ラーメン定食を提供しているのは、武蔵新田駅前のラーメン日本一(大田区矢口)です。コロナ禍でテイクアウトも始めたようですが、地元の買い物客や乗降客が気軽に来店できる大衆的な町中華としての人気は変わることはありません。
ラーメン日本一は昨今トレンドの町中華
ラーメン日本一は、東急多摩川線武蔵新田を環状八号線(環八)側に下車して1分のところにある“町中華”の店です。
Googleマップより
町中華とは、「中華料理を中心に、安い値段でさまざまな食事を提供する食堂の総称」(https://gendai.ismedia.jp/articles/-/50587)です。
最近は、昔から馴染みのあった、いわゆるラーメン屋さんも様変わりしました。
たとえば、ラーメン二郎や横浜家系ラーメンなど、新しい作り方やチェーン店・フランチャイズ店などで店舗拡張を行っているところ。
もうひとつは、ラーメン職人の個人営業による創作ラーメン。
本来シンプルである昔ながらの中華そば(東京ラーメン?)をもとに、店主の創作でお色直ししたネオクラシック系という潮流もあります。
ということで、昔ながらの、ラーメンや炒飯、レバニラ炒めなどを提供する「中華料理店」「ラーメン店」を、最近は町中華と呼んで価値を見直すようになりました。
ラーメン日本一は、その町中華のモデルのようなお店といっていいでしょう。
いたって普通の街中中華屋さん。
実はこんにち、これほど、この町中華の価値が高まっているときはありません。
以前、メニューをご紹介しましたが、いわゆる中華料理店が提供するもので、ないものはない、といってもいいかもしれません。
麺類、ごはんもの、麺類とご飯物の中間としてセットメニューもあります。
餃子や肉野菜いためなど、一品料理ももちろんありますから、ビールをのみながらチビチビ一品料理をいただくこともできます。
店名はラーメン日本一ですが、少なくとも町中華としては大田区一と言ってもいいと思います。
ラーメンセット(840円/940円)
ラーメンセット(840円/940円)はレギュラーメニューですが、通常は940円、ランチタイムとして100円安い840円で提供されています。
ラーメン日本一が提供するランチタイムのサービスランチは、このラーメンセットと生姜焼定食が、ともに840円です。
ラーメンセットの内容は、しょうゆラーメン、たくあん1切れつきのごはん(茶碗1.5杯くらい)、揚餃子2ケと鶏の唐揚げ3ケのおかずです。
しっかりしたおかずがついているので、いわゆるラーメンライスではなく、ラーメン+定食といった趣です。
ラーメンだけでは足りない。
といっても、ご飯がつくだけでなく、オカズでもお腹を満たしたい、というぜいたくな構成ですが、840円で揚餃子と鶏の唐揚げがつくのは、リーズナブルであると思います。
もとより、こうした町中華ですと、定食も食べたい、麺類も食べたい、さあ、どっちにしようかと迷うことがあります。
そのどちらも提供されるセットメニューというのは、けだしおすすめメニユーというわけです。
他のメニュー
ラーメン日本一は、魚介系スープのラーメンと、餃子を二大看板にしています。
人気メニューは、タンメン、ネギ味噌ラーメン、激辛玉子スープメンなどとしていますが、ほかにも人気メニュー目白押しです。
冷やし中華
ラーメン日本一は、もちろん、冷やし中華も扱っています。
錦糸玉子、キュウリ、チャーシュー、わかめが麺の上にのり、麺が隠れています。
味は醤油ダレで、オーソドックスな味と作り方だと思います。
ここも町中華の真骨頂です。
並外れた個性よりも、最大公約数的に親しまれる安定の味が大切なのです。
というのは、最近の新しいネオクラシック系の店は、差別化や作りての思想があまりにも色濃く出るために、そのオーナーが休むと、同じ味を実現しにくいという悩ましさがあります。
味噌ラーメン(650円)
町中華の基本は麺類ですが、しょうゆラーメン、塩ラーメンもしくはタンメン、味噌ラーメン、もやしそば、五目そばなどはその中でもコアメニューです。
前回はタンメンをご紹介しましたが、今回は味噌ラーメンをご紹介しましょう。
野菜(もやし、ニラ、にんじん、ネギ)、ウズラの卵、きくらげなどがトッピングされた中太麺。
スープの味噌は、やや明るい色の甘口気味です。
可もなく不可もなし、といいますか、まさに標準的な町中華の味噌ラーメンです。
それでは褒めていないと思われますか。
いえ、やはりこれも冷やし中華と同じで、最大公約数の支持を得られる「普通」で「安定」した味なのです。
これにご飯を付けても、イケます。
ショーウインドウがあるのも町中華の必須アイテム
現在、店頭のウインドウで表示されているメニューは以下のとおりです。
豚肉ラーメン(880円)、おろしラーメン(830円)、和風ぞうすい(850円)、玉子スープメン(780円)、ミニラーメン(330円)、ハーフチャーハン(400円)、生姜丼(630円)、ギョーザ(400円)、ラーメン(550円)、ラーメンセット(840円/940円)、生姜焼定食(840円/940円)
ラーメン日本一の特徴は、町中華としてのメニユーの豊富さ。
これ以外にも、たくさんのメニューがあることは、前回ご紹介しました。
町中華のもうひとつの特徴は、メニユーのショーウインドウがあること。
新しいお店は、店に出来上がったメニユーを画像で表示していますね。
さらにラーメン日本一は、コロナ騒動以来、テイクアウトができることを標榜しています。
餃子やオカズ類だけでなく、「容器有ります」と、麺類のテイクアウトも可能としています。
できれば持ち帰って食べたい、というニーズにも答え得る対応です。
ラーメン日本一、まとめ
『ラーメン日本一』で生姜焼定食を頂きました?????? 目玉焼き付きでボリュームもあって大満足??#ラーメン日本一#生姜焼定食#武蔵新田#東急多摩川線#環状八号線 pic.twitter.com/tVk9EAnKx8
— きりぼー?? (@kiribo0111) September 15, 2019
ラーメン日本一は、東急多摩川線武蔵新田駅より環八側下車1分のところにあります。
ショーウインドウでおすすめメニユーを表示した昭和時代から続く、いわゆる町中華の店です。
セットメニューには、スタンダードメニユーのしょうゆラーメンと、揚げ餃子や鶏の唐揚げをおかずにした定食がランチタイムには100円引きの840円で提供されています。
際立った個性があるわけではありませんが、最大公約数的な支持を得られる安定した庶民の味です。
以上、ラーメンセットなど東急多摩川線武蔵新田駅前の町中華ラーメン日本一(大田区矢口)の誇るメニューは安定した大衆的な味、でした。
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