カフェコロラド池上店(大田区池上)は、昔ながらの喫茶店として、淹れたての美味しい珈琲やモーニングセットなどを提供しています。オリジナルの手作りサンドイッチや、ビーフカレー、トースト、コーヒーもコロラドブレンド、アメリカンなど多彩です。
喫茶店のご紹介は、この大田区千景ではコメダ珈琲店下丸子店、銀座椿屋珈琲池上店
以来のことですね。
最近の喫茶店は、安価でより回転率を重視するチェーン店にある店が増えてきました。
スターバックスコーヒーとか、コメダ珈琲店とか、ドトールコーヒー、タリーズコーヒー、珈琲館など、
今回お伺いした、カフェコロラド池上店は、ドトールコーヒー傘下にあるようですが、伝統的な喫茶店としてのスタイルを守っています。
いつから店があるのかはわかりませんが、私が子供の頃から、池上駅前商店街にはあったような気がします。
私は、1973年に池上に転居してきたんですけどね。
喫茶店といっても、種類は様々あります。
マンガ喫茶とかジャズ喫茶とか、「喫茶」とともに付帯するサービスが売り物の喫茶店。
コービーや紅茶などの提供と談話の場所を提供することがメインの「喫茶」としては、「カフェ」と「喫茶店・純喫茶」があります。
「カフェ」というのは、「飲食店営業許可」を取得しています。
つまり、アルコールの提供を行う店です。
「喫茶店・純喫茶」は、アルコールの提供は行わず、もっぱらコーヒー、紅茶、モーニング、ランチ等軽食を提供する店です。
……といったことを踏まえた上で、お読み戴けると幸甚です。
駅前商店街の“老舗”
カフェコロラド池上店(大田区池上)は、東急池上線池上駅を下車。
駅前商店街を徒歩3分で商店街の中にあります。
まあ、商店街を真っ直ぐ歩くだけなので、迷うことはないでしょう。
レンガの外壁に、黄色い看板で、コーヒー色の文字で『Cafe COLORAD』と書かれています。
静かなよい雰囲気の内観
店内は禁煙。
喫煙スペースが設けられています。
向かって右側にカウンター席が5席。
左側のテーブル席は2人がけが2つ、4人がけが2つあります。
テーブルには、砂糖、ナプキンなどが置かれています。
水を持ってきた店員が、オーダーを取ります。
静かなよい雰囲気です。
モーニングトースト(530円)
カフェコロラド池上店のモーニングトーストです。
これにコーヒーが付きます。
厚切りのイギリスパンが4等分され、領域ギリギリまで丁寧にバターが塗られています。
いちごジャムでもいいそうです。
オーソドックスなモーニングと言えます。
メニューのサンプルでは、チエリートマトやきゅうりの入ったサラダの小皿でしたが、実際に出てきたのはコーンが敷き詰められていました。
これはたぶん、その時時で変わるんでしょうね。
たまごサンド(600円)
カフェコロラド池上店のたまごサンドです。
これにコーヒーが付きますが、こちらは紅茶です。
卵、レタス、トマトの挟まったサンドイッチ4切れです。
サンドイッチには、パンの種類や形状、具材、ソースなど様々なバリエーションがありますが、オーソドックスな形状です。
サンドイッチの起源については諸説ありますが、イギリスのアール・オブ・サンドイッチ伯爵が18世紀に具材を挟んだパンを食べたことがきっかけとなって、サンドイッチという名前が付けられたという説が有名です。
メニュー
店のメニューから抜粋します。
価格は、2023年3月31日現在のものです。
モーニングメニュー
毎日8時~11時に提供されるメニューです。
モーニングコーヒー単品410円
ゆでたまご単品50円
を基本に、飲み物のおかわりは200円です。
それにサラダの小皿がつきます。
- ソーセージエッグ680円
- ホットケーキ600円
- たまごサンド600円
- ハムサンド600円
- フレンチトースト580円
- クラムチャウダー810円
- チーズトースト600円
- トースト530円
さくさくのイギリスパンに目玉焼き、おいしいソーセージの組み合わせ
軽い口当たりの懐かしいホットケーキ。ヨーグルトとともにヘルシーモーニング。
