ココス(COCO’S)といえば、人気アニメ番組『ドラえもん』をスポンサードしていることでおなじみ、お子さんのいるご家庭では、少なくともCMはご覧になったことがあるのではないでしょうか。大田区は北端の北馬込になります。
国道1号線(第二京浜国道)が、環状七号線が交差したその少し北ののぼり車線側に、東京インというホテルがあります。
公式サイトより
その1階にあるのが、ココス東京イン店です。
店とホテルはドア一つでつながっています。
ちなみに、国道1号線(第二京浜国道)を隔てて反対側には、先日ご紹介した『智寿司』があります。
ココスといえば、アメリカ生まれのカリフォルニアレストランとして全国展開しているお店です。
やはり、注目は長方形のハンバーグステーキ(180g)でしょう。
再三書いていますが、ファミリーレストランのハンバーグは大きく分けると2通りあり、ひとつは牛肉100%で、たどんのような塊になっているもの、もうひとつは、玉ねぎや小麦粉でつないだ平べったいもので、これは箸でも切ることができます。
これまでご紹介してきたハンバーグは、前者がビッグボーイ、後者がびっくりドンキーやロイヤルホストなどです。
そして、その「中間派」として、サイゼリヤがあります。
前者はさらに、店員が塊をカットしてくれる場合と、客が自分で切ってペレットで焼く場合とがあります。
ココスは、形こそ長方形ですが、実態はたどん型で、ペレットで焼くタイプです。
ですから、ビッグボーイの炙り大俵ハンバーグ同様、半生状態の肉を、自分の好みの焼き具合に仕上げるペレットも提供されます。
ただし、ビッグボーイと違うのは、時間が経つと、放っておいても外側の熱で内部の肉も加熱されます。
つまり、ペレットは必須というわけではないということ。
これは、お子さんを意識して、焼き方が不足したり、焼きムラがあったりしても食中毒がないようにという作り方だと思います。
肉の味は悪くありません。
肉につけるタレは和風ですが、これもよかったと思います。
食材の原産地についても公開されています。
ちなみに、ハンバーグはオーストラリア産でした。
ドリンクバーは、業界トップレベルという評判に違わないものです。
価格については、ネットでの評価は「高め」が多いのですが、ランチの価格は790円+税。
パンorライス(大盛りサービス)とスープもつくので、
少なくともランチとしてのコスパもまずまずではないでしょうか。
ココス東京イン店
所在地: 〒143-0021 東京都大田区北馬込2-31 ホテル東京イン
電話: 03-5743-7581
馬込文士村の馬込側にも記念館
国道1号線と環状七号線の交差する近くに、『甘藷生駒』(大田区馬込)というさつま芋菓子専門店があります。
乱切りと薄切りの混在した、大学芋は上品で美味しいと思いました。
馬込を少し南下すると、都営浅草線終点の西馬込に。
ここは、馬込文士村のもう一方の入り口です。
西馬込の馬込文士村商店街には、『馬込三寸にんじんまんじゅう』を飜牌する御菓子司わたなべをご紹介しました。
馬込文士村については公式サイトもあり、こう書かれています。
大正末期から昭和初期、東京の馬込から山王にかけての一帯(現在:大田区南馬込、中央、山王)に多くの文士、芸術家が住んでいて、互いの家を行き来し交流を深めていました。当時の馬込は武蔵野の面影を色濃く残し、静かな田園風景が広がっていました。いつしかこの辺りを「馬込文士村」と呼ぶようになりました。都市化が進んだ今でも、寺社や住宅地の緑も多く閑静な街並であることには変わりありません。起伏に富んだ小道は、かつて文士達が歩いた散歩道でもあります。文士たちの住んでいた場所にはモニュメントが置かれ、彼らの足跡を訪ねることができます。晴れたひとときあなたも散策コースを歩いてみてはいかがでしょうか。http://www.magome-bunshimura.jp/
もっとも多いときは、80名の文士たちが「大森山王から馬込周辺」に住んでいたそうです。
現在、その作家たちの住んでいたところに説明板がたっていたり、記念館が作られたりしています。
たとえば、馬込の台地にの細い坂道の上には、尾崎士郎記念館があります。
文士村をタクシーで回る人もいるのですが、詳しい人でないとむずかしい地形と道順で、脱輪してしまう場合もあるそうです。
坂を下りると、JR大森駅に向かう「ジャーマン通り」というバス通りに出ます。
もっとも、ここは横浜中華街のような「リトルドイツ」ではなく、たんに名前だけです。
ジャーマン通りを超えると、画家・川端龍子の龍子記念館もあります。
このへんになると、馬込というより大森になるので、また別の機会にご紹介したいと思います。
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