仏壇のお供えは下げていただきますか？捨てますか？アンケート

『仏壇のお供え、食べるべきですか？捨てますか？』というアンケートをOKWAVEに7年前に投稿したところ、21件の回答がありました。多数決が正解というわけではありませんが、意見の一つ一つは参考になるのではないかと思うのでご紹介します。

御飯やお椀も戻して食べますか？
悩んでいる人もいる

御飯やお椀も戻して食べますか？

『仏壇のお供え、食べるべきですか？捨てますか？』というアンケートは、2013年3月15日に投稿しました。

仏壇のある家では、ごはんや頂き物を供えることがあると思います。

包装された頂き物などはいいのですが、中には毎日供えるご飯や汁物を下げてから自分たちで食べる家庭もあるようです。

お彼岸も近いところでおたずねします。
おたくでは仏壇の供え物、食べますか？捨てますか？

投稿した日が3月15日だったので、「お彼岸も近いところでおたずね」したのは時宜を得たものだったのかもしれません。

なぜ、こんな質問をしたかと言うと、私が子供の頃、我が家では朝、仏壇にご飯のたきたてと熱いお茶を供えるのが習慣でした。

が、供えたものは、お茶だけでなく御飯も、しばらくそのままにした後に捨てます。

ところが、田舎の親類はちがうのです。

仏壇に供えたご飯は、下げたあと自分たちで食べるのはもちろんのこと、汁物（味噌汁など）ですら下げてまた鍋に戻して温めなおして食べていました。

親類なのに我が家とずいぶん違うものだなあと思いました。

まあ、その家では、お中元とかお歳暮とか、もらいものはとにかく、いったん仏壇に、という家だったので、何ら疑問を抱かずに行っているんでしょうね。

でも、さすがに、汁物を戻すのはどうなんでしょう。

だって、供えているうちにホコリも入るじゃないですか。

それと、お線香の匂いまでするようで。

仏壇の位牌も“家族の一員”なんでしょうか。

ということで、7年前に質問投稿したわけです。

その時点では、8件の回答が入っていました。

100％「下げて食べる」派だったのでこれまたびっくりしたものです。

・主人は膵臓癌で亡くなったのでよく闘病中は胆管炎を起こして絶食していたので亡くなる迄牛丼や鉄板焼の分厚いステーキが食べたいと言いながら亡くなりましたから捨てずに有り難く私が食べています。
・子供の頃から、毎日、仏壇にあげたご飯とお茶を頂いておりましたので、何を気になさっているのかが理解できません。
・反対になぜ捨てるのかが疑問です。仏壇に供えたから不衛生でもありませんし、そんなに長時間放って置いているわけでもありませんし。

その後、7年経って、さらに13件回答が入りました。

古い質問なのに、答えが増えているのは、普遍的な話題なのかもしれませんね。

ということで、その13件をご紹介（引用）します。

>捨てるということは無いです。あとで食べます。
>食べます。
>食べますよ/まあ備えるものが日持ちするようなものだったりするので
>食べることのほうが多いですね。ご飯などは多少パリパリに/なってもちょっと無理して食べます。/ただ真夏などは食あたりが怖いので、慎重になりますね。
>食べられなくなったもの以外は食べますよ。捨てるなんてもったいないです。
>私の家では基本的に供え物を捨てることはありません
>食べますね。
>いただいたお供え物は、捨てずに自分たち家族や親戚で有り難く頂戴しております。
>食べます。干からびてたら、捨てますけど。/基本食べる方向で。
>２、3日の間に供え物を下げて、食べてますね/捨てるのはもったいないですし
>全部食べますよ。食べないものがないです。/おぼくさまのちょっと冷めたご飯好きです。
>えっ　捨てる人もいるんですか/わたしはたべますよ＾＾　単純にもったいないので・・

ということで、7年経っても100％「下げて食べる」のままでした。

最初は、お中元などのお供え物に限るのかと思ったのですが、「ちょっと冷めたご飯好きです」というところなどは、私が心配する「ホコリ」もなんとも思わないということでしょうか。

まあ、「お供え物はご利益がある」というような宗教的な理由ではなく、捨てるのはもったいないという、生活感のある理由ですね。

もっとも、別の質問サイトの『Yahoo!知恵袋』によると、宗教的な回答もありました。

朝の炊き立てのご飯をお供えし、湯気が消えたら下げてジャーに戻し、できれば皆さんで召し上がってください。
仏様は香りを食しているので、湯気がなくなったらごちそうさまの合図だそうです。
時間にして5分くらいですかね。（https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q134080148）

しかし、香りを食しているのなら、下げたものをいただかなければならない、ということではありませんね。