中華sobaいそべ(大田区多摩川)に行ってきました。白醤油ベースの白旨青湯系、濃口醤油ベースの黒旨淡麗系の2種類スープ、ストレート中太の自家製麺、海老や肉のしっかりつまった自家製ワンタン、化学調味料を使わず国産小麦の麺で勝負する本格派です。
中華sobaいそべの全容
矢口の渡商店街を徒歩1分
中華sobaいそべは、住居表示は多摩川ですが最寄り駅は東急多摩川線の矢口渡駅です。
駅から多摩川方面に伸びる「矢口の渡商店街」を徒歩1分。
最初の三叉路の向かって左側にあります。
お店の前には、立て看板が出ています。
まあ、たぶん迷ってわからなくなることはないでしょう。
入り口には、相楽伊織(乃木坂46)の「ごちそうさま!!」のサインが飾ってあります。
中華そば、ワンタン麺、つけ麺など提供
お店の中にはいると、まず食券を買います。
ボタン群は右と左で、白醤油ベースの白旨(しろうま)と、濃口醤油ベースの黒旨(くろうま)の2種類に分かれます。
メニューは、中華そば、ワンタン麺、つけ麺などが用意されています。
今回は、黒旨にこにこワンタン麺と、白旨にこにこワンタン麺を選択。
「にこにこ」というメニュー名につられて注文しました。
その内容は、エビワンタンと肉ワンタンが2個ずつという意味でした。
厨房は、ご夫婦お二人でしょうか。ランチ時でしたが、2人体制でした。
カウンターテープルにあるレンゲは任意。きれいに並べられているので、くずしてはいけないのではないかととるのが緊張します。
そして、できあがりました。
黒旨にこにこワンタン麺
中華sobaいそべの黒旨にこにこワンタン麺です。
ツルツルモチモチのストレート麺で、淡麗系の醤油スープは明らかに魚介系。
ただし、中華そば青葉のような魚粉を使う色とドロドロ感はなく、要するに出汁を取っているだけてす。
これだけはっきりと魚介を感じるのは、おそらくは、かなりたくさんの魚を使っていると思います。
メンマは、しっかり太い。
これまでこんな太いメンマをいただいたことはありませんでした。
なんだかんだであっという間に完食してしまいました。
大盛りにすればよかった。
白旨にこにこワンタン麺
こちらは、中華sobaいそべの白旨にこにこワンタン麺。
魚介の感じはなかったのですが、ついもう一口と飲んでしまう青湯系スープ。
原材料はわかりませんが、化学調味料なしでこれだけの味を作ったのは、相当手間ひまかけているのでしょう。
やはり、ツルツルモチモチのストレート麺。
海老ワンタンと肉ワンタンは、それぞれめいっぱいつまっています。
おしゃれで作り込んだ渾身のワンタン麺ですね。中華sobaいそべ。
浜田山のたんたん亭がルーツ
中華sobaいそべの店主は、池尻大橋の支那そば八雲というお店の出身だそうです。
そして、支那そば八雲の店主は、浜田山のたんたん亭で修行したとか。
ということは、浜田山のたんたん亭→池尻大橋の支那そば八雲→中華sobaいそべ、という系譜になるわけですが、たんたん亭といえば、大田区池上の、支那そば香麺よってていもその系譜にあります。
よってていの場合は、浜田山のたんたん亭→世田谷・経堂のはるばるてい→よっててい、という系譜です。
中華sobaいそべと、支那そば香麺よってていは、支那そばの保守本流、浜田山のたんたん亭から見れば、孫弟子同士だったんですね。
道理で、やや硬めのストレート中太麺、ワンタンへのこだわり、淡麗系の醤油スープなど、類似点があると思いました。
そして、どちらも昼のランチと、夜のアルコールの部があり、よってていがワンタン麺のワンタンを黒酢と辣椒(ラーチャ)でいただくように、中華sobaいそべも夜の部はワンタンはポン酢で頂きます。
ただ、中華sobaいそべはお店が広い分、支那そば香麺よってていにないものがあります。
店を入って、というより店の外からも見えるところに、自家製麺機があります。
ツルツルモチモチの中太ストレート麺の美味しさの秘密は、国産小麦の自家製麺にあるのです。
最近は、新しい飲食店もできて活気づいている矢口渡界隈ですが、中華sobaいそべはその中でも一押しの名店です。
ここはリピートしたいですね。
コメント