聖蹟蒲田梅屋敷公園(大田区)は、京急線の京急蒲田と梅屋敷の中間ぐらいのところにある、国道15号線に面した公園です。聖跡蒲田梅屋敷公園が正式名称でも、土地の者は上半分を取ってただの梅屋敷公園と呼ぶことも少なくありません。
聖蹟蒲田梅屋敷公園とはなんだ
江戸時代のに富豪の庭園がはじまり
梅屋敷という文字通り、江戸(文政)時代に富豪の薬屋・山本久三郎が、近郷から数百本の梅の銘木を集めて造られた庭園といいます。
梅の庭園は東海道中の名物だったようです。
庭園は東京市に寄付された後、大田区立公園となったのは1953年です。
当時よりも面積は小さくなったようですが、現在も約100本の梅の木が植えられています。
多くの石碑と説明板で特徴を説明
聖蹟蒲田梅屋敷公園は、石碑や説明板で公園の特徴を解説しています。
たとえば、明治天皇が9度も通ったという説明板があります。
入り口には、戦没記念碑の石碑で『忠魂碑』と刻まれた大きな石碑もあります。
聖蹟梅屋敷公園についての詳しいご説明は、大田区千景の『聖跡蒲田梅屋敷公園(大田区蒲田)は江戸(文政)時代に近郷から数百本の梅の銘木を集めて造られた庭園で東海道の名物』で行っています。
地元の人間には、緑と土俵と池のある公園として親しまれてきましたが、現在は池の水が入っていません。
せっかく江戸時代に作られた「聖跡」と名の付く伝統ある公園ですが、ちょっと淋しい。
梅と共にあやめも咲く聖蹟梅屋敷公園
すでに咲き始めていました
2019年は梅の開花が例年より少しはやめという話があったので、聖蹟梅屋敷公園はどうかと思い行ってきました。
家族連れや年配のご夫婦が来られていました。
すでに1月末ぐらいから咲き始めていました。
あやめの植栽
聖蹟蒲田梅屋敷公園というと、梅のイメージが強いし、事実「梅の公園」ではあるのですが、それだけでなく、最近では“あやめ”も注目されています。
2017年に、大田区と「災害時における相互応援に関する協定」を締結している“山形県長井市から、11種類のあやめを取り寄せ、当公園に植栽したそうです。
山形県は、大田区に、酒田市と長井市が事務所を置いているそうです。
梅屋敷商店街には、2011年を除く毎年、修学旅行でやって来た山形県長井市の中学生が商店街で露店を開き、玉こんにゃくや乃し梅など、山形の名物を販売しているのです。
“あやめ”で有名な長井市は、独自の品種である長井古種を植栽しているのです。
見ごろ時期は5~6月というので、これも楽しみです。
◆聖跡蒲田梅屋敷公園
大田区蒲田三丁目25番6号
JR蒲田から京急バス大森東五丁目行で「大田区体育館前」徒歩0分
京急線京急蒲田から徒歩10分
以上、聖蹟蒲田梅屋敷公園(大田区)は京急線の京急蒲田と梅屋敷の中間のところにある観梅だけではなくあやめも楽しめる公園、でした。
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