ゆで太郎久が原店(大田区久が原)は春のおすすめメニューとして鳥天、姫竹天、ナス天がのった春の三天そばなどを提供中です。玉子丼やかきあげ丼とのセットメニューも充実。挽きたて、打ちたて、茹でたてにこだわる江戸切りそばとして今日も繁盛です。
ゆで太郎とはなんだ
「立ち食いそば屋」ではない理由
ゆで太郎とは、大田区大森北に本社がある信越食品が創業。フランチャイズチェーンの運営を行うゆで太郎システム(西五反田)との2社が運営している屋号で、そば・うどんチェーン店です。
2019年3月現在、1都1道14県に店舗展開しています。
今日訪れたのは、ゆで太郎久が原店です。
東久が原商栄会という、東急池上線の久が原駅、千鳥町駅、池上駅の中間ぐらいのところから始まる商店街です。
値段が安いため、Wikiはゆで太郎を「立ち食いそば」と紹介していますが、創業会社の信越食品は自主公式サイトで、「ゆで太郎は『安くておいしい日本そば屋』であって、『立ち食いそば屋』ではないのです。」と述べています。
その理由のひとつは、作り方です。
各店舗で麺を作り1日何度も出汁をとったつゆ作り
立ち食いそばのチェーン店のように、セントラルキッチンでゆで麺やつゆを作り、各店ではそれらを機械的に温めるだけ、という作り方をしていません。
ゆで太郎では、鮮度の良いそばを提供するために、各店舗が製麺室を設置して製麺。
挽きたて、打ちたて、茹でたてのそばを提供しています。
つゆも1日に何度回も店舗で丁寧に出汁を取って作っています。
調理場は客席から見えますが、熟練のスタッフによって作られています。
立ち食いそば店並みの値段でそば粉比率を55%まで上げる
そして、ここが肝心ですが、ゆで太郎のそば粉の配合比率は55%、その内の20%は石臼挽きの特選粗挽き粉を配合しています。
そばの割合は、十割蕎麦を最高峰とし、街の蕎麦店はそば粉8:小麦粉2の二八蕎麦、立ち食いそば店は、そば粉が2~4割といわれています。
小麦粉が入ること自体は、つなぎのため悪いことではありません。
ただ、そば粉に比べて小麦粉の単価が安いため、立ち食いそば店では安い小麦粉の割合が多くなりすぎて、そばの食感が薄れてしまうことがあるのです。
その点で、ゆで太郎は、立ち食いそば店並みの価格に抑えながら、そば粉比率を55%まで上げているのです。
コスパが高い
上記のそば粉割合自体、ゆで太郎のコストパフォーマンスの高さを示していますが、それだけでなく、量の多さも特徴です。
そばは通常、220g~240gぐらいですが、ゆで太郎の冷そばは300gを提供しています。
ちなみに、大もりは100g増しで、特もりは700gですが、前回は特もりをいただいたことを書きました。
単品でも、セットメニューでもバリエーションがあります。
現在はレギュラーメニューのほか、春のおすすめメニューとして、鳥天、姫竹天、ナス天がのった春の三天そばと、サクッとジューシーメンチ!丼タレとマヨが絶妙の、三陸わかめそばとメンチマヨ丼セットが提供されているので、春の三天そばを注文しました。
安くておいしい日本そばを満喫
春の三天そば(520円)+いなり2個(120円)
ゆで太郎久が原店の、春の三天そばといなり2個です。
“春のおすすめメニュー”ということは、期間限定メニューということでしょう。
鳥天、姫竹天、ナス天がのった、と宣伝されています。
鳥天は、鶏のささみです。
胸肉の一部で、胸肉の内側にある紡錘形の2本の肉をさします。
近年、高蛋白なん健康食品として注目されています。
姫竹は、「竹」と書きますが、学術上はたけのこではなく、チシマザサ(千島笹)という笹の若芽です。
信州から東北地方に行くと、根曲がり竹とよばれているそうです。
雪の多い地方では、チシマザサが芽を出し始める頃、雪の重みで根元が曲がっているものが多いことから、根曲がり竹と呼ばれるのだそうです。
笹は胃腸を整え、傷の治りを高める効果があると言われています。
