七辻(東京都大田区)は、大田区の不思議な七差路。自転車や車、歩行者がひっきりなしに通り、道の数が多すぎて信号機もつけられないそうです。それなのに、自然と人が譲り合うため「日本一ゆずり合いモデル交差点」の看板があがっています。
天気も良かったので、久しぶりに七辻を見に行きました。
七辻(ななつじ)は、東京都大田区にある、7本の道路が交わる交差点で、七差路(ななさろ)または七叉路(ななしゃろ)とも呼ばれています。
この交差点は、町名でいうと、南蒲田二丁目、萩中一丁目、東六郷一丁目、南六郷一丁目の境界に位置しており、JR蒲田駅東口からバスでアクセス可能です。
大田区在住・在勤の方には「今更」の話ですが、南蒲田というのは蒲田の南東部、萩中は羽田と蒲田の中間ぐらいにある町、六郷は、昔は畑もありましたが今は大田区最南端の工業団地とマンションが林立する町です。
大田区の七辻は文字通り7本の道路が交わる交差点で、七差路または七叉路とも呼ばれます。交差点の先には、#第一京浜国道、#環八通り、#産業道路 など、#京浜工業地帯 を縦貫する大きな道路につながる「大田区南部の心臓部」です(左下画像はGoogleマップより)。https://t.co/hciR3jfU7L #七辻 #大田区 pic.twitter.com/dmJvd8zSrU
— 戦後史の激動 (@blogsengoshi) May 3, 2024
交差点の先には、第一京浜国道(国道15号線)、環八通り(東京都道311号環状八号線)、産業道路(東京都道・神奈川県道6号東京大師横浜線)など、、京浜工業地帯を縦貫する大きな道路につながっている「大田区南部の心臓部」ともいえます。
つまり、地味ですが、大田区のスポットともいえるわけです。
私は、大田区立南蒲小学校の出身なんですが、中萩中小学校ができて学区域が再編されるまでは、七辻までが南蒲小学校だったと記憶しています。
当時、憧れている女子児童もいたのに、突然それが決まって、小学校4年生限りでお別れになってしまったことを思い出しました。
全国でも注目されている国道・都道の抜け道の七差路
七辻の「7」は、全国で2位タイらしいですね。
1.菅原橋交差点(東京都江戸川区)……11辻
2.本町(七つ辻)交差点(大阪府河内長野市)
2.八坂交差点(東京都東村山市)
2.大田区の七辻
ただ、前述のように、国道や首都高につながる都道など3本もの大きな道路につながっているのは、大田区の七辻だけみたいです。
つまり、国内有数の交通量を誇る道路の抜け道(近道)になっているために、大きな車が絶え間なく通ります。
にもかかわらず、信号が全くありません。
「日本一ゆずり合いモデル交差点」という看板が目印です
Copilotは、七辻の歴史をこうまとめていました。
歴史的に見ると、七辻は大正6年(1917年)に始まった耕地整理がきっかけで形成されました。
当時、六郷村と呼ばれていたこの地域は、田畑の中に畔道が通っており、荷車が通れるような道は1本だけでした。反対運動などもありながら、畔道を残した上で幹道を作った結果、七差路となりました。地元では「迷い道」とも言われているほど、一本道を間違えると全く違った場所に行ってしまう特徴があります1。また、七辻交差点は「日本一ゆずり合いモデル交差点」としても知られており、信号がないにも関わらず、事故が非常に少ないことで有名です。これは、交差点を利用する人々が互いに譲り合いながらスムーズに流れを作っているからです。実際に、この交差点は約100年間もの間、事故が少ない交差点として存在しています。
七辻には、峯岸一男(Kazuo Minegishi)によって作られた大理石モザイクのアートワークもあり、地域の文化的な側面も持っています。峯岸は大正9年(1920年)生まれで、昭和12年(1937年)に大田区糀谷に転居し、大田区成人学校・高齢者教室で学び、油絵も描いています。
このように、七辻は交通の要所であるだけでなく、地域の歴史や文化にも深く関わっている場所です。興味深い歴史を持ち、地域社会における協力の象徴とも言える七辻は、大田区を訪れた際にはぜひ立ち寄ってみる価値のあるスポットです。
みなさんのお住いの地域には、こうした「地味なスポット」はどのようなものがありますか。
「声音の宴 3次会」は午前中から長蛇の列
声音の宴 3次会 於 大田区産業プラザPiO 午前中から長蛇の列でした。 pic.twitter.com/wNouvqkwuE
— かやのなおき@大田区 (@mrjunon) May 3, 2024
それで、その帰り道、大田区産業プラザPIOで、『声音の宴 3次会』という催しがあり、午前中から長蛇の列でした。
隣の団子屋さんで、大田区名物「本物の大福」というのを買おうと思って立ち寄ったのですが、もう午前11時で「準備中」(売り切れ?)でした(涙)
たぶん並んでいる人が買ったのでしょう。
待っている間、食べることができますからね。
私は、その方面は全くわからないのですが、『声音の宴 3次会』は、音声合成に特化したイベントで、音声合成技術や音声クリエイティブに興味のある方々が集まり、交流や情報共有を行う場なのだそうですね。
公式サイトによると、整理誘導のボランティアは、その日の弁当以外、交通費も日当も出ない無償ボランティアだとか。
かなり激務だと思うのですが、たとえボランティアでも参加したかったんでしょうね。
行かれた方はいらっしゃいますか。
以上、七辻(東京都大田区)は、大田区の不思議な七差路。自転車や車、歩行者がひっきりなしに通り、道の数が多すぎて信号機もつけられない、でした。
大田区本 エイ出版社の街ラブ本 – ムック編集部, ムック編集部
コメント