あすと(京急蒲田駅前西口商店街=京浜蒲田商店街協同組合)といえば、地元の人には「のんべ横丁」ともいわれた商店街。その「あすと」の目玉行事として、2010年まで10月下旬に行われていたのが、ハロウィン(Halloween)の仮装大会です。飲食店とともに、雑貨や洋品店、最近ではコンビニや100円ショップなども参入。駅近くは再開発で削られたものの、商店街自体は健在です。
あすととは、「明日都」と書くそうです。
公式サイトを見ると、10月18(土)・19日(火)は「ワンコイン祭り」が開催されたそうです。
100円、500円のワンコインでいろいろなものを売られ、大道芸人も招かれたお祭りです。
これはこれで十分楽しい催しですが、でもできれば、その時期はハロウィン仮装大会を復活していただきたいなあと思いました。
ハロウィン仮装大会には遠方からの参加者もあった
ハロウィン(Halloween)といえば、本来はカトリックの諸聖人の日(万聖節)の前晩、すなわち10月31日に行われる伝統行事ですが、そこは柔軟に考え、参加者が日程を取りやすい10月最後の土曜日にあすとで開催されていました。
2010年で第19回目を数えたこの大会は、「ハロウィン」とあるものの仮装のお題は自由でした。
復活待望論
この日はお姫様や昆虫、動物はもちろんのこと、長崎くんちの龍踊りや歌舞伎といった伝統芸能、「崖の上のポニョ」や「ヤッターマン」、「エヴァンゲリオン」などのキャラクター、牛乳パックやペットボトルを材料にしたエコがテーマのものなど、参加者の創意工夫がちりばめられた仮装が繰り広げられました。
参加者は2009年が全部で57組。乳児含む親子、兄弟姉妹、お友達同士、カップルなど組み合わせも多彩でした。
中には80歳以上のお年寄りによる単独参加もありました。
写真は2009年の優勝者です。
お子さんは娘さん2人で演じていますが、下の娘さんはこの当時小学校1年生でした。
しかも、この姉妹は地元ではなく、東矢口からJR蒲田を超えての参加です。
そういう意味では、地域の異なる大田区民が集う機会でもあったわけです。
それが、東日本大震災のあった2011年の以来、開催されていません。
箱物の再開発だけでなく、人が集う催しもぜひ活発に開催してほしいなと思います。
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