川崎市立夢見ケ崎動物公園（川崎市幸区）レッサーパンダも

川崎市立夢見ケ崎動物公園（川崎市幸区）は、加瀬山山頂付近でマーモセット、レッサーパンダ、マーコール、シマウマ、ヤギなど比較的小型の動物を数多く飼育している市立の無料動物園です。富士見デッキや展望台広場があり駐車場完備です。

川崎市立の無料動物園

動物園といえば、昔から家族揃って楽しむ定番スポット。

ですが、たとえば上野動物園、多摩動物公園、葛西臨海水族館、井の頭自然文化園などの都立動物園は、廉価ながらもみな有料です。

自然の動物を飼育することはコストがかかるから当然といえば当然かもしれません。

例外的に大島動物公園は無料ですが、ここは文字通り伊豆七島の大島という立地条件がそもそも自然そのもの。

東京都の「本土」から、それだけのために同地を訪れるというケースも考えにくいでしょう。

ところが、政令指定都市のど真ん中にありながら、無料の動物公園も存在するのです。

それが、川崎市環境局が運営する夢見が崎動物公園です。

JRの横須賀線、湘南新宿ラインが停まる新川崎駅から徒歩15分。

川崎市立夢見が崎動物公園は、加瀬山という小さな山の上に公園はあります。

「動物園」ではなく「動物公園」と名乗るだけに、動物以外に子どもが遊べる通常の公園とかわらない遊具もあります。

というより、ここは遊園地エリアと動物園エリアによって構成される細長い公園なのです。

公園部分は山の上にあるだけに、川崎市立夢見ケ崎動物公園から川崎市中部および横浜市北部までが見渡せます。

訪れた日も、その景色を楽しむ年配者が多数いました。

川崎市立夢見が崎動物公園は、正面入り口から入場すると動物園エリアから入れ、裏側の上り坂から入ると遊園地エリアに入れます。

さらに、動物エリアのまわりには、天照皇太神、浅間神社、熊野神社、了源寺など、有名な神仏を祀っている神社仏閣があります。

上り坂は、都会の自動車生活者がいきなりのぼるとややしんどいですが、地元の人には健康維持のための散歩コースとしても機能しているようです。

肝心の動物園エリアは、放し飼いのロバ・ヤギ・シマウマのほか、小動物、小獣、キジ、オウム・インコ、マーモセット、リクガメ、リス、ラマ、マーコール、シマウマ、レムール、サル、シカ、レッサーパンダ、水禽などの舎があります。

ホンシュウジカ

マーコール

レッサーパンダ、エリマキキツネザル、シロビタイジオウムなど「絶滅危惧」に認定されている動物も飼育されています。

レッサーパンダ

ヤギとは目が合うと、ニョキッとクビを延ばしてくるのはちょっと戸惑いました。

放し飼いのヤギ

さすがに、人に慣れているのでしょう。

それだけ飼育種類が多いと、作る食餌も多岐に亘り苦労が絶えないようです。

宝くじ助成金や税収で賄っているといわれますが、入場無料でそのような施設を維持している川崎市は評価されて良いでしょう。

公式サイトでは、サポーターを募集しています。

加瀬山をくだると、約400頭もの貴重な動物が生息しているとは思えない全く通常の町並みです。

このギャップも興趣があります。

横須賀線でJR品川から2駅目ですから、神奈川だけでなく東京や千葉の在住者もチェックしていただきたいスポットです。

問い合わせ先川崎市夢見ヶ崎動物公園
212-0055　川崎市幸区南加瀬1～2～1
044-588-4030
年中無休、
開園時間は9時～16時　　　
JR「川崎駅」西口より、市バス［川63,64,66］、臨港バス［川56,57,61,69］系統で「夢見ヶ崎動物公園前」下車

以上、川崎市立夢見ケ崎動物公園（川崎市幸区）は比較的小型の動物を飼育し富士見デッキや展望台広場がある市立無料動物園です、でした。