Google無料サービス早わかりガイド令和4年最新版(河本亮著、standards)は、Googleが提供している各サービスの解説書籍です。あなたは、たくさんあるGoogleのサービスのうち、いくつ使っていますか。せっかくの便利なツールは有効に利用しましょう。
『Google無料サービス早わかりガイド令和4年最新版』は、河本亮さん、ゴールデンアックスが執筆、浦﨑安臣さん (Studio UCO) のイラストで、standardsから上梓されています。
タイトル通り、Googleの提供するツールの紹介と解説の書籍です。
河本亮さんの著作は。これまでにもご紹介したことがあります。
本書は2022年7月21日現在、AmazonUnlimitedの読み放題リストに含まれています。
1アカウントに15GBのスペースと様々なツール
本書『Google無料サービス早わかりガイド令和4年最新版』は、タイトル通りの内容の書籍です。
Googleは、より高機能な有償版も用意されていますが、提供されているサービスは、アカウントを取得することで、無料で使うことができます。
Gmailは、パソコンユーザーならアカウントを取得したことがあるでしょう。
ひとつ取得すると、15GBのディスクスペースのなかで、それらのサービスを使えるようになっています。
本書5ページの「Googleな主なサービス」から引用させていただきます。
- Google Chrome【ブラウザ】
- Google検索【検索】
- Googleマップ【地図】
- GoogleEarth【地球儀】
- Gmail【メール】
- Googleドキュメント【文書作成】
- Googleスプレッドシート【表作成】
- Googleスライド【プレゼンテーション】
- Googleドライブ【クラウド】
- Googleカレンダー【スケジュール】
- ユーチューブ【動画】
- GooglePlay【コンテンツ】
- Googleフォト【写真】
- GoogleMeet【ビデオ会議】
- GoogleKeep【メモとリスト】
ブラウザはインターネットの閲覧ルール。Chrome がGoogle無料サービスへの入り口ともなります。 もちろんブラウザとしても超優秀です。
見たい写真や動画、宅配便の状況、食品のカロリーなど何でもすぐに調べられる強力な検索ソフトです。
迷わないのは当たり前 です。経路検索で最短・最速でたどり着き、ストリートビューで世界中の街を歩くこともできます。
世界中の衛星写真を、まるで地球儀を回してい るかのように閲覧することができます。画面を傾けると立体的な表示にもできます。
会社メールも個人メールもGmailで一元管理できます。PC、スマホ、タブレッ トどこからでも連携管理でき、非常に便利です。
クラウド上で操作できる 文書作成アプリです。文書はGoogleドライブに 保存され、どの端末からでも編集・閲覧ができま す。共同編集も可能です。
クラウド上で操作できる 表計算アプリです。出来 上がった表はGoogleドライブに保存され、どの端末からでも編集・閲覧 ができます。共同編集も可能です
クラウド上で操作できる プレゼンテーションアプリです。スライドは Googleドライブに保存され、どの端末からでも 編集・閲覧ができます。 共同編集も可能です。
協同作業をする際に常 に全員が最新ファイルを編集できます。誰かが編集すれば自動で保存でき、どの端末でもアク セスできます。
3つ表示形式を素早く変更でき、Gmailからの 予定、ホテル、コンサート、レストランの予約などが自動的にカレンダーに追加可能です。
世界のおもしろ動画、話題のユーチューバー、好きなアーティストのライブ映像も思う存分楽しめます。
アプリ、音楽の定額聞き放題サービス、自分のCDもライブラリーにアップして聴くことができます。
写真用のクラウドサービスです。ほぼ容量無制限で使用できます。時系列に並び替えたり、整理・検索も楽々です。
パソコンからもスマホからもタブレットからもビデオ会議に参加できます。 Gmail、Googleカレンダーとも連携が取れて います。
思いついたらすぐにメモでき、同僚や友だちとアイデアを共有できます。 外出先で音声メモで記録すれば自動的に文字に変換されます。
現在はルールが変わり、Googleフォトは無制限ではなくなりました。
それでも、15GBの中で保存はできますから、スマホやタブレットで撮影した画像のバックアップには使えます。
その他、google search consoleや、Google Analyticsといった、作ったサイトの閲覧者分析ツールも無料で利用できます。
もちろん、このブログもお世話にはなっていますが、私は、Google Analyticsなどは正直、高機能すぎて使い切れていません。
さらに、Googleはなんと、後述するように、パソコンやスマホを動かすための基本ソフトであるOSの無償提供も行っています。
もう、なんでも揃っていますね。
それらを解説してくれているのが本書というわけです。
ところで、こうしたGoogleの便利なツールですが、ユーザーにょっては敬遠される方もいらっしゃるようです。
曰く、「個人情報を抜かれる」から。
入力・保存されたデータを、管理しているのはGoogleのサーバーです。
そのデータを、自分たちに情報としていかようにも利用できるのではないか、という懸念があるわけです。
Googleの新ツールや新機能発表のたびに、それは取り沙汰されますね。
たとえば、先日、新しいバージョンがリリースされた、Chrome os Flexもそうでした。
ChromeOS Flexリリースで改めて「個人情報」論争
米Googleは7月14日(現地時間)、サポート対象外になったWindows PCやMacにインストールし、安全にネットに接続できるようにするOS「Chrome OS Flex」の安定版をリリースしたと発表しました。
2月のプレビュー版リリース以降、多数のPCで検証し、現在400以上の機種で動作確認されています。
該当記事のWeb掲示板です。
