みやぎ(大田区仲池上)は、地元を中心に根強い町中華ファンから食レポで高評価を得ている昭和の佇まいを感じる中華料理店です。醤油・味噌・塩の麺類、チャーハンだけでなくカツ丼も提供する飯類、昭和の標準的な具材を使った餃子など懐かし美味しい店です。
アクセス
みやぎ(大田区仲池上)は、東急バス(反01/反02)池上橋停留所から徒歩5分。
都営浅草線西馬込駅から徒歩15分。
東急池上線久が原駅からは徒歩20分ほどでしょうか。
昭和の佇まいを感じる、いわゆる町中華の店です。
久が原にはNTTの建物(現在NTTはそこで営業されていない)がありますが、面した通りを呑川を超えてすぐのところです。
地元の人中心の町中華といっていいでしょう。
オーケーストア仲池上店が近くにあります。
私は以前、久が原在住で、買い物の行き帰りに、みやぎの前を通っていたのですが、1度も入ったことがありませんでした。
ショーウインドウを見ても、値段表もないし、なんというメニューかもわからないし、色の冷めた中身の蝋細工が丼からズレているし(笑)
本当にここやっているのかな、なんて心配してみていたのですが、夜などは、レバニラ炒めを作るいいにおいがしてきて、「おおー、やってる、入ってみたいな」と思い、今回実現しました。
で、結論から書くと、そんな前印象を良い方向で裏切る、サイコーの町中華でした。
店内
店内は、カウンター(6席)とテーブル(4席×3卓)が並んでいます。
冷蔵庫にビールや食材が冷やしてあり、カウンター席の上にメニューが並びます。
テーブルは、昭和町中華定番の朱色に近い赤色テーブル。
水は、注文を聞く際にご婦人が持ってきますが、ガラスの無柄。
セルフではなく、おかわりはその都度口頭でするようです。
卓上調味料は、醤油、酢、胡椒、ソース、辣油、爪楊枝、ティッシュ、割り箸。
思いっきり昭和町中華です。
ちなみに、テーブルに「おしながき」はありません。
壁に貼ってあるメニューから選びます。
五目ソバ(790円)
みやぎの五目ソバです。
塩味スープに、縮れ中細麺です。
具材は、肩ブロックチャーシュー2枚、なると、ゆで卵半個、にんじん、かまぼこ、キャベツ、たけのこ、きくらげ、ほうれん草。
白菜かと思ったらキャベツ、というのが特長です。
食感としてはキャベツのほうがメリハリがありますね。
スープも丁度いい塩加減。
これはもう、ご飯も一緒にいただけましたね。
すばらしいですよ、町中華の五目ソバ。
タンメン(690円)
みやぎのタンメンです。
五目ソバが、塩かしょうゆかわからなかったのでタンメンを注文しましたが、五目ソバが塩だったので、ここはみそか醤油でも良かったかもしれませんね。
タンメンらしいタンメンだと思いませんか。
豚肉、キャベツ、小松菜、にんじん、もやし、そして上にネギが乗っているのが特長。
タンメンで、こういう形でネギをのせるのは珍しいですよね。
麺とスープは、五目ソバと基本的に同じだと思います。
清湯系ですね。
こちらも、やはりご飯といただけばよかったかな、と思いました。
餃子5個入(420円)
みやぎの餃子5個入(420円)です。
ふとって焦げ目のついた、昭和の餃子です。
具材も、昨今のスマートでヘルシーな餃子と違い、厚めの餃子らしい皮、ニラ、ニンニンニク、キャベツ、豚肉など、昭和なら標準的な材料が使われていると思います。
卓上調味料はありますが、何もつけずにプレーンでいただけます。
素朴ですが、素材の味を確認したくなる美味しさです。
メニュー
みやぎのメニューです。
2021年3月23日現在の消費税込み価格です。
飯類
ライス210円、半ライス160円、チャーハン690円、カニチャーハン850円、カレーライス690円、カツカレー980円、オムライス900円、中華丼790円、天津丼950円、玉子丼690円、カツ丼820円、親子丼820円です。
カツ丼や親子丼も提供しているんですね。
麺類
ラーメン600円、ワンタン600円、みそラーメン690円、もやしソバ690円、ワンタンメン740円、タンメン690円、チャーシューメン820円、野菜みそラーメン790円、チャンポンメン790円、五目ソバ790円、広東メン790円、タンタンメン850円、ソースヤキソバ690円、肉入りソースヤキソバ790円、あんかけヤキソバ(かたい・やわらかい)850円、半チャーハン・ラーメン830円、
一品料理
餃子5個入420円、目玉焼き490円、ハムエッグ590円、オムレツ690円、ウインナー焼き540円、ウインナー野菜炒め690円、もやし炒め590円、野菜炒め590円、肉野菜炒め690円、ニラ炒め590円、肉ニラ炒め690円、レバニラ炒め690円、ニラ玉子炒め690円、ナスピーマン炒め790円、マーボー豆腐740円、カニ豆腐740円などです。
490円の目玉焼きというのが気になりますが、たぶん卵ひとつ落とすだけでなく、何らかの付け合せがあるんでしょうね。
スープ
ワカメスープ490円、野菜スープ490円、玉子スープ540円、肉スープ540円です。
ご飯物を単品で注文した時に必要なサイドメニューですね。
リピートします
みやぎの厨房と店員は、中年のご夫妻とお舅さんらしき方なので、家族営業されているのではないかと思います。
町中華の衰退は、ネオ・クラシックや家系ラーメンといった新興勢力の「外敵」というより、後継者問題という内なる問題が多いように聞きます。
時代は令和ですが、だからこそ昭和の佇まいの町中華を求める人はたくさんいると思います。
もちろん、私もリピートしたいと思います。
以上、みやぎ(大田区仲池上)は、地元を中心に根強い町中華ファンから食レポで高評価を得ている昭和の佇まいを感じる中華料理店です、でした。
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