ら京(大田区池上)は、千葉県館山市の定置網で揚げた珍しい鮮魚類をその日のうちに店頭で職人が捌く、本当の漁師飯を堪能

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ら京(大田区池上)は、千葉県館山市の定置網で揚げた珍しい鮮魚類をその日のうちに店頭で職人が捌く、本当の漁師飯を堪能

ら京(大田区池上)は、千葉県館山市の定置網で揚げた珍しい鮮魚類をその日のうちに店頭で職人が捌く、本当の漁師飯を堪能できる店です。昼は魚介ランチ、夜は日本酒や焼酎などにあった焼き魚など様々な料理が提供されるので、家族で来店できます。

ら京といえば、そんじょそこらの鮮魚店やスーパーなどに出ないような、珍しい鮮魚が食べられる店です。

それもそのはず、千葉県館山市の定置網で揚げた魚を、その日のうちにさばいてくれるのです。

昼は贅沢ランチ、夜はお酒との最高の組み合わせで鮮魚を堪能できます。

店頭で注文の札を取る仕組み

東急池上線池上駅を下車。

駅前商店街を徒歩3分、中央通りに右折して徒歩2分です。

ら京

入り口は開いていますが、その前に並ぶメニューを見て、注文の札を取る仕組みです。

メニューを見て、注文の札を取る仕組み

網で揚げた魚介類をその日のうちに店頭で職人が捌くわけですから、要するに自然のものなので、いつも定量用意された在庫があるわけではありません。

したがって、じぶんどきを過ぎてしまうと、メニューには「完売」印のついているものも目立ちます。

実はこの日は13時半を過ぎてしまったので、その点では残念でした。

でもまあ、すべてのメニユーが新鮮なので、私は『春ブリハラス塩焼き定食』、妻は『イナダ胡麻醤油漬け丼』(どちらも1200円)の注文札を取りました。

ランチとしては少々贅沢ですが、本格的な魚料理というのは、決して安かろう悪かろうではいけません。

むしろ、本格派の証明という気がします。

ランチは11:00~14:30で、ラストオーダーが14時だそうです。

壁には魚についてのうんちく

店内は、公式サイトによると総座席が22席。

着席すると、タオルのおしぼりが運ばれました。

タオルのおしぼり

飲み物は、麦茶や水などセルフです。

テーブルには、卓上調味料として醤油、箸は割り箸、爪楊枝、洗浄液などがあります。

割り箸

壁には、魚についてのうんちくがいろいろ書かれています。

魚についてのうんちく

注文の出来上がりまで飽きさせません。

春ブリハラス塩焼き定食(1200円)

ら京の春ブリハラス塩焼き定食です。

ら京の春ブリハラス塩焼き定食

どうですか、このど迫力。

1200円のランチは伊達や酔狂の値付けではありません。

というか、むしろコスパ良すぎではないですか。

メインの春ブリハラス塩焼きがすごいです。

メインの春ブリハラス塩焼き

ごはん、春ブリハラス塩焼き、揚げ魚、いかの煮物、サラダ、お吸い物、お新香。

大きすぎて、箸を持つ手が疲れてしまいました(笑)

いやいや、休み休み食べればよかったのでしょうが、美味しかったから一気に箸が動いてしまったわけです。

ブリ(Yellowtail、Seriola quinqueradiata)は、日本や東アジアを含む太平洋の温帯域に分布する海水魚です。

幼魚期には沿岸域で生活し、成長するにつれて深海に移動します。

成魚になると、外洋から岸近くにやってきて産卵を行います。

産卵期は冬季であり、沿岸域に群れを形成して産卵します。

全長1メートル以上になることもあり、体型は細長い円筒形で、背中側は青緑色、腹側は銀白色をしています。

また、尾びれは大きく、胸びれと腹びれは小さく、体表には黒い斑点があります。

養殖も盛んに行われており、主に養殖用の稚魚は、養殖業者によって採取された自然産卵卵から孵化させられます。

ブリは、鮮魚として市場に出回る他、寿司や刺身、焼き魚などの料理にも使われます。

食卓としては、煮付けが一番馴染みがありますね。


また、養殖されたブリの中でも、養殖終盤に特別に育成されたものを「ブリのしゃぶしゃぶ」として提供する飲食店もあります。

ブリは、高タンパク低脂肪であり、EPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)といった不飽和脂肪酸を含んでいます。