新鮮野菜にたっぷりエッグのコンビネーション。
新鮮野菜に美味しいロースハムのコンビネーション
フランスパンにミルクと卵で味付けしました。ヨーグルトとともにヘルシーニング。
あさりの風味のまろやかなこくのあるスープです。トーストを添えました。
さくさくのイギリスパンにコクのあるゴーダチーズをのせました。
さくさくのイギリスパン。お好みでいちごジャムの用意もあります。
オーソドックスなメニューです。
イギリスパンとフランスパンの違い
ここで一応、イギリスパンとフランスパンについても触れておきますね。
イギリスパンとフランスパンは、それぞれ独自の特徴があります。
イギリスパンは、もっとも一般的な食パンで、柔らかくもちもちとしたテクスチャーが特徴です。
通常は白い色をしており、スライスされて食べられることが多いようです。
イギリスパンはバターやジャムと一緒に食べるのに最適で、ベーコンサンドイッチやフレンチトーストのような料理にもよく使われます。
一方、フランスパンは、クリスピーでカリカリとした外側と、柔らかくふんわりとした中身が特徴です。
一般的には、長いバゲット型をしており、斜めにスライスされて食べられることが多いようです。
フランスパンはバターやチーズ、パテと一緒に食べるのに最適で、サンドイッチやシチューなどの料理にもよく使われます。
簡単に言えば、イギリスパンは柔らかくもちもちとしていて、スライスして食べることが多い一方、フランスパンは外側がカリカリとした食感があり、バゲット型で斜めにスライスして食べることが多いという違いがあります。
コーヒーメニュー
喫茶店の鉄板定番メニューの珈琲です。
- ブレンドコーヒー
直火焙煎コロラドブレンド450円(おかわり200円)
ゴールデンモカブレンド500円
ブルーマウンテンブレンド610円
アメリカンコーヒー450円
炭火焙煎コーヒー510円
カフェ・ヨーロピアン500円 - ストレートコーヒー
キリマンジャロ500円
ブラジル500円
モカ520円
コロンビア500円
マンデリン520円
ブルーマウンテンNo.1 850円 - ホットコーヒーバリエーション
カフェ・クリーム(カフェ・オレ)560円
エスプレッソ490円
カフェ・ウインナ540円
カフェ・ヘーゼルナッツ580円
カフェ・キャラメル580円
カフェ・ココア580円
などとなっています。
喫茶店の起源と現在
喫茶店の起源をたどると、何と古代から遡ることができるそうですが、現代の喫茶店の形式は主に17世紀のイギリスで発展したといわれています。
イギリスでは、コーヒーや紅茶が人気の飲み物となり、これらを提供する店舗が出現しました。
当初は上流階級の社交場として機能していた喫茶店ですが、やがて広く一般にも普及し、文化的な場として発展していきました。
19世紀に入ると、フランスやウィーンなどのヨーロッパ諸国でも喫茶店が普及し、文化的な交流の場として栄えました。
また、日本でも明治時代に入ると、西洋の文化が取り入れられ、喫茶店が開業されるようになりました。
東京・銀座には、現在も営業している日本最古の喫茶店「珈琲館白木屋」があります。
現代では、喫茶店は社交的な場としてだけでなく、個人の時間を過ごす場所としても利用されています。
冒頭に書いた、マンガ喫茶、ジャズ喫茶などがそれにあたるでしょう。
コーヒーや紅茶をはじめとするドリンクだけでなく、スイーツや軽食なども提供されており、多くの人々に親しまれています。
また、現代の喫茶店は、コンピューターの普及とともに「ネットカフェ」の形態も発展し、個人の作業場としても利用されるようになりました。
喫茶店は、社会や文化の変化に合わせて進化してきた文化的な場であり、今後も多くの人々に愛され続けることでしょう。
以上、カフェコロラド池上店(大田区池上)は、昔ながらの喫茶店として、淹れたての美味しい珈琲やモーニングセットなどを提供、でした。
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