ヤシパンというパン屋さんが、池上本門寺(大田区)前の通りを入ったところにあります。小さいお店ですが、奥でパンを焼いているれっきとしたベーカリーです。大田区の花、そして池上梅園の近くということで発売した『梅あんぱん』が売り物です。
池上梅園というのは、池上本門寺の近くにある、梅の区立公園です。
大田区の公式サイトによると、池上梅園にはウメが約370本。
ツツジ約800株をはじめとする樹木も多く、初春には芳香を放ちながら紅白の花が咲き乱れるとあります。
樹木だけではなく、茶室、和室の施設、水琴窟もあります。
今日ご紹介するヤシパンは、池上本門寺の参道にあたる通りを池上通りに100メートルほど南下し、右に曲がったところにあります。
何か目印があるわけではなく、そもそもお店自体小さいので、見逃してしまうかもしれません。
お店は6畳にも満たない面積で、いろいろな種類のパンが、少しずつ売られています。
このヤシパンの名物が、梅あんぱんです。
文字通り、やわらかい生地のパンの中に、梅の甘酸っぱい味がする餡が挟まっています。
ところどころあいているので、外から見ても梅餡が見えます。
「あんぱん」とつくと、普通のあんぱんの上に梅でも乗っけているのかと思われがちですが、あんこから梅なのです。
食べてみるとあまずっぱいです。
ただ、すぐ売れてしまうようで、私が買いに行ったときも、すぐには買えず、2度目に行ってやっと買えました。
お店は小さいですが、質が良いというか、他の商品も美味しいと思います。
お勧めは、たとえば、ゴボウパンとパンペルデュ(フレンチトースト)などはよかったですね。
とくに、パンペルデュは、表面のアーモンドスライスが香ばしい。
バゲットをひと噛みすると、卵液が滲み滲みでて若干甘みもあります。
「ああ、おいしいなあ」と思わずつぶやいてしまうかもしれません。
ゴボウパンは、マヨネーズ味のごぼうサラダをパンの上にのせたものです。
食パンではなく丸いパンの上に乗せています。
シンプルな惣菜パンとして、新鮮な感じがしました。
池上本門寺といくつかの名物・ランドマーク
池上本門寺については、これまでもご紹介しましたし、これからもご紹介することがあるかと思います。
大田区のちょうど真ん中に位置して、これ以上ないランジマークでもあります。
「池上」とつく名物としては、小麦工房アリス(大田区)の『池上あんぱん』をご紹介しました。
池上通り沿いには、真言宗の成田山成心寺があります。
石塀には、フランキー堺の名前が刻まれていることもご紹介しました。
最寄りの駅は、東急池上線池上駅です。
池上については、また名物・名店・ランドマーク等ご紹介したいと思います。
るるぶ大田区 (国内シリーズ) –
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