これらの成分には、動脈硬化や高血圧、脳卒中などの疾患予防に効果があるとされています。

また、ブリにはビタミンB12やビタミンD、カルシウム、鉄分などの栄養素も豊富に含んでいる健康食品です。

そして、今回頂いたハラスは、最も脂の乗ったトロにあたる部位です。

それでいてしつこさを感じないのは天然ものならではです。

印象としては、ホッケにもう少し脂が乗った感じかな。

イナダ胡麻醤油漬け丼(1200円)

ら京のイナダ胡麻醤油漬け丼です。

ら京のイナダ胡麻醤油漬け丼

こちらも、メインのイナダ胡麻醤油漬け丼に、いかの煮物、揚げ魚、お新香、お吸い物、サラダとつきます。

胡麻醤油が良い働きをしていますね。

イナダ(Hamachi、Seriola quinqueradiata)は、ブリと同じクロマグロ科の海水魚です。


日本や東アジアを含む太平洋の温帯域に分布します。

幼少期には沿岸域で生活し、成長するにつれて外洋に移動するそうです。

成魚になると、沿岸域に戻って産卵を行います。

産卵期は春季から夏季にかけてで、沿岸域に群れを形成して産卵します。

イナダは、全長1メートルに達することもあり、体型は細長い円筒形で、背中側は黄褐色、腹側は白色をしています。

また、尾びれは大きく、胸びれと腹びれは小さく、体表には黒い斑点があります。ブリとは、体型がやや小さく、背中側の黄色味が強いことが特徴です。

イナダも、日本では養殖が盛んに行われており、養殖用の稚魚はブリと同様に自然産卵卵から孵化させられます。

養殖は、ブリと同様に、水深が深く波が穏やかな沖合の海域で行われます。

イナダは、一般にブリに比べて高級品とされています。

寿司や刺身、焼き魚などの料理にも使われます。

イナダの刺身は、淡白な味わいとともに、やや脂が乗っているのが特徴で、トロけるような食感が楽しめます。

イナダには、ブリと同様にEPAやDHAが含まれています。

また、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ナイアシン、鉄分、カルシウム、マグネシウムなどの栄養素も豊富に含まれており、健康効果が期待できるとされています。

メニュー

この日のメニューです。

「この日の」と書いたのは、やはり天然のものですから、不漁でいつもメニューが不動とは限らないと思われるからです。

単品

スルメイカ一夜干し 500円
春カツオ刺し身 800円
小魚唐揚げ 400円
天然平目刺し身 700円
天然マグロ刺身 1800円
ウルメイワシ刺し身 800円
カジキ鮪塩辛 500円
ヒイラギ干し物 400円
小アジ唐揚げ 400円
春ブリ竜田揚げ 400円
自家製塩辛 500円

定食類

からあげ定食 スルメイカ 黒胡麻南蛮 1300円
イナダ ゴマ醤油漬け丼 1200円
春ブリハラス塩焼き定食
おまかせ3種 さしみ定食
漁師定食
春ブリにんにく醤油漬け
スルメイカステーキ 肝ガーリックソース
春カツオ薬味醤油漬け定食
お子様地さかな漬丼 600円
春ブリ竜田揚げ定食 1400円
スルメイカ 下足天丼 1200円
春ブリカマ塩焼き定食 1700円
極上の赤身刺天然生本鮪お刺身定食 2500円
天然平目レモン醤油漬け丼 1500円
春ブリ煮付けカシラ定食 1200円
アンコウの煮付け定食 2100円

魚の種類はその日の漁によって変わります

冒頭で、ラストオーダー前で完売メニユーもあったと書きましたが、かといって早く行っても、人気店なので日によっては順番待ちということがありえます。

魚の種類はその日の漁によって変わります。

店内

私どもはしなかったのですが、ごはんはおかわりができるとか。

あのお皿のブリなら、ご飯が足りなくなって当然かも知れません。

まあとにかく論より証拠で、ぜひ1度足を運ばれてはいかがでしょうか。

以上、ら京(大田区池上)は、千葉県館山市の定置網で揚げた珍しい鮮魚類をその日のうちに店頭で職人が捌く、本当の漁師飯を堪能、でした。

ぼうずコンニャクの日本の高級魚事典 - ぼうずコンニャク 藤原昌高
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