アメリカGoogleは7月14日(現地時間)、ChromeOSFlexの安定版を発表。サポート対象外になったWindows PCやMacにインストールし、安全にネットに接続できるようにするOSといいますが、UbuntuフレーバーのXubuntuとどちらがいいでしょうね。https://t.co/5fnV6qmpCX pic.twitter.com/WmSfQMSmsM
— 赤べコム (@akabecom) July 19, 2022
主なコメントです。
10年くらい前の富士通のノートパソコンにこれ入れて息子が使ってるわ。ブラウザくらいなら全然使える。
4名刺は切らしておりまして2022/07/15(金) 17:45:55.13ID:BQce4+Tp>>6>>21>>66
Googleはどうやって金稼ぐつもりなんだ
6名刺は切らしておりまして2022/07/15(金) 17:48:39.25ID:JFvIuUUw>>9
>>4
Chrome OS Flexを入れてもらう → Chromeブラウザを使ってもらう → ユーザーの行動を全て把握できる → 効果的な広告を出せる → 企業がGoogleの広告枠を買う → 儲かる
7名刺は切らしておりまして2022/07/15(金) 17:49:16.23ID:PikHtinZ
>>1
無料だと思ったらGoogleのエコシステムでガッチリ
9名刺は切らしておりまして2022/07/15(金) 17:50:19.91ID:PikHtinZ
>>6
Googleは世界最強の広告会社だからな
15名刺は切らしておりまして2022/07/15(金) 18:14:57.62ID:G5fqCrh0>>78
ubuntuでええやん
うちのcore2duoマシンでも普通に動いてるで
21名刺は切らしておりまして2022/07/15(金) 18:37:21.91ID:g6YhT4KT
>>4
使用ブラウザでアフェリエイトみたいなのの分配ある。
MSもアップルもGoogleもブラウザをばらまいてる
83名刺は切らしておりまして2022/07/16(土) 08:00:37.01ID:VlZQWolT
Windowsの競合になるくらいまで育ってほしい
100名刺は切らしておりまして2022/07/16(土) 10:16:12.95ID:+0jfqHJ5
仕事以外だったらクロームブックがメイン。つうかこれしか使ってないわ
ChromeOSFlexというのは、ChromiumOSをパッケージソフトとして配布されたCloudreadyの進化版です。
では、Cloudreadyとは何か。
そこから話を始めましょう。
Chromium OSという、Googleが開発したオープンソースのOSがあります。
Chromiumというブラウザで、すべて作業を完結します。
つまり、ワープロや表計算なども、インストールするアプリではなく、Webアプリを使うわけです。
簡単に述べれば、Chromium専用機としての働きをさせるのがChromium OSです。
オープンソースですから、ChromiumもChromium OSも無償です。
それをもとに、Googleがいくつかの機能を加えたのが、ChromeとChrome OSです。
Chromeの方は、WindowsやMacにインストールできるGoogle Chromeです。
まあ、ほとんどのユーザーがインストールしているのではないでしょうか。
ChromeOSは、Chromebookとして販売されています。
そのChromiumOSを、無償で使えるパッケージとして、Neverware社がCloudReadyを配布しました。
それは、古いWindowsやMacを再生させることができるので、大変話題になりました。
そこで、GoogleはそのNeverware社を買収して、CloudReadyの進化版としてChromeOSFlexにバージョンアップさせました。
少し話がややこしくなったでしょうか。
要するに、Googleは、Chrome専用機のためのOSとして、
ChromeOSを搭載したChromebook
と
WindowsやMacにインストールできるChromeOS Flex
という2系統を提供しているということです。
その目的は何かということで、前述のコメント群にあるように、ユーザーのネットにおける行動を把握し、それに噛み合った広告を配信する、ということなのだろうと思います。
これが、よくいわれる「個人情報を抜かれる」ということではないでしょうか。
Googleが知りたいのは、その人の預金口座番号や、内緒で撮ったパートナーとの営みのようなプライバシー動画や画像などではなく、ユーザーがどんな商品や分野に関心をもっているかのマーケティングなのだと思います。
それは、ある意味、ユーザーにもむしろメリットはあります。
つまり、自分のニーズに噛み合った広告を配信してくれるからです。
「個人情報を抜かれる」といって、あまり過剰に警戒するのも、逆に損ではないかなという気もします。
もちろん、情報をとられてしまう、ということの是非についていろいろ議論はあって良いと思いますが、上手に付き合って、Googleの提供するサービスを公私のネットツールに利用したほうがいいかな、というのが私の考えです。
だって、Google以外の会社がそれを行っていないかといったらそんなことはありません。
ですから、Googleに限らず、ネットのサービス提供会社はそういうことをしている、という前提で利用したほうがいいでしょうね。
ぜひ、本書に理解を助けてもらって、Googleのツールを上手に利用しましょう。
以上、Google無料サービス早わかりガイド令和4年最新版(河本亮著、standards)は、Googleが提供している各サービスの解説書籍です。でした。
Google無料サービス早わかりガイド令和4年最新版(どの本よりもわかりやすい) – 河本 亮, ゴールデンアックス, 浦﨑 安臣 (Studio UCO)
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