ていました。
そこで初めて知ったのが、『脅威の老眼回復法』(三笠書房)などの著書がある、ビジョン・フィットネスセンターの中川和宏所長です。
調べてみると、この中川和宏さんは、最近メディアに引っ張りだこのようですね。
眼が心配の私は、思わず中川和宏さんの著書を買ってしまいました。
『脅威の老眼回復法』では、老眼は脳の機能が老化することで起こる。
だから、それを改善することで、老眼も防げると書かれています。
「脳の機能は加齢とともに衰えていきます。細胞が老化するからです。レかし近年、意識して“訓練”することで、脳細胞が復活することが複数の検査で証明されています。つまり、脳の細胞と関係の深い老眼も、改善することができるのです。
では、具体的にどうすればいいのか。
中川和宏さんは、老眼改善についてたとえばこんなトレーニングを提案しています。
これが、老眼改善の方法(トレーニング)です。
- クロージング・オープニング法…まぶたをギューツと閉じて、目を大きく見開き、バッと上を見る。まぶたをギユーツと閉じて、目を大きく見開きバツと下を見る。同じ要領で、右、左も見る。
- スピード遠近法…「4メートルほど離れたところのカレンダーやポスター」と「手元から40?50センチ離したところの新聞や本」を交互に見る。最初はゆっくり、徐々に速く。
- 平面遠近法…紙に、「あ」から→「ん」まで順不同で書く(できれば別の人に書いてもらう)。それを「あいうえお」順に文字を迫っていく。遠くできるようになったら、その逆に迫っていく。
- イメージ近法…手元の本の1文字を3秒間、焦点を合わせて見る。次に3秒間目を閉じる。その間、目は閉じているが、文字に焦点を合わせ続けているイメージを保つ。バツと目を開け、先ほどの文字に焦点が合っているか確認。できるようになったら、5秒、10秒と時間を延ばしていく。
本書『脅威の老眼回復法』には、そうしたトレーニングが何通りも書かれています。
そして、本書を購入以来2ヶ月。
そのすべてではありませんが、私は気になる症状(近視、乱視など)に該当するトレーニングを行いました。
その結果はどうだったか。
「回復法」ではなく「可塑化」では?
私は2ヶ月に1度ぐらいの間隔で、眼科医に視力等を診てもらっていますが、2ヵ月後にはかったところ、なんと、
一番上も満足に見えない視力が急に2.0に!
……とはなりませんでした。
パソコンを夜遅くまで使った次の日は、若干視力が下がります。
それが、本書のトレーニングを行うと、パソコンを使っていても下がらなかった、という程度の「成果」でした。
ま、これも有意なものかどうかはわかりませんが。
思うに、『脅威の老眼回復法』で行うトレーニングでできることというのは、「回復法」ではなく「可塑化」ではないかと思います。
近視にしろ乱視にしろ老眼にしろ、緑内障にしろ白内障にしろ、いったん損傷したり変形したりした部分は元に戻りません。
ただ、残った正常な部分を鍛えることで、失ったり変質したりした部分を、機能的に補うことはある程度可能といわれています。
本書は、それを実現するためのものではないかと思います。
病気や怪我で、体の一部の機能を失った人に、リハビリという訓練があります。
が、いくらリハビリをしても、失った臓器や手足やその機能自体を戻せるわけではありません。
そうではなくて、リハビリというのは、残った部位や機能で、失ったものをカバーできるようにするトレーニングなのです。
本書『脅威の老眼回復法』も、リハビリといっていいかもしれません。
ま、いずれにしても、「逆効果」になるようなものはなさそうですし、お金をかけて器具を買うようなトレーニングではないので、“モノは試し”でチャレンジされてもいいかもしれません。
以上、『驚異の視力回復法ー簡単!脳刺激トレーニング』(中川和宏著、三笠書房)は、自宅でできる視力回復法を提案しています、でした。
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