つけ麺燕武(大田区千鳥)は、つるつるもちもちの自家製麺、羽釜で炊いた豚骨魚介スープのつけ麺とラーメン(ら~麺)の店です。太麺がスープによく馴染み、濃厚さは論より証拠の深みと旨味。ぜひご自身で味わっていただきたいですね。
このブログでもご紹介したことのあるとんこつらい斗が閉店。
私の実家の近所ということもあり、がっかりしていましたが、やはり羽釜で炊き上げた豚骨スープを売りとする、つけ麺燕武が1月にオープンしました。
店主は、麺屋武蔵グループや天金狗など、濃厚さには一切の妥協を許さない名店で修行をつまれた方といいます。
千鳥町にも、あの濃厚スープの店ができたのかと期待感大きく伺いました。
建物は緑色の外壁塗装が目印
東急多摩川線武蔵新田駅を環八側に下車。
そして環八沿いを徒歩約5分。
東急池上線ですと、千鳥町駅から徒歩約7~8分ぐらいでしょうか。
武蔵新田は実はラーメン大激戦区なんですが、駅前ではないので、競合店が密集というわけではなく、斜め向かいにらあめん花月嵐武蔵新田店が見えるぐらいです。
建物の千鳥ビルは、居抜きで何店も変わっているんです。
この敷地は、もともとダクト工事やさんで、オーナーのSさんが引退して従業員を独立させたので、跡地に飲食店が入るようになったと記憶していますが、間違ってたらごめんね。
とにかく、そういうことなんで、建物はとんこつ らい斗とかわりありません。
緑色の外壁なので、すぐにわかります。
タッチパネルで購入する食券
店に入ると、左側に食券自動販売機があります。
タッチパネル式で、最初はタッチしてもうまく認識してくれず焦りました。
とんこつ らい斗のときは、注文してお金を直接払っていましたから、その点が異なりますね。
居抜きですが、椅子もテーブルも新しいものです。
店内はポップス音楽も流れていて、雰囲気は違っています。
私が伺ったときは、午後の1時過ぎでしたが厨房に店主おひとりでした。
普段は、女将さんと2人体制のようです。
個人営業のネオクラシック店は、なるべくコストをかけないようにしたいところで、それにはやはり人件費がネックになるんでしょうね。
カウンターだけの8席なので、最小限のスタッフでイケると考えたのでしょう。
開店して2ヶ月近く経ちますが、じぶんどきを過ぎても次々お客さんがやってきます。
席がいっぱいのときは、自動販売機のところで、立って待っています。
箸は割り箸です。
1人体制だから、洗い物を減らすという考えかな。
水はセルフです。
テーブル調味料は、パーテイションの下に、ペッパーミル入り胡椒や酢がありました。
並んでいるポットは、左が水、右がつけ麺の割りスープです。
レンゲは任意で使うということで、割り箸の横にありました。
濃厚スープをセールスポイントとしたつけ麺メインの店は久々です。
まさに、麺屋武蔵以来ではないかなと思います。
濃厚つけ麺(900円)
つけ麺燕武の濃厚つけ麺です。
麺は大(300g)にしました。
並200g・中250g・大300gからの選択で、いずれにしても同料金です。
さらに麺増量は100g+100円になります。
ただの「つけ麺」と「濃厚つけ麺」の違いは、魚粉らしきものが濃厚スープの上にかかっていますね。
麺は自家製麺だそうですが、細いうどんのような太麺です。
具は、麺の上に角煮、脇に海苔をたてています。
つけ汁には、角煮、メンマ、きざみ玉ネギ、ネギを確認できました。
とにかく濃厚です。
ドロッとしています。
これはスープ割りを入れないと400gは持たないなと思いましたが、最初の来店なのでプレーンで味わいたく、割りスープもテーブル調味料も一切使わずにいただきました。
つけ汁は、ギリギリでなんとかなりました。
ら~麺(800円)
つけ麺燕武の濃厚ら~麺です。
基本的に、麺とスープはつけ麺と同じものを使っているのではないでしょうか。
もちろん、ラーメンスープなので割っていますが。
真ん中に分厚いチャーシュー、上にネギが乗り、こちらは海苔は寝せています。
麺はもちもち感があってすばらしいですね。
「大」を注文しているわけですが、割り増し金払ってでも麺増量したくなります。
そうですね、私は天金狗ではまだいただいたことはないのですが、麺屋武蔵の濃厚味のファンなので、つけ麺燕武の濃厚なつけ汁やスープは私好みですね。
足掛け3ヶ月目でもお客さんが途切れない繁盛ぶりは、もっともだなあと思います。
メニュー
基本は、ら~麺とつけ麺だけです。
基本となるスープは、どちらも羽釜で炊いた豚骨魚介スープです。
上位メニューは、特製つけ麺1105円、特製濃厚つけ麺1150円、特製辛つけ麺1150円、特製ら~麺1050円、特製辛ら~麺1100円です。
スタンダードメニューは、つけ麺850円、濃厚つけ麺900円、辛つけ麺900円、ら~麺800円、辛ら~麺850円です。
特製とそうでないスタンダードメニューとの違いは、パッと見は、分厚いチャーシューの枚数の差だと思います。
ら~麺は並150g・大200g、つけ麺は並200g・中250g・大300gが同料金。さらに麺増量は100g+100円になります。
トッピングは、角煮200円、チャーシュー1枚100円、メンマ150円、味玉100円、のり5枚100円、缶ビール350ml300円になっています。
うーん。ランチとしては、特製のお値段はちょっと厳しいかなと思いますが、それはあくまで私の懐具合の話で、できれば分厚いチャーシューに麺が隠れる特製は魅力です。
つけ麺のスープも様々
余談になりますが、つけ麺のスープについてまとめます。
つけ麺のスープには、いくつかの種類があります。
代表的なスープの種類や特徴を以下にまとめました。
- 醤油つけ麺のスープ
- 塩つけ麺のスープ
- 味噌つけ麺のスープ
- 担々つけ麺のスープ
- 冷やし中華つけ麺のスープ
醤油、魚介、鶏ガラをベースにした、濃厚でコクのあるスープです。豚骨や味噌を混ぜたり、醤油の種類や調合方法によって味に変化をつけることができます。
鶏ガラや野菜をベースにした、あっさりとした味わいが特徴のスープです。素材の旨みを生かすため、シンプルな調味料で味付けされることが多いです。
味噌、鶏ガラ、魚介をベースにした、濃厚でコクのあるスープです。味噌の種類や甘辛さなどによって味に変化をつけることができます。
担々麺のスープをつけ麺にしたもので、辛味とピリッとした香りが特徴です。花椒や豆板醤、ニンニク、すりごまなどをベースに調味されます。
酢や醤油、鶏ガラをベースにした、さっぱりとした味わいが特徴のスープです。夏季限定で提供されることが多く、冷たい麺と相性が良いです。
以上が代表的なつけ麺のスープの種類と特徴です。
そして、今回のつけ麺燕武は、麺屋武蔵同様に、ラーメンブームの火付け役といわれる豚骨と魚介のダブルスープです。
ただし、各店舗や地域によって独自のスープが存在する場合もありますので、あくまでも一例としてご参考ください。
以上、つけ麺燕武(大田区千鳥)は、つるつるもちもちの自家製麺、羽釜で炊いた豚骨魚介スープのつけ麺とラーメン(ら~麺)の店です。でした。
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