ラーメン日本一(大田区矢口)に行ってきました。環八沿いにあります。ラーメン、タンメン、五目ラーメンなど麺類、ラーメンと飯類とおかずや半チャーハンなどを組み合わせたセットメニュー、豚肉生姜焼き定食などご飯ものと一通り揃った中華料理店です。
ラーメン日本一はなんでも一通り揃った中華料理店
ラーメン日本一の場所
ラーメン日本一の最寄り駅は、大田区の東急多摩川線武蔵新田駅。
北側(環状八号線側)に下車すると、まさに環状八号線との交差点の角地に、ラーメン日本一はあります。
Googleマップより
駅の近くなので、電車で通勤、移動する人々の食事処になっており、かつ地元の人たちにとっては何でも一通り揃っているラーメン屋さんとして馴染みのあるところです。
お一人様、ファもリー客ありで、客層も広いと思います。
営業時間が11時00分~23時00分のため、残業で帰宅する人が寄ることが多いのです。
ラーメン日本一のメニュー
ラーメン日本一のメニューは、もう実に多彩です。
いわゆる中華料理店が提供するもので、ないものはない、といってもいいかもしれません。(以下、値段はこの記事執筆時点で税込み)
麺類は、ラーメン(500円)、ワンタン(550円)、ワンタンメン(600円)、タンメン(600円)、味噌ラーメン(600円)、もやしラーメン(600円)、とんこつラーメン(650円)、バターラーメン(680円)、コーンラーメン(680円)、餃子ラーメン(680円)、五目ラーメン(780円)、唐揚ラーメン(830円)、豚肉ラーメン(830円)、チャーシューラーメン(830円)、おろしラーメン(780円)、玉子スープメン(730円)、激辛玉子スープメン(730円)、やきそば(680円)などが揃っています。
ご飯もの(定食)は、生姜焼丼(580円)、チャーハン(650円)、明太子チャーハン(850円)、中華丼(780円)、青椒牛肉絲丼(880円)、和風ぞうすい(800円)、ライス(200円)、ライス小(150円)です。
ラーメン日本一では、麺類とご飯物の中間として、セットメニューもあります。
中華料理店としては、大田区一と言ってもいいほど、これがなかなか豪華です。
文字を読んでいるだけで、注文したくなってしまうでしょう。
ハーフチャーハン(350円)、ミニラーメン(280円)、ラーメンセット(ラーメン、ミックス唐揚、小ライスで890円)、生姜焼定食(生姜焼、目玉焼、味噌汁、ライス、お新香で890円)、レバ焼定食(レバ焼、目玉焼、味噌汁、ライス、お新香で890円)、肉ナス定食(肉と茄子の味噌炒めで890円)、チャーハンセット(チャーハン、ミニラーメン、サラダで950円)、やきそばセット(やきそば、ハーフチャーハン、玉子スープで1000円)、レディースセット(ミニラーメン、ハーフチャーハン、ミックス唐揚、サラダ添えで1000円)、明太子チャーハン(明太子チャーハン、サラダ、玉子スープで850円)、青椒牛肉絲丼セット(青椒牛肉絲丼、ミックス唐揚、お新香、玉子スープで1200円)、日本一セット(エビチリソース、ミックス唐揚、ミニラーメン、ライス、お新香で1400円)などが揃っています。
その他、餃子や肉野菜いいためなど、一品料理ももちろんありますから、ビールをのみながらチビチビ一品料理をいただくこともできます。
五目ラーメン(780円)
麺類の上級メニューと言えば、やはり五目ラーメンでしょう。
ラーメン日本一の五目ラーメンは、醤油味のあんかけタイプです。
麺は中太よりもやや太い感じです。
中の具材は、うずらの卵、白菜、椎茸、にんじん、たけのこ、青菜、えび、豚肉、きくらげなどです。
ん? 「五目ラーメン」なのに「九目」入ってるんじゃない?
それとも「目」としてカウントするのになにか基準があるの?
