六壱家(大田区大森西)でいただいてきました。塩味がポイントの横浜家系ラーメンです。豚骨醤油らーめん+餃子3個+半ライスのランチが750円、ほうれん草・キャベツ・もやしでうんとカサの増した野菜らーめんは850円。半ライスもサービスで付きました。
六壱家アクセス
六壱家(大田区大森西)は、京急線大森町駅の駅前商店街「大森町共栄会」にあります。
駅から徒歩1~2分といったところでしょうか。
入り口は狭いのですが、4人がけテーブル席も4卓あり、ファミリーの来客もめずらしくありません。
入り口に、画像つきのメニューが張ってあり、板書でランチが書かれています。
食券制ですが、機械は店内にあります。
厨房内は2人、配膳や客の誘導が1人。すべて男性でした。
水は最初の一杯は店員から出されますが、あとはセルフで、テーブルには冷水ポットが置かれています。
手指消毒液も置かれています。
ナプキンではなく、ティッシュが一箱置かれていました。
六壱家と家系ラーメン
六壱家という店名から、家系ラーメンを想像される方は多いと思います。
結論として、それはあたっています。
ただし、その方々は、「六壱家」ではなく、家系ラーメン「壱系」の一潮流である「壱六家」と勘違いされているかもしれません。
勘違い、というのも言いすぎかな。
いくつかのサイトの情報によると、今回来店した六壱家は、家系ラーメンとして塩ラーメンを初めて提供した「壱八家」という壱系店の系譜にあると書かれています。
「家系ラーメン家系図」更新しました!https://t.co/3xwp4i6BpP
最新版にアップデートされた「家系ラーメン家系図」で、お気に入りのお店の系譜を確認しよう!#はまれぽ #ラーメン #家系ラーメン #家系図 #豚骨醤油 #横浜 pic.twitter.com/VRLQFRJl2e— はまれぽ[公式] (@hamarepo) November 27, 2019
もっとも、この情報は、私自身がお店にヒヤリングしたものではありません。
たんなるインスパイア店かもしれません。
ただし、配膳されたものをいただいたときに、なるほどなあと思ったのでご紹介しました。
お店の看板は、「横浜らーめん」と記載されていますが、「家系」の文字はありません。
しかし、濃厚豚骨(醤油)スープを標榜しているので、典型的な家系ラーメンです。
壱系の横浜家系ラーメン店につきものの「ご飯無料」は、電子ジャーからセルフサービス、ではなくて、希望者は「半ライス無料」という形式です。
これはありがたいですね。
電子ジャーからのセルフサービスは、衛生的にも心配ですし。いただこうと思っても、ジャーが空っぽということもあります。
麺は「硬め・普通・軟らかめ」、味は「濃いめ・普通・薄め」、脂は「多め・普通・少なめ」から選択できます。
ランチ(750円)
六壱家のランチです。
豚骨醤油らーめん+餃子3個+半ライスです。
壱系家系らーめんには半ライスをつけるのが「常識」ですし、餃子は「当店名物」と謳っています。
つまり、六壱家のスタンダードメニューといっていいでしょう。
壱系は、吉村家系に比べると豚骨脂が強めのイメージが有るのですが、六壱家の横浜家系らーめんは、より醤油味がはっきりとわかります。
豚骨の臭みや不純物をできる限り取り去ったのでしょう。
豚骨で感じるミルクのようなにおいも比較的少なく、塩が効いている印象がありました。
麺は、家系ラーメンらしい中太麺ですが、壱六家や壱八家などが採用している長多屋製麺かどうかは定かではありません。
トッピングは、家系ラーメン定番の、ほうれん草、チャーシュー、のり3枚などに、半熟黄身のゆで卵が半分入っています。
チャーシューは、比較的薄いのですが面積は広い。
のり3枚は、すべてを立てるのではなく、2枚はねています。
そして、半熟黄身のゆで卵は、塩味付きです。
つまり、スープにしろ具材にしろ、キーワードは「塩」なんですね。
メニューにも塩味の家系ラーメンがありますし、けだし、壱八家系なんだな、なんて考えさせられます。
餃子は、昭和の中華料理店でいただいたような、ふくよかで皮も厚めのデザインです。
教科書のような餃子なのですが、最近は各店が独自性に走るために、逆にこういう餃子にお目にかかる機会が減ってしまいました。
家系ラーメンにごはん、さらに餃子の3点セットで、最強のランチですね。
野菜ラーメン(850円)
六壱家の野菜ラーメンです。
盛り上がりがすごい。
まるで、ラーメン二郎のようなカサですが、あちらはもやしによるもの。
こちらは、ほうれん草やキャベツやもやしなどです。
スープや麺は、ランチの豚骨醤油らーめんと同じです。
やはり、のりは立たせています。
具材の野菜は、炒めておらず茹でただけなので、スープに浸していただく感じです。
らーめん単品の注文にも半ライスが無料で付きます。
というか、「半」ではなく、立派に一膳だと思います。
壱系の家系ラーメンは、スープにひたひたしているのりをご飯にまいていただくことになっています。
スープの染み込んだのりでいただくご飯は、おいしいですよ。
メニュー
六壱家(大田区大森西)のメニューを紹介します。
値段は、あくまでも2020年10月24日現在のもので、税込み額です。
スタンダードメニューである豚骨(醤油)のほか、塩、赤味噌のレパートリーがあります。
豚骨(醤油)は、らーめん700円、ネギらーめん850円、チャーシューめん940円、ネギちゃーしゅーめん1040円。
塩は、塩らーめん700円、塩ネギらーめん850円、塩チャーシューめん940円、塩ネギちゃーしゅーめん1040円。
赤味噌は、赤味噌らーめん800円、赤味噌ネギらーめん950円、赤味噌チャーシューめん1040円、赤味噌ネギちゃーしゅーめん1140円。
それ以外には、野菜らーめん850円、肉野菜らーめん950円、魚介つけ麺800円、タンタン麺850円。
トッピングは、味付ハーフ玉子50円、うずら玉子100円、コーン100円、もやし50円、ほうれん草100円、バター100円、のり100円、メンマ100円、にら100円、キャベツ100円、わか100円、青ネギ100円、キクラゲ100円。
家系ラーメンとともに「当店自慢」と標榜する売り物は、自家製餃子(5ケ)250円。
ネギ叉焼丼260円、ピリ辛挽き肉丼300円、キムチ叉焼丼280円などとなっています。
六壱家・まとめ
六壱家は、大田区大森西の家系ラーメン店です。
京急本線大森町駅駅前商店街「大森町共栄会」にあります。
豚骨スープをベースに、醤油味、塩味、赤味噌味と3種類の味のらーめんに、各種トッピングを組み合わせたメニューを提供。
豚骨のくさみが気にならず、塩味を強調しています。
らーめんの注文は、希望者に半ライスがサービスされます。
以上、六壱家(大田区大森西)は塩味がポイントの横浜家系ラーメン。豚骨醤油・塩・赤味噌味メニューで希望者に半ライスサービス、でした。
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