スワンカフェ&ベーカリー羽田CHRONOGATE店(大田区羽田旭町)に行ってきました。羽田クロノゲートの敷地内にあるヤマトホールディングス株式会社の特例子会社で、障碍者の就労を積極的に行う焼き立てのパンと香り高いコーヒーを提供しています。
スワンカフェ&ベーカリー羽田CHRONOGATE店へのアクセス
スワンカフェ&ベーカリー羽田CHRONOGATE店は、京急羽田空港線穴守稲荷駅を出て、駅前商店街ふれあい通りを環八方面に歩き、
環八にぶつかる交差点から見えます。
交差点から見える施設は、羽田クロノゲート。
その羽田クロノゲートの敷地内にあります。
ケーキと軽食、ステーキも提供する店
ガラス張りのお店で、向かって左側がベーカリー、右側がカフェですが、実際には軽食だけでなく、1000円以上するステーキ類も提供されています。
そこで購入したのは、おすすめ商品2点。
ひとつは、トッピングのクリームがハートの形をしたHappyクリームパン(190円)
中にミルククリームがしっかり入っています。
もうひとつは、クロネコヤマトのロゴと、クロノゲートと刻印されているクロノマドレーヌ(238円)です。
バターや小麦粉、ベーキングパウダーなどを使った焼き菓子です。
どちらも、イートインも持ち帰りもできます。
スワンカフェ&ベーカリーの「特例子会社」とは……
さて、冒頭のご紹介で、スワンカフェ&ベーカリー羽田CHRONOGATE店(運営会社は株式会社スワン)は、ヤマトホールディングス株式会社の特例子会社と書きました。
特例子会社(とくれいこがいしゃ)とは何でしょうか。
特例子会社とは、障害者の雇用の促進等に関する法律第44条の規定により、一定の要件を満たした上で厚生労働大臣の認可を受けて、障害者雇用率の算定において親会社の一事業所と見なされる子会社のことです。
法律では、従業員50名以上を擁する会社は、従業員全体の2.0%以上は障碍者を雇用することが義務付けられています(重度障害者の場合は2名として計算される)。
ただし、会社の事業主が障碍者に特別な配慮をした子会社を設立して一定の要件を満たす場合、その子会社に雇用されている障害者が、親会社や企業グループ全体の雇用されているとして算定できるものです。
つまり、クロネコヤマトグループの「障害者枠」を受け持っている会社といっていいでしょう。
クロネコヤマトの生みの親である小倉昌男氏が、1993年にヤマト福祉財団を設立。
障碍者の自立と社会参加の支援を目的としたことが始まりといいます。
1995年1月の阪神淡路大震災で、障碍者の働く共同作業所を訪ねた際、そこで障碍者が手にする給料がわずか1万円(当時)にも満たないことを知り、自立するにはほど遠い現状に疑問を持ちました。
小倉昌男氏は、低賃金からの脱却を図るため、「作品」作りではなく「商品」作りを目指したセミナーを1996年から全国各地で開催。
この過程の中で、月給10万円以上支払うことを実践する、「焼き立てのおいしいパンのお店」を開くことを決めたそうです。
それが、スワンカフェ&ベーカリー羽田CHRONOGATE店につながっているのです。
構内見学で障碍者の職場としての信頼感はさらに高まる
敷地内にある羽田クロノゲートは、クロネコヤマトの総本山です。
羽田クロノゲートの向かいには、北海道らぁめん伝丸環八羽田店があります。
やはり環八に面したお店で、赤・白・濃厚の3種の味噌から選べるこってりしてコクのあるスープとコシのある味噌ラーメン、冷やしラーメン、醤油ラーメン、塩ラーメン、つけ麺などが提供されています。
駅前商店街すずらん通りを歩き、京急羽田空港線穴守稲荷駅を超えたすぐのところにあるのが、喫茶&軽食のずうです。
メニューがすべて盛りが良く、大盛りナポリタンなどは1人前を3人で分けてちょうどよいぐらいです。
スワンカフェ&ベーカリー羽田CHRONOGATE店を含む、羽田クロノゲートを、障碍者の親御さんが見学すると、大きな信頼を寄せるそうです。
キャッシュレスで食堂も利用でき、計算や瞬時の判断が苦手な発達障害、知的障害者にとっても働きやすい職場になっているからです。
障碍者、もしくはその家族であってもなくても、電話で事前予約して、ぜひ構内見学をおすすめします。
いかがですか。
以上、スワンカフェ&ベーカリー羽田CHRONOGATE店は障碍者の就労を積極的に行い焼き立てのパンと香り高いコーヒーを提供、でした。
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