などと不思議に思われた方はいらっしゃいますか。
まあたしかに、ラーメン日本一の五目ラーメンは「五」以上の具材は入っていますが、これでいいのです。
「五目ラーメン」の「五目」とは、「八百万(やおよろず)の神」と同じなのです。
つまり、「五目」が具体的な数字として意味をもつわけではなく、抽象的な「たくさんの」ということを表現しています。
「五目」の中身は、肉でも野菜でも、そして何目だろうがよいのです。
まあただ、だいたいどころのお店でも採用している、五目そばに適した具材というのはあり、基本的に八宝菜の具材がそうでしょう。
もちろん、「八宝菜」の「八宝」も、「八百万(やおよろず)」です。
タンメン(600円)
ラーメン日本一のタンメンです。
食べ物レビュープログでも、ラーメン日本一の場合、タンメンがとりあげられることが多いですね。
なるほど、これはおいしいです。
こちらも、「五目そば」に負けず「八百万(やおよろず)」の野菜がたっぷり入っています。
野菜は、キャベツなどはドーンと入れておくのではなく、比較的細かめに切られており食べやすくなっています。
しかも、これまでいろいろな店でタンメンをいただきましたが、
タンメンは、野菜を炒めた鶏からスープ麺というのは、先日の華栄(大田区東矢口)でも書きました。
中華鍋で肉や野菜を炒め、鶏ガラスープを加えて加熱。茹で上がった麺の上から注ぐ調理法です。
ラーメン日本一のタンメンも、そうした正攻法の味がします。
ラーメンセット(890円)
ラーメン日本一は、麺類と定食の中間的メニューとして、セットメニューがあります。
ラーメンセットです。
ラーメンと半チャーハンであったり、このラーメンセットであったり。
ラーメンと餃子、さらにおかずとして、鶏のから揚げと揚げ餃子が、キャベツの千切りの付け合せとともに提供されます。
セットメニューとしては、しっかりしたおかずです。
ごはんには、たくあん3切れつき。
たくあんだけで、ご飯を片付けてしまうのは、昭和の食べ方です(笑)
揚げ餃子と、鶏のから揚げだけで、十分におかずになると思いますが、ラーメンとの組み合わせも楽しいでしょうね。
ラーメンライスの食べ方は2通りあると言われます。
ひとつは、麺をご飯に乗せて、おかずとして食べる方法。
もうひとつは、残ったラーメンスープに、トポんとご飯を落として、雑炊のようにいただいて、スープまで含めてきれいに完食してしまう方法。
ラーメンセットの場合は、揚げ餃子や鶏のから揚げなどおかずもありますから、麺をおかずにする前者を採用して、おかずワンオブゼムとしていただいた方が良いかもしれません。
ラーメン日本一のある武蔵新田界隈とスポット
ラーメン日本一は、冒頭にも述べたように環八通りの角地にありますが、環八沿いというと、四つ角の反対側には、中華麺処虎があります。
虎も、昭和の佇まいとメニューの店で、ドラマ舞台の登場回数の多さで地元民だけでなくロケ地探訪者にも有名店です。
明らかな競合店で、しかもこれだけ近くにある店同士ですが、もう何十年も共存しています。
しっかりした味作りをしていれば、競合店はあってもやっていける、ということですね。
ラーメン日本一については、町中華という観点から、こちらの記事もご覧いただけると幸甚です。
こうした昭和から続く、「日本人の口にあった普通の中華料理」は、今もきっちりニーズがあるということでもあります。
環状八号線の反対側には、麺喰屋Senmiがあります。
らー麺、ごまらー麺、つけ麺、汁なし担々麺、塩らー麺、味噌らー麺などいずれも個性的な作り方のメニューを揃えます。
ラーメン日本一は、作り方は個性にこだわるというよりも、多くの客層に最大公約数的に受け入れられやすい、今風に言うと「普通に美味しい」作り方ですが、麺喰屋Senmiは普通を超えるべく、具材や味付けにこだわりのある今風の上品な作り方です。
同じラーメンでも、その時の気分や好みに応じて、客層は棲み分けられるように思います。
以上、ラーメン日本一(大田区矢口)は麺類、セットメニュー、定食など揃う中華料理店で夜11時までの営業は残業帰りに有難い、でした。
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