ロイヤルホスト。ファミリーレストランとしては老舗です。しかし、ファミリーレストランもいろいろなお店ができて、すかいらーく、ロイヤル、セブン&アイ(デニーズ)というファミリーレストラン(ファミレス)“御三家”は随分撤退してしまいました。今や区内で残っている“老舗”は、ロイヤルホスト大森北店のみとなりました。
大森北、という名称にあるように、国道15号線沿いにある大田区最北端のお店です。
ロイヤルホスト大森北店。
道路の反対側が東京都水道局。
最寄りの駅は京急線大森海岸駅です。
最近は、安価なお店が増えて選択肢も広がったために、少し上品でお値段のはる、伝統的なファミリーレストランが衰退してしまいました。
たとえば、国道1号線沿いにあったデニーズ馬込店、国道15号線沿いにあったロイヤルホスト南蒲田店、都道311号線(環八)と国道1号線を結ぶ道路沿いにあったデニーズ千鳥町店など。
すかいらーく南蒲田店は、いったんガストに看板替えしましたが、結局閉店しました。
さびしいですね。
そのなかで、孤塁を守っているのが、ロイヤルホスト大森北店です。
ロイヤルホストの公式サイトによると、
おいしい料理を気持ちのよいサービスでご提供し、ゆったりとくつろいでいただきたい。そのために私たちはお店での調理を大事にしています。素材のおいしさを最大限に引き出すひと手間で、豊かな食の時間を過ごしていただけるレストランづくりを目指しています。」
と書かれています。
時には、そこで食べてみたいときもあります。
今回のお目当ては、黒×黒ハンバーグ。
メディアによると、それを投入してから、ファミレスが復調したというのです。
09年には黒毛和牛と黒豚を使った高価格の「黒×黒ハンバーグ」を投入。その後も12年は低温乾燥熟成パスタやアンガス牛のステーキなど高額メニューの投入を続け、大手のファミレスでは超えられないといわれた客単価1000円の壁を突破し、1100円超の水準となっている。(東洋経済オンライン7月28日更新)
要するに、喫茶店のような使い方ではなく、高い飯を食べてもらうことで客単価を上げようとしているわけですね。
黒×黒ハンバーグは1470円。
国産黒毛和牛7.5×国産黒豚2.5でつくったハンバーグといいます。
たしかに、ランチとしては少し贅沢の「高い飯」です。
しかし、評判はいいのです。
たとえば食べログの「口コミ」にはこう書かれていました。
先日、ヒルナンデス!という番組のマニアが選ぶ本当に美味しいファミレス&チェーン店のハンバーグBEST20っていうコーナーがありました。500種類以上のハンバーグを食べ歩いた五島鉄平さんという方が付けたランキングのNo.1がこちらの黒X黒ハンバーグステーキだそうです。ということで食べに来ました。
なめらかなクリームソースとガーリックの香るソースで食べられると言うので、さっそく注文です。
いささか量が物足りなかった手ごねハンバーグ
飲み物はドリンクバーです。
ブレンドを注ぎました。
ライスとパン、どちらも選べます。
しばらくして出てきたのはこれです。
正確なメニューは新国産黒毛和牛と黒豚粗挽き手ごねハンバーグといいます。
サイズは150g。 正直言えば、ハンバーグで150gはいささか物足りません。
ハンバーグは、前回のサイゼリヤは独自で、ファミリーレストランの場合、大抵は、牛肉100%のげんこつタイプと、たまねぎやパン粉でつないだ平べったくやわらかいタイプにわかれます。
後者は、肉汁は出ません。
今回の新国産黒毛和牛と黒豚粗挽き手ごねハンバーグは形としては後者ですが、ナイフを入れても肉汁は出ませんでした。
正真正銘の後者でした。
おろししょうゆにつけて食べます。
感想としては、まあ可もなく不可もなく、かな。いえ、おいしいのですが、値段が値段ですから、やはり少し要求のレベルは高くなります。 これで1000円ぐらいのランチメニューになれば、もう文句なしにナンバーワンでしょうね。
ほかにもいろいろある大森北のスポット
近隣の大森町駅は、京急本線の駅ですが、普通電車しか止まりません。
俳優の立原博の出身地です。
先日ご紹介した、日本で2番目に大きなたい焼き、勇吉丸の丸子峠大鯛焼き屋大森店も、大森町にあります。
そして、大田区には5園あるといわれる児童交通公園のひとつ、入新井西児童交通公園もあります。
置かれている蒸気機関車はC-57-66。
静態ではなく半動態の保存が特徴です。
平日なら1日2回、土曜は1日3回、日曜祝日は1日4回、いきなり汽笛がなり、蒸気機関車のピストンが動き大動輪が回りだす(動輪が1分に6回転する)デモンストレーションがあります。
大森におこしの際は、ぜひ立ち寄っていただきたい公園です。
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