花粉症の緩和効果として近年みかんの皮が注目されています。そこで私の妻が2019年2月に試した結果、即効性があったそうです。効くというのは「体験談」であり、学術的な評価はわかりませんが、みかんもヨーグルトも普段から口にするもの。物は試しということもあります。
みかんの皮(陳皮)の効用
みかんの皮が花粉症に効くという話が、ここ2~3年はネットを検索するとかなり出てきます。
エビデンスがあれば、とっくに医師が処方していますから、民間療法の域を出たものではありません。
ただ、そう高いものでもないし、みかんの皮自体は漢方薬にもあります。
自己責任で、個人が試しても大きな支障はないものであると思います。
みかんの実には、ビタミンCやクエン酸が豊富に含まれていることで知られています。
「蜜柑(みかん)が黄色くなると医者が青くなる」というのは、秋という季節が人の健康状態を安定させることから来ていますが、みかんの健康効果をあらわしているとの誤解も一部にはあるほどです。
それだけ、みかんに対する健康効果の期待は高いわけですが、実は実ではなく皮の方こそ、風邪の症状改善やリラックス効果が期待できる陳皮(チンピ)という生薬として利用されています。
「陳」は「古い」という意味ですが、要するに古い皮(10~15年もの)ほど優れた薬効があるといわれています。
厳密には、熟したウンシュウミカンの果皮を乾燥させたもの、というのが我が国の「陳皮」です。
陳皮は、処方される漢方薬の多く(補中益気湯や六君子湯など)に含まれているほか、七味唐辛子やお屠蘇にも使われています。
ポリフェノールの一種(へスぺリジン)で、抗炎症作用があり咳や痰を鎮めます。
咳や痰を鎮める働きが期待できるため、漢方では風邪薬にも用いられているのです。
また、血管を拡張させて血流を良くし、末梢体温を維持する効果もあるので、冷え性やむくみの改善にも効果的にもよいといわれています。
胃酸の分泌を促進させ、胃から腸への排出を早めたり、腸の蠕動運動を促進させたりする理気薬としても使用されています。
柑橘のさわやかな香り成分であるリモネンには、リラックス効果があるとされています。
こうした良いこと尽くめの陳皮は、花粉症の改善も期待できるのではないか、という話です。
2019年にこの情報を得た我が家では、さっそく試すことにしました。
みかんの皮+ヨーグルトに期待
私は花粉症ではありません。
ただ、妻が花粉症です。
春先には、くしゃみ、鼻水、目のかゆみなどが襲うそうです。
花粉症は耳鼻科で薬を処方してもらえますが、火災の後遺症で抗生剤や気管支炎の薬を常用しているため、これ以上薬を増やしたくない事情があります。
藁にもすがる心境の妻は花粉症対策に、みかんの皮+ヨーグルトを試してみることにしました。
ミカンの皮に含まれるノビレチンと、牛乳の成分β-ラクトグロブリンが、花粉症の症状を緩和するのだそうです。
こちらが、わかりやすい記事です。
主要部分を引用します。
アレルギー症状を引き起こすのは「ヒスタミン」という成分です。好塩基球という細胞の表面に結合しているIgEという免疫タンパク質にスギ花粉などのアレルゲンが反応すると、細胞内に刺激が伝わり、ヒスタミンを放出します。それが粘膜を刺激することで鼻水や涙などのアレルギー症状が起こります。ノビレチンは細胞に伝わる刺激をブロックし、ヒスタミン放出を抑える機能があるのです。さらに、同じくアレルギー症状緩和機能を持つ牛乳タンパク質「β-ラクトグロブリン」をノビレチンと一緒に摂取することで、より強く症状が抑制されることもわかりました。
人による試験では、花粉症の症状がある47人に、ボランティアで温州みかんの皮で作った「みかんヨーグルト」を一定期間食べてもらい、症状の経過を調査したところ、明らかな症状改善効果が認められたといいます。
この2成分を含む、ゼリーやドリンクヨーグルトなどの抗アレルギー食品も製品化されているといいます。
柑橘果皮に含まれるノビレチンと乳成分であるβラクトグロブリンの共同効果を活用した商品の開発
https://www.ehime-u.ac.jp/wp-content/uploads/2018/09/800fb2864f15aebaf085aa02acfb9cf3.pdf
みかんもヨーグルトも身近な食材です。
ですから、食事の延長で試すことは無問題でしょう。
ただ、ミカンの皮はどこで調達するか。
普段いただいているみかんの皮をそのままいただくのは苦そうだし、何よりも外皮は農薬や汚れなどが気になります。
そこで買ってみたのが『和歌山県産みかんの皮(粉末)』です。
みかんの皮を試してみました
和歌山県産みかんの皮(粉末)は、和歌山県産のみかんの皮を殺菌して粉末にしたものです。
β-クリプトキサンチンをたっぷり含むみかんの皮を使いやすい粉末に。みかんの香りと風味がお料理を美味しく身体にやさしく彩ります!とのコピーが販売ページに記載されていました。
ノビレチンと、β-ラクトグロブリンによる抗アレルギー作用の研究を行った愛媛大学大学院の菅原卓也教授によれば、摂取量の目安は一日にノビレチン0.5ミリグラムとヨーグルト150ccとのこと。
今回購入した和歌山県産みかんの皮(粉末)は、商品説明によれば100グラムに含まれるノビレチンが31ミリグラムでした。
スプーン1杯を測ってみたところ3グラムだったので、
ノビレチンは約0.9ミリグラムということになり、これで一日分が足ります。
ヨーグルト150ccはちょっと多いので、75グラムのカップヨーグルトに混ぜてみました。
みかんの爽やかな香りはしますが、味はほとんどなし。
わずかに苦味があるものの、気になるほどではないそうです。
皮を乾燥させたものだけに舌触りはザラザラしていますが、ヨーグルトに混ぜてしまえばそれも気にならないとか。
これを毎日食べ続けるだけの花粉症対策です。
その結果どうだったか
その結果どうだったかというと、薬ではないのでピタリとは止まりませんでしたが、耐えられる程度に大幅に軽減されたそうです。
そして、当初の目的である「薬なしで過ごせる」ことも達成できました。
さらに、甜茶のように、常時飲み続けることで効果を期待すするものではなく、症状が出たところで飲んでも間に合う、つまり即効性があるのもよかったですね。
その結果、2020年もそれで乗り切ることが出来ました。
つまり、2019年も2020年も耳鼻科での処方はしてもらわずに済みました。
2021年も、症状が出たらまたいただくつもりです。
あくまでも体験談であり、誰でも大丈夫とはいえません。
ただ、鍵と鍵穴にたとえられますが、困っていることがあったらいろいろチャレンジすることで、自分にあったものが見つかるのではないかと思います。
人生、やるかやらないか。
やったものが一発必中で当たるとは限りませんが、やらなければ何も当たりません。
関心のある方は、試されてはいかがですか。
以上、花粉症の緩和効果、みかんの皮(陳皮)が注目されるので試すと、症状軽減の即効性があり薬の処方もいただかず済みました、でした。
和歌山県産みかんの皮(粉末)50g×3袋(殺菌済)【全国送料無料】ネコポス便テレビで話題のみかん果皮!色んなお料理にお使い頂けます。陳皮 フルーツ調味料 薬味 トッピング – 母の日お歳暮内祝ギフトふみこ農園
コメント