Googleローカルガイドは、Googleマップに観光地や飲食店の口コミや画像、営業時間などを投稿して、ユーザー同士で情報をさらに拡充するサービスです。私も3年前に参加し、気がついたときは投稿を断続的に続けて現在レベル6になりました。
Googleローカルガイドとはなんだ
Googleローカルガイドとは、Googleマップのクチコミにレビューや画像を投稿したり、質問に回答したりなど、補助的な情報を担うユーザーコミュニティです。
Googleマップは、たぶんパソコンやスマホを利用していれば、お世話になっていると思います。
目的地を入力すると、地図でその場所を示すほか、パソコン画面でいうと、左側にメニューが表示。
交通状況、路線図などをクリックすると、それに応じて地図の表示が変わります。
お店や各種スポットの場合、スクロールすると、『クチコミ』が表示されます。
そのレビュアーが、ローカルガイドと呼ばれるユーザーです。
たんに地図の検索をするだけでなく、自分が経験したスポットについて、意見や情報や画像などを書き込むのです。
Googleの「ローカルガイド」は、ユーザーがその店舗や場所について内容を自由に投稿できます。
たとえば、どこかのレストランの場所を調べる時に、場所だけでなくメニューや接客など、ユーザーの視点からの情報も知ることが出来ます。
その情報が役に立ったら、恩返しとして、自分の経験や必要な情報も投稿します。
つまり、ユーザー同士が、情報交換し合うレビュー掲示板です。
投稿したコメントや画像には、ポイントが付与されます。
複数回投稿すれば、投稿するごとにポイントが溜まっていきます。
そのポイントを一定の数字ごとにレベル分けしています。
獲得ポイントが一定数まで行くことで、最高10までのレベルが認定されます。
ローカルガイドになるメリット
ローカルガイドになったところで、なにかメリットでもあるのか、Googleだけが得をするのではないか、なんて思っていませんか。
ローカルガイドになるということは、自分の経験や意見をフィードバックしていくということです。
そこに参加している一員という自覚がさらに自他の認識を深める
情報はもらうだけで自分からは何も出したくない、という人がいますけど、それはだめですよ。
テイクだけでギブがないのは、道義的倫理的にどうか、ということもありますが、それ以前に自分自身にとって決して得策ではないと思います。
情報をもらうだけでは、自分にとって「受け身の媒体」になってしまうからです。
人間、受け身だと本気で吸収しません。
つまり、調べてわかったことがあれば便利ですが、そこで完結してしまいます。
でも、そこに参加している一員である、という自覚があると、「攻め」の気持ちでアクセスします。
たとえば、ローカルガイドとしてコメントするつもりがあれば、どこか訪問しても、その視点がかわってくるでしょう。
既についていたコメントを検証するという眼目があれば、さらに精緻な情報をコメントすることができるでしょう。
ブログ情報の二次利用
自分が更新しているブログや、投稿しているSNSで、どこかの訪問地について投稿したときに、一緒にローカルガイドへの利用もしてはいかがでしょうか。
それなら、一から情報を作る必要がないでしょう。
自分が投稿することで、その反応を見てさらにその場所についての知見を深めることができます。
情報はギブ・アンド・テイクすることで、自分にとってもさらにメリットがあると思っています。
投稿者の交流会に参加できる
地元の探索や、新しい場所の発見を通した情報交換は、さらに進むと、その投稿者本人との直接の情報交換という機会もあります。
実際に街に出て、興味を引くものに出会ったら交流会で他のメンバーと共有するのです。
交流会は、ビジネスと提携して、交流会の演出や参加費用の軽減について支援を受けることもできます。
支援の内容について、公式サイトのヘルプによると、たとえば青山アイスクリーム店についての交流会を開く際に、当該アイスクリーム店のスポンサー支援を受け、参加者全員にアイスクリームが配られる、なんていう企画もありえるわけです。
オーサー(著者)としての価値を上げる
これはGoogleがオフィシャルに述べているわけではなく、私個人の考えに過ぎませんが、実はこれがローカルガイドになった一番大きな理由です。
Googleが、サイト(ブログ)の評価について、オーサー(著者)重視に移行することをすでに発表しています。
「誰が書いた記事か」が大事だといっているわけです。
それは、著者本人についての価値をGoogleは見ているということです。
オーサーの価値なんて、Googleにどうやってわかるんだと思いますよね。
最初は半信半疑でした。
でも、Googleはそこまでできるのです。
ブログや、今回のGoogleマップローカルガイドなどの投稿を、その人のアカウントで紐付けることで、「このアカウントの人は何者であり、この分野でこのぐらいの書物ができる人である」という評価をしていくかもしれないと最近は思うようになりました。
たとえば、Googleフォトを使われたことはありますか。
そこに、家族の画像を放り込んでおくと、我が子の幼児の頃と現在の画像を同一人物と紐付けた上で、「名前を教えて下さい」と表示されるのです。
そこで名前を教えると、その人物の名前と顔写真が紐付けられてしまうわけです。
Googleおそるべし、と思いました。
さすれば、Googleのサービスは侮らずに参加しておくことで、私という人間を理解してもらい、それがネットの発信に対する理解につながるのなら、と考えた次第です。
いかがですか、ローカルガイド。
まだ未経験の方は、物は試し、論より証拠で1度投稿してみませんか。
以上、GoogleローカルガイドはGoogleマップに観光地や飲食店の口コミや画像、営業時間などを投稿し情報をさらに拡充するサービス、でした。
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