食物繊維ビタミンB、C、K、葉酸などのビタミン類、カルシウムやカリウムなどのミネラル類、多糖類が含まれています。
5月~6月が収穫期と言われているので、少し早いですね。
ナスは、おかずの具材やお新香などでもお馴染みです。
ナスの皮に含まれる、特有のポリフェノールであるナスニンに強い抗酸化力があり、がんや動脈硬化、老化などの予防や美容効果を期待されています。
また、カリウムが豊富に含まれているので、塩分の多い食事には添えたいものです。
そばは、挽きたて、打ちたて、茹でたてのそば。
個人的な好みを言えば、せっかく55%というチェーン店では画期的な数字を誇るそばですが、細いためか、ブツブツっと切れやすい気がしました。
もちろん、これは好みの問題で、細いそばのほうがいい、という意見もあるし、だからこそゆで太郎は次々店舗を進出させているのでしょう。
たくさんご飯が詰まったいなりです。
玉子丼セット(520円)
ゆで太郎久が原店の、たぬきそばと玉子丼セットです。
そばは温かいものでも冷たいものでも選べます。
たぬきそばの天かすは、比較的大きなものが入っています。
ゆで太郎の玉子丼は、玉子だけでなく、なるとが入っているのが大きな特徴です。
最近は、定番であったラーメンに、なるとの入らない、新興のとんこつラーメンや創作ラーメンが増えてきました。
なるとが入っていると、昭和のなつかしい味と佇まいを感じます。
かきあげ丼セット(520円)
ゆで太郎久が原店の、たぬきそばとかきあげ丼セットです。
玉ねぎや人参などを揚げた大きなかき揚げは、さくさく揚げるというよりも、適度な油を吸っているので、それだけでお腹一杯になれそうです。
ゆで太郎久が原店のかき揚げは、そばのトッピングとしても、丼ものとしてもおいしいですね。
メニュー
ゆで太郎久が原店のレギュラーメニューです。
もりそば、もしくはたぬきそばが加わるセットメニューがあります。
かつ丼セット690円、天丼セット620円、カレーセット570円、玉子丼セット520円、豚丼セット620円、かきあげ丼セット520円
温そばは、かけ320円、たぬき350円、きつね350円、カレーそば430円、かきあげ420円、温玉とろろ470円、肉そば480円、天玉470円
冷そばは、もり320円、大もり420円、ざる370円、大ざる470円、かきあげセイロ420円、特もり600円(700g)
丼・カレーは、カレーライス450円、玉子丼(味噌汁付)450円、かつ丼(味噌汁付)570円
ミニ丼は、ミニかきあげ丼320円、ミニ豚丼350円、ミニカレー丼320円
サイドメニューは、海老天150円、かきあげ100円、とろろ120円、わかめ100円、玉子(生・ゆで・温玉)60円、コロッケ80円、ミニご飯120円、いなり2個120円
そして、大盛(麺類・ご飯)100円です。
さらに、春のおすすめメニューとして、ぜいたくな三種天ぷら、鳥天、姫竹天、ナス天がのった春の三天そば520円
サクッとジューシーメンチ!丼タレとマヨが絶妙の、三陸わかめそばとメンチマヨ丼セット650円です。
ゆで太郎久が原店の箸は、エコ箸と割り箸の両方を用意しています。
ゆで太郎久が原店のまとめ
ゆで太郎久が原店(大田区久が原)は、挽きたて、打ちたて、茹でたてにこだわる江戸切りそばとして今日も繁盛です。
各店舗に製麺室を設置し、つゆも何度も出汁をとります。
価格は、立ち食いそば店並みに抑えながら、そば粉比率を55%まで上げています。
また、そばの量も1人前通常220g~240gぐらいのところ、ゆで太郎の冷そばは300gを提供しています。
レギュラーメニューのほかに期間限定メニューもあり、2019年3月現在は春のおすすめメニューが提供されています。
以上、ゆで太郎久が原店(大田区久が原)は春のおすすめメニューとして鳥天、姫竹天、ナス天がのった春の三天そばなどを提供、でした。
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